C3.ai(シースリー・エーアイ)の株価・決算|次回決算日と業績予想

AI(人工知能),SaaS(クラウド+サブスク),情報技術,株価•決算

最終更新:2026年8月5日

直近決算をFY2026第4四半期・通期へ更新し、Thomas M. Siebel氏のCEO復帰、FY2027会社予想、現金残高、フリーキャッシュフロー、次回決算日の公表状況を反映しました。このページは株価・直近決算・業績予想を中心に扱います。

C3.aiは現在、売上成長株というより、営業・費用構造を再建中の赤字AI企業です。

  • FY2026売上高:2.503億ドル、前年比35.7%減
  • FY2027売上予想:2.10億~2.40億ドル
  • FY2026フリーCF:1.921億ドルの赤字
  • CEO:Thomas M. Siebel氏が2026年5月に復帰
  • 次回決算日:2026年8月5日時点で公式未発表

株価を確認する際は、企業向けAI市場の成長だけでなく、売上の底打ち、粗利益率、キャッシュ消費、株式数の増加、営業組織の再建を確認する必要があります。[1][2]

C3.aiの株価|金利・200日移動平均線と比較

※チャート左目盛り:株価200日移動平均線
※チャート右目盛り:米国10年国債利回り
※株価成長率、前日比、52週高値・安値、PER、時価総額、発行済株式数、出来高などを表示します。株価は最大20分遅延です。

C3.aiは赤字企業のため、PERだけでは評価できません。

株価を見る際は、売上成長率、粗利益率、営業損失、フリーキャッシュフロー、現金残高、株式報酬、発行済株式数を合わせて確認します。米国長期金利の上昇は、将来利益への期待で評価される赤字グロース株のバリュエーションを押し下げる要因になります。

C3.aiの最新決算|FY2026 Q4・通期結果

FY2026第4四半期

項目 FY2026 Q4 前年同期 変化・評価
売上高 5,160万ドル 1億870万ドル 約52.5%減
サブスクリプション売上 4,840万ドル 8,730万ドル 約44.6%減
サブスク構成比 94% 80% 構成比は上昇
GAAP粗利益率 22% 62% 40ポイント低下
Non-GAAP粗利益率 37% 69% 32ポイント低下
GAAP EPS -0.79ドル -0.60ドル 赤字拡大
Non-GAAP EPS -0.33ドル -0.16ドル 赤字拡大
期末現金等 5.754億ドル 7.427億ドル 現金消費が進行

FY2026 Q4は売上高が会社予想の4,800万~5,200万ドルの範囲内でしたが、前年同期から半減しました。サブスクリプション構成比は94%まで上がった一方、粗利益率は大きく低下しています。GAAPとNon-GAAPでは除外項目が異なるため、EPSは必ず区別して確認します。[1]

FY2026通期

項目 FY2026 FY2025 変化
売上高 2.503億ドル 3.891億ドル 35.7%減
サブスクリプション売上 2.271億ドル 3.276億ドル 約30.7%減
サブスク構成比 91% 84% 7ポイント上昇
GAAP粗利益率 31% 61% 30ポイント低下
Non-GAAP粗利益率 46% 70% 24ポイント低下
GAAP EPS -3.35ドル -2.24ドル 赤字拡大
Non-GAAP EPS -1.35ドル -0.41ドル 赤字拡大
営業キャッシュフロー -1.902億ドル -4,141万ドル 赤字拡大
フリーキャッシュフロー -1.921億ドル -4,445万ドル 赤字拡大

FY2026は売上、粗利益率、営業キャッシュフローが同時に悪化しました。株価が再評価されるには、費用削減による損失縮小だけでなく、売上高と粗利益率の底打ちを確認する必要があります。[1]

C3.aiの次回決算日はいつ?

2026年8月5日時点で、FY2027第1四半期の決算発表日は公式未発表です。

C3.aiの公式イベントカレンダーには、次回決算に関する予定が掲載されていません。過去の発表時期から推測した日付を、確定日として扱わないようにしてください。[2]

確認項目 2026年8月5日時点
次回決算日 公式未発表
対象四半期 FY2027第1四半期
会社売上予想 5,000万~5,400万ドル
会社Non-GAAP営業損失予想 4,050万~4,850万ドル
市場予想 決算日確定後に取得日・定義付きで更新

外部サイトのEPS予想は、「調整後EPS」「Non-GAAP EPS」など定義が異なる場合があります。予想と結果を比較する際は、会社が発表するGAAP EPS、会社Non-GAAP EPS、市場予想の定義を分けて掲載してください。

FY2027の売上・営業損失予想

項目 FY2027 Q1会社予想 FY2027通期会社予想
売上高 5,000万~5,400万ドル 2.10億~2.40億ドル
Non-GAAP営業損失 4,050万~4,850万ドル 1.28億~1.60億ドル

FY2027通期売上予想は、FY2026実績2.503億ドルを約4~16%下回る水準です。会社は約1.35億ドルの年率Non-GAAP費用削減を進めていますが、FY2027も売上成長より費用構造とキャッシュ消費の改善を優先する再建年度と見られます。[1][3]

現金残高を見る際の注意

2026年4月30日の現金・現金同等物・市場性有価証券は5.754億ドルでした。会社は6月3日時点の残高を6.73億ドルと発表していますが、この金額にはThomas Siebel氏が617万株を1株11.16ドルで購入した資金が含まれます。

