C3AIの株価·チャート

AI(人工知能),SaaS(クラウド+サブスク),情報技術,米新興株特選

シースリーエーアイ(C3.ai Inc)の株価チャートの推移と主な指標(目標株価やPERなど)を確認します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

企業概要

シースリーエーアイ(C3.ai)はビリオネアのトム・シーベルが設立した企業向けAIのプラットフォームをサブスクリプション方式で提供する企業です。

C3AIのソフトがカバーしているのは、予知保全や不正検知、センサーネットワークの健全化、供給ネットワークの最適化、エネルギー管理、マネーロンダリングの防止、顧客エンゲージメントなど、広範な領域にわたっています。

現在、企業向けのAIソフトウェアを提供する企業が乱立し、使いにくいAIプラットフォームがあふれかえっていますが、C3AIは、この状況を、汎用性の高いプラットフォームを提供することで解決しようとしています。

草創期のPCの世界ではOSが乱立しており、最後にはウィンドウズかマックという形に整理されましたが、現在のAIプラットフォーム市場は乱戦状態が続き、その乱立がユーザーにある種の不便さをもたらしています。

そのため、これを解決することで、シーベルは、かつてのゲイツのようなメジャープレイヤーとなることを狙っているわけです。

CSAIのプラットフォームに関しては、第三者機関による比較検証で、同じ開発作業がAMZNのAWSの26分の1、MSFTのAzureの18分の1で可能になるとの結果が報告されています。

かなりの優れものらしく、ORCLで活躍した前歴を持つシーベルのカリスマ性もあって、C3AIはBtoBでの業績拡大が期待されています。

すでに米空軍等の公的機関、MMMやシェル等の大企業が採用しており、モデルケースとしてはエネルギー大手のBKR(ベーカーヒューズ)が注目されています。

そこで、この記事ではC3AIの決算や業績などを整理し、その将来性を探ってみたいと思います。

Posted by 南 一矢