CSCO(シスコシステムズ)今後の見通し
シスコシステムズ(Cisco Systems)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
直近決算
シスコシステムズは2024年11月13日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.87$→結果0.91$
・売上高:予想137.8億$→結果138.4億$(前年同期比-6%)
★ガイダンス
《四半期》
・EPS:予想0.87$→結果0.89~0.91$
・売上高:予想137.3億$→結果137.5~139.5億$
《通年》
・EPS:予想3.58$→結果3.6~3.66$
・売上高:予想559億$→結果553~563億$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
シスコシステムズはネットワークソリューションに関してハードウェアとソフトウェアを提供する世界有数の大企業です。
CSCOは通信業者や一般企業に向けてルーターやイーサネットスイッチ、ワイヤレス(LAN)製品、IoT関連製品、Web会議アプリやビデオ会議端末、音声システム(IP電話)、ファイアウォールやSDN(ソフトウェア定義型ネットワーク)製品等を提供しています。
1984年にスタンフォード大でコンピュータオペレーターだったレン・ボサックとサンディ・ラーナー夫妻(90年に同大を辞職)が設立した企業が世界規模に大発展したのです。
CSCOの市場支配力はルータが約6割、スイッチが約7割なので、なかなかその座を脅かすのは困難です。
最近は成長率の低い従来事業を最適化し、優先分野となるセキュリティ、次世代データセンター、クラウドなどへの投資を拡大しています。
ソフトウェア売上高においては、サブスクリプション化が順調に進み、18年末時点で65%を占めるに至りました。
【事業構成】
【地域別売上高】