VNM:ベトナムETFの株価と配当

海外ETF

VNM(ヴァンエックベクトル ベトナムETF)の情報を整理してみます。

このページでは積立や資産運用の参考となるように、ETF(投資信託)の概要(連動するインデックス等)や株価チャート、配当利回り、ポートフォリオ等の詳細を紹介してみましょう

ベトナムETF(VNM)の概要

ヴァンエック・ベトナムETF(VanEck Vietnam ETF)はMVIS Vietnam指数に連動し、このインデックスと同水準の投資成果を目指します。

ベトナムの主要企業を中心に分散投資する米国籍の上場投資信託です。

株価:過去~現在

※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。




配当(分配金)と利回り

年間累計の分配金(ドル)を株価で割った利回りの推移を見てみます。

利回り
2023 5.21%
2022 0.96%
2021 0.49%
2020 0.4%
2019 1.41%
2018 0.83%
2017 0.99%
2016 2.45%
2015 3.7%
2014 2.66%


ポートフォリオ

次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、組入れ上位10銘柄ははチャールズシュワブのサイト内のページを参照。

ベトナム経済の現状

最後に、ベトナムの経済力を見ていきましょう。

ベトナムは社会主義国でしたが、冷戦の終わり頃から中国と同じく経済面での開放政策(ドイモイ)を進めました。

1986年の第6回党大会で市場経済システムの導入と対外開放からなるドイモイ(刷新)路線を継続。90年代には経済が好転し、1995~96年には9%台の経済成長率を記録しています。

その後、アジア経済危機でダメージを受けたものの、2000年~2010年の平均経済成長率は7%台となり、高成長を続けました.

2020年は感染症対策がうまくいったので、今後の経済回復が期待されています。

ここで、世界銀行のデータバンクから主要統計を閲覧してみます。

実質GDPと成長率

(※実質GDPは2015年米ドル基準。単位は億ドル )

ベトナム 実質GDP 名目GDP 実質成長率
2005 1305 576 7.55
2006 1397 664 6.98
2007 1496 774 7.13
2008 1581 991 5.66
2009 1666 1060 5.4
2010 1773 1472 6.42
2011 1887 1726 6.41
2012 1991 1956 5.5
2013 2101 2137 5.55
2014 2236 2335 6.42
2015 2393 2393 6.99
2016 2553 2571 6.69
2017 2730 2814 6.94
2018 2934 3101 7.47
2019 3149 3344 7.36
2020 3240 3466 2.87
2021 3323 3661 2.56
2022 3589 4088 8.02

一人当たりGDP/人口/失業率

(*失業率はILO方式。一人当たりGDP〔実質〕の単位はドル、人口は万人)

ベトナム 1人あたりGDP 人口(万人) 失業率
2005 1570 8314 2.08
2006 1664 8395 2.05
2007 1765 8476 2.03
2008 1847 8560 1.89
2009 1927 8648 1.74
2010 2029 8741 1.11
2011 2136 8835 1
2012 2229 8930 1.03
2013 2328 9027 1.32
2014 2451 9124 1.26
2015 2595 9219 1.85
2016 2741 9313 1.85
2017 2903 9403 1.87
2018 3091 9491 1.16
2019 3288 9578 1.68
2020 3352 9665 2.1
2021 3409 9747 2.38
2022 3655 9819 1.54