現金残高の増加が本業によるキャッシュ創出ではなく、株式発行による資金流入を含む点に注意が必要です。株主にとっては、資金余力の増加と株式希薄化の両面があります。[1]

C3.aiの株価が下落した理由

売上高の急減

FY2026売上高は前年比35.7%減、Q4売上高は前年同期から約52.5%減少しました。

粗利益率の低下

通期GAAP粗利益率は61%から31%へ低下しました。売上減少に対して導入・サービス費用が重くなっています。

キャッシュ消費

FY2026のフリーキャッシュフローは1.921億ドルの赤字で、前年より赤字幅が拡大しました。

FY2027も減収予想

会社予想の上限2.40億ドルでも、FY2026実績を下回ります。

経営体制の再変更

Stephen Ehikian氏のCEO就任から約8カ月でThomas Siebel氏がCEOへ復帰しました。

株式希薄化

株式報酬や新株発行は現金支出を抑える一方、1株当たり価値を薄める可能性があります。

AI関連市場の拡大だけでは、C3.aiの株価上昇を説明できません。市場は、企業向けAIの受注件数よりも、それが継続売上、粗利益、キャッシュフローへ変換されるかを重視しています。

C3.aiとは|企業向けAIアプリケーション会社

C3.ai(NYSE:AI)は、企業や政府機関がAIアプリケーションを開発・導入・運用するためのソフトウェアを提供する米国企業です。主な製品は、C3 Agentic AI Platform、業界別のC3 AI Applications、C3 Generative AI、C3 Codeです。

対象分野は製造、エネルギー、公益、政府・防衛、金融、ヘルスケア、サプライチェーンなどです。一般消費者向けの生成AIサービスというより、企業の予知保全、需要予測、不正検知、業務最適化などへAIを組み込む会社です。

2026年5月8日、創業者Thomas M. Siebel氏がCEO兼会長へ復帰しました。Stephen Ehikian氏は社長として、営業・製品・組織再編を担当しています。[3]

四半期決算の推移|EPS・売上予想と結果

四半期ごとの売上高とEPSについて、市場予想と会社発表を比較します。EPSは、GAAP、会社Non-GAAP、外部サイトの調整後EPSを混在させず、指標名と取得日を明記してください。

※単位はEPSがドル、売上高が100万ドル。市場予想は取得日時点の平均値であり、決算直前まで変化します。会社の四半期決算ページと、同じ指標定義の市場予想を比較してください。

C3.aiの株価・決算に関するよくある質問

C3.aiの次回決算日はいつですか

2026年8月5日時点では公式未発表です。C3.aiのイベントカレンダーと四半期決算ページで最新情報を確認してください。

C3.aiの最新決算はどうでしたか

FY2026 Q4売上高は5,160万ドルで、前年同期から約52.5%減少しました。GAAP EPSは-0.79ドル、Non-GAAP EPSは-0.33ドルです。

C3.aiの売上はなぜ減少したのですか

営業・サービス組織の混乱、大型案件の獲得遅延、導入案件から本番契約への転換不足、プロフェッショナルサービス売上の減少などが重なりました。会社は営業組織と費用構造を再編しています。

C3.aiのCEOは誰ですか

Thomas M. Siebel氏です。2026年5月8日にCEOへ復帰し、会長も兼任しています。Stephen Ehikian氏は社長です。

C3.aiは黒字ですか

黒字ではありません。FY2026のGAAP純損失は4.704億ドル、GAAP EPSは-3.35ドル、フリーキャッシュフローは1.921億ドルの赤字でした。

C3.aiの現金はどのくらいありますか

2026年4月末の現金・現金同等物・市場性有価証券は5.754億ドルです。6月3日時点では6.73億ドルですが、Thomas Siebel氏による新株購入の資金を含みます。

C3.aiの株価が下落した理由は何ですか

売上減少、粗利益率低下、キャッシュ消費、FY2027も減収となる会社予想、経営体制の再変更、株式希薄化への懸念が主な要因です。

C3.aiの長期的な将来性はどうですか

企業向けAI市場、政府・防衛、産業設備向けAIには成長余地があります。一方、売上の底打ち、粗利益率回復、営業キャッシュフロー改善を確認する必要があります。詳細はC3.aiの業績・将来性分析で解説しています。

免責事項:本記事は公開情報に基づく情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価、会社予想、市場予想、決算日は変更されます。投資判断はご自身の責任で行ってください。

【注】(出典リンク)

  1. FY2026 Q4・通期決算、FY2027会社予想、現金、株式購入、キャッシュフロー → C3.ai「Fiscal Fourth Quarter and Full Fiscal Year 2026 Results」(2026-06-03、確認日:2026-08-05)
  2. 次回決算日・イベント予定 → C3.ai「Events Calendar」(確認日:2026-08-05)
  3. Thomas M. Siebel氏のCEO復帰、Stephen Ehikian氏の社長継続、リストラクチャリング → C3.ai「Preliminary Fourth Quarter and Full Fiscal Year 2026 Results」(2026-05-12、確認日:2026-08-05)
  4. 四半期決算資料 → C3.ai「Quarterly Results」(確認日:2026-08-05)

Posted by 南 一矢