【SNOW】スノーフレークの株価と決算

AI,SaaS(クラウド+サブスク),情報技術,米新興株特選

スノーフレークはクラウドベースでデータストレージと分析サービスを提供している米国の新興企業です。

そのプラットフォームでは、様々な場所に保管されたデータをデータウェアハウスで一元管理し、その情報の全貌を社員が共有し、把握できるように可視化します。

そうすることで、社内に蓄積されたデータがビジネスに活かせるようになるわけです。

(SNOWの顧客は、データレイクに非構造化データと半構造化データを収納でき、それを分析し、その結果をデータウェアハウスに保存し、それを社内に共有できる)

データの容量や解析能力において、SNOWのプラットフォームは業界随一の能力を誇っているので、データ重視のビジネスの広がりに乗じて、SNOWは事業を急拡大してきました。

データウェアハウスのビジネスはAMZNやGOOG、MSFTが競合しているものの、SNOWのサービスのレベルは高く、急成長を続けています。

2021Q2の決算によれば、総顧客数は4990、収益が100万ドル以上の規模の顧客は116、フォーチュン500入りしている顧客企業は212。売上継続率は169%という数値を刻んでいます。

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得)。

1/4株価 285.4
9/15株価 324.1
株価上昇率 13.55%
52週高値 429
52週安値 184.7
β値
EPS -2.59
PER
配当利回り
時価総額(億$) 975
株式数(億) 3

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

graph

株価の推移を1年ごとに見てみましょう。

★1:各年の株価伸び率(※21年終値は9/15株価)
SNOW 初値 終値 上昇率
2021 285.4 324.1 14%
2020 245 281.4 15%
★2:各年初から21/9/15までの伸び率
21年~ 20年~ 19年~ 18年~
14% 32%


四半期決算(2021予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。

※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。

※8/23時点での21Q2の予想値では英語版ヤフーファイナンスの値を記載しているが、この値とNON-GAAP基準でのEPSの値との差があまりにも大きいことから、英ヤフーはGAAP基準での予想値を記載していると推測し、決算概要のヒストリーを整理する図表では別の予想値を記載した(street insiderの予想値。ただ、street insiderの記事ではNON-GAAPの予想値とみられる値とGAAP基準のEPSを対比している模様)

EPS:予想と結果

予想 9/12 1月前 2月前
Y:2022 -0.19 -0.5 -0.52
Y:2021 -0.31 -0.58 -0.59
Q:21/10 -0.06 -0.16 -0.16
Q:21/7 -0.15 -0.15 -0.15
EPS 予想 結果
21/7 -0.64 -0.64 0 0
21/4 -0.16 -0.12 0.04 25.0
21/1 -0.17 -0.16 0.01 5.9
20/10 -0.26 -0.28 -0.02 -7.7

graph

売上高:予想と結果

予想 9/12 1月前 2月前
Y:2022 1880 1830 1830
Y:2021 1150 1110 1110
Q:22/1 340
Q:21/10 306 292 292
売上 予想 結果
21/7 257 272 15 5.8
21/4 213 229 16 7.5
21/1 178 190 12 6.7
20/10 148 160 12 8.1

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ガイダンス

(Q=四半期、Y=通年、予=予想。「21/1」は21/1決算で出した次期Qもしくは通年のGDを示す)

SNOWのガイダンスでは製品売上高(プロダクトレベニュー)が用いられるが、Yahoo financeの予想値は総収入。

そのため、総収入が製品売上高に対して何%ぐらい大きいのかを把握しないと両者を比べられない。

参考までに両者の比率を計算すると、以下の通りになる。

21/7:21Q2決算では製品売上254.6M:総収入272.2M。同じ比率(*1.069)でGD平均値の総収入を概算すると302M(予想値は292M)

21/4:21Q1決算では製品売上213.8M:総収入228.9M。同じ比率(*1.071)でGD平均値の総収入を概算すると254.3M(予想値は251M)

21/1:20Q4決算では製品売上178.3M:総収入190.5M。同じ比率(*1.068)でGD平均値の総収入を概算すると211M(予想値は213M)

売上高 Q:予 Q:GD Y:予 Y:GD
21/7 292 280~285 1110 1060~1070
21/4 251 235~240 1090 1020~1035
21/1 213 195~200 1100 1000~1020
20/10 162~163 538~543


通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

graph

SNOW 売上高 営業CF 同マージン 純利益
19/1 97 -144 -148% -178
20/1 265 -177 -67% -349
21/1 592 -45 -8% -539

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上成長率など

SNOW SG(%) EPS DSO
19/1 36% -0.83 239.2
20/1 173% -1.63 167.4
21/1 123% -3.81

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

graph

SNOW 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
19/1 764 1077 -312 -41%
20/1 1013 1557 -545 -54%
21/1 5921 985 4936 83%

ROAとROEなど

SNOW ROA ROE 流動比率
19/1 -23% 57% 482%
20/1 -34% 64% 160%
21/1 -9% -11% 545%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

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SNOW 営業CF 投資CF 財務CF
19/1 -144 -363 414
20/1 -177 138 57
21/1 -45 -4037 4775