AMGN(アムジェン)今後の見通し
アムジェン(Amgen inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(AMGNとGILDを比較:アムジェンとギリアドサイエンシズ)を参照
直近決算
AMGN(アムジェン)は2024年10月30日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想5.11$→結果5.58$
・売上高:予想85.1億$→結果85億$(前年同期比+23%)
★ガイダンス
《通年》
・EPS:予想19.51$→結果19.2~20$
・売上高:予想332億$→結果330~338億$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
アムジェン(Amgen inc.)はバイオ医薬の大手企業です。
遺伝子組換えや細胞培養といったバイオテクノロジーで製薬を続けています。
バイオ医薬の草分けとなる企業であり、バイオ専門医薬業では世界のトップ規模を誇っています(売上は米国とカナダで8割を占める)。
ガン、腎臓病、関節リウマチ、骨疾患といった難病の治療薬と治療方法の開発を続けてきました。
近年では、脂質異常症治療剤 (CETP阻害剤)「TA-8995」を手がけるオランダの「Dezima Pharma BV」(「出島」にちなむ社名)を2015年に買収しました。
2008年に日本市場を撤退した後、13年にアステラス製薬と合弁事業を展開。16年4月には高コレステロール血症治療薬の「レパーサ」を発売しています。
17年10月31日には、キリンホールディングスHDがAMGN(アムジェン)との合弁解消を発表しました(キリンアムジェンの全株式をAMGNに858億円で売却)。
AMGNの薬の用途は以下の通りです。
★エンブレル:リウマチ治療薬
★ニューラスタ:白血球増殖薬
★プロリア:骨粗しょう症治療薬
★アラネスプ:赤血球生成促進剤
★デノスマブ:骨転移治療薬
★アプレミラスト:乾癬性関節炎の治療薬
★エポジェン:赤血球増殖薬
★カルフィルゾミブ:骨髄腫対策用
【事業構成】
【地域別売上高】