BLK(ブラックロック)今後の見通し
ブラックロック(BlackRock Inc)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
直近決算
BLK(ブラックロック)は4月15日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想11.48$→結果12.53$
・売上高:予想64.3億$→結果67億$(前年同期比+27%)
★出典
IRページ
★予想値は以下のページを参照しました。
streetinsider
ブラックロック(BlackRock, Inc.:NYSE: BLK)は、世界最大級の資産運用会社で、個人投資家、機関投資家、年金基金、政府系ファンド、保険会社など多様な顧客に運用商品とサービスを提供しています。2026年3月末時点の運用資産残高(AUM)は13.89兆ドルで、2025年末の約14.0兆ドルからは市場変動の影響でやや低下したものの、四半期の純流入は1,300億ドルと堅調でした。[1]
同社は株式・債券・マルチアセット・オルタナティブ・インデックス運用をカバーし、テクノロジープラットフォーム「Aladdin」によるリスク管理・運用基盤も外部提供しています。2025年末時点では、AUMは約14.0兆ドル、従業員数は約2.49万人、30超の国で事業を展開し、顧客は100超の国に及びます。[2]
主な事業領域
★資産運用:株式・債券・オルタナティブ・インデックス運用など、幅広い戦略で顧客資産の運用を支援しています。2026年Q1には、ETF、アクティブ運用、プライベート市場などを中心に1,300億ドルの四半期純流入を記録し、直近12か月では7,440億ドルの純流入、10%のオーガニック・ベースフィー成長となりました。[1]
★ETF事業(iShares):世界的に利用されるETFブランドです。2025年にはiSharesのグローバルETF残高が5兆ドル超に到達し、ETF市場におけるブラックロックの存在感はさらに高まりました。債券ETF、アクティブETF、テーマ型ETFに加え、暗号資産関連ETF(例:IBIT)など新領域も拡大しています。[3]
★リスク管理・アドバイザリー(テクノロジー):Aladdinを通じたデータ・リスク分析基盤を提供し、機関投資家のポートフォリオ管理やリスク管理を支援しています。2025年にプライベート市場データのPreqin買収を完了したことで、非公開資産領域のデータ、ベンチマーク、分析機能をAladdinと組み合わせる方向が明確になりました。2026年Q1には、テクノロジーサービスおよびサブスクリプション収入が前年同期比22%増となり、AladdinとPreqinの寄与が示されました。[4][1]
近年の拡張(M&A・プラットフォーム強化)
- インフラ運用:Global Infrastructure Partners(GIP)の買収を2024年10月1日に完了しました。インフラのエクイティ、デット、ソリューションを統合し、専業ブランド「GIP, a part of BlackRock」として展開しています。[5]
- プライベート市場データ:Preqin買収を2025年3月3日に完了しました。Preqinは、プライベートエクイティ、プライベートクレジット、インフラ、不動産などの非公開市場データを扱う企業で、Aladdinとの連携により、公開市場と非公開市場を横断した分析基盤の強化が期待されます。[4]
- プライベートクレジット:HPS Investment Partnersの買収を2025年7月1日に完了しました。HPSの追加により、ブラックロックはPrivate Financing Solutions(PFS)を創設し、プライベートクレジットを中核とする約1,900億ドルの顧客資産を持つ統合プラットフォームを構築しました。[6]
沿革(要点):ブラックロックは1988年に設立されました。リスク管理に強みを持つ固定所得運用から出発し、買収・提携を通じてグローバルに拡大してきました。2009年のBGI買収でiSharesを取得し、ETF事業を大きく伸ばしました。2024~2025年には、GIP、Preqin、HPSの取り込みにより、インフラ、プライベート市場データ、プライベートクレジットの3領域を一気に強化しました。[2][5][4][6]
ミニ解説
・AUMの見方:AUMは、市況要因(株式・債券価格の上昇/下落)と資金流出入(ネットフロー)の双方で動きます。2026年Q1はAUMが2025年末比でやや低下しましたが、純流入は1,300億ドルと堅調でした。
・「公募×私募×テック」の組み合わせ:上場ETFのiShares、非公開資産のGIP・HPS、データ基盤のAladdin・Preqinを束ねることで、ブラックロックは顧客のポートフォリオ全体を設計・管理する立場を強めています。
・投資家が見るべき点:短期的にはAUMが市場価格に左右されますが、中長期では、ベースフィーのオーガニック成長、ETFフロー、プライベート市場の収益化、Aladdin/Preqinのテクノロジー収入が重要です。
【注】(出典リンク)
- 2026年Q1決算・AUM・純流入・テクノロジー収入 → BlackRock Reports First Quarter 2026 Results → Q1 2026 Earnings Release PDF(確認日:2026-05-10) ↩
- 2025年末AUM・従業員数・事業展開国・沿革 → BlackRock Form 10-K 2025(SEC) → 2025 Annual Report PDF(確認日:2026-05-10) ↩
- iShares ETF残高5兆ドル超 → ETF.com → Funds Europe(確認日:2026-05-10) ↩
- Preqin買収完了・Aladdin連携 → BlackRock Completes Preqin Acquisition → BlackRock Aladdin: Preqin(確認日:2026-05-10) ↩
- GIP買収完了 → BlackRock Completes Acquisition of Global Infrastructure Partners → SEC添付リリース(確認日:2026-05-10) ↩
- HPS買収完了・PFS創設・プライベートクレジット資産 → BlackRock Completes Acquisition of HPS Investment Partners → BlackRock to Acquire HPS Investment Partners(確認日:2026-05-10) ↩
四半期決算(EPSと売上)の推移:予想と結果
最後に、四半期決算について予想と結果を確認します。
売上高とEPSについて、マーケットのアナリスト平均値と企業の発表を比べてみます。
(単位はEPSがドル、売上高が100万ドル)。
EPSと売上:予想:結果
【出典】

