FDX(フェデックス)今後の見通し
フェデックス (FedEx Corp.) の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(UPSとFDXを比較:ユナイテッドパーセルとフェデックス)を参照
直近決算
FDX(フェデックス)は2024年9月19日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想4.86$→結果3.6$
・売上高:予想219.6億$→結果216億$(前年同期比±0%)
(株価チャートは9/20 7:23時点)
★ガイダンス(通年)
・EPS:予想20.71$→結果20~21$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
フェデックスは1971年に設立されたアメリカのグローバル物流企業です。
国際航空貨物輸送においては世界最大級のネットワークを有し、航空機を活用した迅速な配送サービスで世界中の企業や個人に支持されています。
FedExは、約678機の航空機を保有し、独自の空港ハブシステムを活用することで、翌日配送など迅速な輸送を実現しています。」
さらに、2016年には欧州の宅配大手TNTエクスプレスを買収し、グローバルなサービスの幅を大きく拡大しました。
「空港ハブシステム」とは、主要な空港を拠点として貨物を集約・分配する仕組みで、効率的な配送を実現するためのシステムです。
FedExはこのシステムを世界中に展開することで、圧倒的な配送スピードとネットワークを構築しています。
その事業は、以下の4つの主要セグメントで構成されています。
各部門は、航空輸送や地上輸送だけでなく、輸送に関わる幅広いサービスをワンストップで提供することにより、顧客の物流ニーズに応えています。
(1) FedEx Express:航空輸送を主力とする部門です。世界各国に広がる航空ネットワークを利用し、迅速な国際配送サービスを提供。2016年のTNTエクスプレス買収により、欧州市場でのネットワークが強化され、グローバルな配送力が一層向上しました。
(2) FedEx Ground:米国内および一部国際地域で、地上輸送(小包・宅配便)のサービスを提供。効率的な配送ルートと広範な車両ネットワークにより、迅速でコスト効率の高いサービスを実現。
(3) FedEx Freight:重量貨物や大口貨物の陸上輸送を手がける部門です。トラック輸送を中心に、産業用貨物や大型商品の輸送に特化したサービスを提供。
(4) FedEx Services:配送に付随する各種物流サービス(税関仲介、サプライチェーン管理、情報技術サポートなど)を提供。顧客の輸送プロセス全体をサポートし、効率的な物流システムの構築に貢献。
FedEx Expressをはじめとする航空貨物部門は、国際物流の主要な収益源です。
FedEx Ground、FedEx Freight、FedEx Servicesなど、各部門が連携して安定した収益基盤を形成しています。
多くのサービスは、長期契約や定額課金(サブスクリプション)モデルにより、予測可能な収益を生み出しています。
こうしたビジネスモデルは、経済状況の変動に対しても比較的安定した収益をもたらしています。
また、FedExは技術革新にも熱心です。
最新のIT技術と自動化システムを導入することで、物流プロセスの効率化と顧客サービスの向上を図っています。
オンライン追跡システムにより、顧客はインターネットやモバイルアプリを通じて、配送状況をリアルタイムで確認可能。
ビッグデータやAIを活用したシステムにより、配送ルートの最適化、需要予測、在庫管理などを効率化。
自動運転車両やドローン配送など、次世代物流技術の実証実験を通じ、将来的な配送システムの変革に取り組んでいます。
【出典】
【事業構成】
【地域別売上高】