APD(エアープロダクツアンドケミカルズ)今後の見通し

素材

エアープロダクツアンドケミカルズ(Air Products and Chemicals, Inc)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

直近決算

エアプロダクツ・アンド・ケミカルズは2024年11月7日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想3.48$→結果3.56$
・売上高:予想32.2億$→結果31.9億$(前年同期比+0%)
★ガイダンス
《四半期》
・EPS:予想3.04$→結果2.75~2.85$
《通年》
・EPS:予想9.95$→結果12.7~13$
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。

企業概要

エアープロダクツ&ケミカルズは、1940年に設立されたアメリカの大手産業ガスおよび化学品メーカーです。

酸素、窒素、アルゴンといった大気ガスや、水素、一酸化炭素などのプロセスガス、さらには医療用ガスや特殊化学品まで、幅広い製品を提供しています。

既存の製造プロセスの効率化と新技術の導入により、製品ラインナップの充実と生産コストの削減を実現。

鉄鋼、化学、エネルギー、医療、食品加工、エレクトロニクスなど、様々な産業分野に不可欠な原材料を供給しています。

米国を中心にしつつも、サウジアラビアや中国などでも新たな合弁事業を設立するなど、世界中で事業を拡大しています。

APDは連続増配(配当貴族企業)としても知られています。

主な事業は以下の通りです。

(1) 産業用ガス事業:鉄鋼、化学、エネルギー、医療、食品加工、エレクトロニクスなどの産業に供給。工場や病院、その他の施設向けに直接販売を行っています。

・大気ガス:酸素、窒素、アルゴン、ヘリウムなど

・プロセスガス:二酸化炭素、水素、特殊ガス、電子ガス、アセチレンなど

・医療ガス:医療現場で利用される高品質ガス

(2) 化学品・プロセス技術事業:ガスの製造と連動した化学製品や装置を提供。

・ガス処理装置やプロセスシステム

・特殊化学品

・ポリウレタン中間体

・界面活性剤

【出典】

Posted by 南 一矢