QCOM(クアルコム) 株価·チャート
クアルコム(QUALCOMM, Inc.)の株価チャートの推移と主な指標(目標株価やPERなど)を確認します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(QCOM/AVGO:クアルコムとブロードコムを比較)を参照
企業概要
クアルコム(QUALCOMM, Inc.)は移動通信技術で世界トップの大手企業です。携帯電話で用いる半導体の販売と特許ライセンスを収益源としています。
QCOMはデジタルワイヤレス通信機器メーカーとして、携帯向けの符号分割多重接続(CDMA)方式の技術を開発。
それをライセンス供与し、ロイヤリティ収益を得ています(工場を持たないファプレス企業として、無線チップやソフトウエアの生産はファウンドリー等に委託)。
そして、直交周波数分割多重接続(OFDMA)方式やスマートフォン向け画像処理の技術でも世界トップです。
QCOMは、現在、先進国における5G、新興国における4Gの高速データ通信に焦点を当てています。
近年の動きを見ると、2015年には英CSRを買収。
2017年11月にAVGO(ブロードコム)から受けた買収提案は18年3月に政府が安全保障上の懸念があると判断。AVGOは提案を取り下げました。
19年以降、5Gで米国の同業他社に先行。アイフォンに4Gの半導体を提供していたINTC(インテル)は5G携帯から撤退したので、AAPLは従来の訴訟(知財紛争)をやめ、クアルコムから取り寄せを決めました。AAPLは訴訟よりも5G時代へのキャッチアップを急いだわけです。
しかし、その後、カリフォルニア州で米連邦地裁がQCOMは反トラスト法(米国の独占禁止法)に違反したと判断。携帯向け半導体市場で優位的地位を用いて電話メーカーに高すぎる特許使用料を課したとみなされています(QCOMは上訴)。
20年にはファーウェイとの特許使用料問題が解決し、今後は特許使用料をもらえるようになりました。
【事業別売上比】(四捨五入のため累計が99%や101%のケースあり)
★QCT=クアルコムCDMAテクノロジー
★QTL=クアルコムテクノロジーライセンス
★RI=調整項目
地域別売上高では2022年でベトナムが約14%にまで増えています(その他の項目の中で最大)。
【事業構成】
【地域別売上高】