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【V】ビザ(Visa)は好業績。S&P500指数の二倍の株価伸び率

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米国市場の株高が続いていますが、あまりにも麗しい数字が並びすぎているので、「どこかでドンデン返しが来るのではないか」という不安の声も散見されます。

こういう時期にどんな買い物をすればよいのかーー。

よくわからなければ、とりあえず、米国市場全体に分散投資するVTIやS&P500指数に連動した分散投資をかけるVOO(バンガードS&P500 米国ETF)のようなインデックス投信を買う手もあります。

上り調子の株に投資しながら、リスクヘッジのために債券に手を伸ばすという手もあるかもしれません。

しかし、今回は、違った観点から「米国市場に賭ける」方法を考えてみます。

いちばんシンプルに考えれば、景気が伸びる時にはお金を使う量が増えるため、クレジットカードの使用量も伸びるはずです。

だったら、米国経済が伸びる時には、米国のクレジットカード会社も伸びるのではないでしょうか。

そんな観点から、今回は、VISAを取り上げてみます。

Visa株を1800ドル買ってみた!

前掲の論理は非常にシンプルですが、実際にビザ(V)やマスターカード(MA)の株価を調べてみると、あながち間違いではないようです。

2013年から2017年までで比較すると、ビザとマスターカードの株価の伸び率は前掲のVOOを上回っていました(ただし、この二社は低配当株)。

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VOOが90%台の伸び率なのに対して、VISAやMASTERCARDの伸び率は200%台なので、二倍以上の伸び率になっています。

たまに株価も下がっていますが、クレジットカードは生活を支える基幹インフラなので、不況になっても一定の使用量はキープされます。

不況でもクレカで買い物したり、お金を借りたりするからです。

そう考えてみると、「今後、米国でバブル崩壊等が起きても、しぶとく生き残る銘柄として、VISAやMASTERCARDは有力だ」という見方も成り立つのではないでしょうか。

むろん、これは一素人としての予測にすぎませんが、筆者はこういう理由で、VISA株を12月上旬に約1800ドル(112.53ドル×16株)ほど購入しました。

だいたい20万円ぐらいのお金で投資してみました。

筆者はやや軍事マニアなので、グラマンやユナイテッドテクノロジーを買っていましたが、もう少し毛色の変わった株を買いたくなり、不況でもあまり下がらないクレカ株に目をつけたわけです。

クレカ株の魅力は安定性なので、上がり下がりの激しいマスターカードよりもVISAを選びました。最近はマスターカードのほうが上がりがやや激しくなっていたことも選択の理由に入っています。

Visaの業績は順調

Visa.incは世界の200ヵ国以上でクレジットカード等の決済を行う大企業です。

デビットカード、プリペイドカード、ATM決済、電子決済等も行っています。

Visaは決済高で世界首位。認証ネットワーク(Visa Net)を通して各国で決済手数料を安定的に確保しています。

歴史をたどれば、バンク・オブ・アメリカが始めたカード事業(BankAmericard)が前身で、2007年にIPOのために組織を再編。

株式会社化をした後に上場し、16年6月に別組織であったビザ・ヨーロッパを19億ドルで買収しています。

改めてVISAの経営指標を『年次報告書』(2017/9/30)で見てみましょう。

(以下、EPSと一株当たり配当金の単位はドル。それ以外の単位は億ドル。17年=17年9月。CF=キャッシュフロー。EPS=当期純利益/発行済株式総数。増資による株式数増を考慮した「希薄化後EPS」で比較)

  17 16 15 14 13
売上高 183 151 139 127 117
営業費用 62 72  48  50  45 
営業利益 121 79  91  77  72 
純利益 67 60 63 54 50
EPS ($) 2.8 2.48 2.58 2.16 1.9
1株配当  0.66 0.56 0.48 0.4 0.33
総資産 680 640 394 375 355
純資産 328 329 298 274 269
営業CF 92 56 66
投資CF 7 ▲109 ▲14
財務CF ▲59 75 ▲36
現金同等物 +43 +21 +15

前掲の報告書では、収入の構成が以下のように説明されています。

  • サービス手数料:80億$
  • データ処理手数料:63億$
  • 国際取引手数料:78億$
  • その他収入:8億$
  • 総収入:229億$
  • クライアントに支払うインセンティブ:46億$
  • 純営業収入:184億$

Visa好業績の背景とは

マネックス証券のリポートでは「足元動向」が以下のように説明されていました。

【第3四半期(4~6月)の要旨】

  • 売上高:45億6500万ドル(前年同期比25.75%増)
  • 純利益:20億5900万ドル(同約4.99倍)
  • 大幅増益の要因:ビザ・ヨーロッパの買収関連費用(18億7700万ドル)がなくなったこと
  • カード利用総額:2兆5920億ドル(34.09%増)
  • 〔内訳は「デビットカード:1兆4780億ドル(43.49%増)+クレジットカード:1兆1150億ドル(23.47%増)」〕。
  • 支払取扱件数:367億400万件(42.52%増)

【各部門も増収】

  • データプロセス手数料:19億8400万ドル(28.74%増)
  • サービス手数料:19億4800万ドル(19.14%増)
  • 国際取引手数料:15億7100万ドル(44.92%増)

マネックス証券のレポートによれば、地域別売上構成は米国が52.1%、その他海外が46.7%。

完全に米国だけに依存しきっていない点も経営上の強みとなっています。

ブルームバーグのサイトで見ると(12/19閲覧)、1年トータルリターンが46.54%。株価収益率(PER)が33.13なので、やや株価上がり尽くしの感はありますが、今後の将来性を考えれば、十分に購入先の候補に入れてもよい銘柄だと思います。

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