【CCL】カーニバルの株価と決算

消費財,カジノ・クルーズ・ホテル等

カーニバル (Carnival Corporation) は豪華客船の運航会社です。

北米と豪州(NAA)、欧州とアジア(EAA)という2つの事業セグメントを持ち、多様なブランド名でクルーズを催行。

★NAA:カーニバルクルーズライン、プリンセスクルーズ、ホランドアメリカライン、P&Oクルーズ、シーボーン

★EAA:コスタクルーズ、アイダクルーズ、P&Oクルーズ、キュナード

新型肺炎の感染が起き、日本で有名になったダイヤモンドプリンセス号は、このうち「プリンセスクルーズ」が運営しています。

2020年には業績が壊滅状態になりましたが、FRBの赤字企業の救済策の恩恵を受け、何とか息をつなぐことができました。

2021年に経済が再稼働するにつれ、業績回復が期待されていますが、ワクチンはまだ全世界に普及していないので、国際クルーズラインの回復はまだ厳しいかもしれません。

しかし、景気循環の恩恵を受ける銘柄の筆頭なので、CCLは投資家の期待を集めています。

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得。配当利回りのみZacks)

1/4株価 21.7
10/15株価 23.7
株価上昇率 9.08%
52週高値 31.5
52週安値 12.1
β値 2.21
EPS -8.55
PER
配当利回り 0
時価総額(億$) 266
株式数(億) 9.8

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう

★1:各年の株価伸び率(※21年終値は10/15株価)
CCL 初値 終値 上昇率
2021 21.7 23.7 9%
2020 51.4 21.7 -58%
2019 48.9 50.8 4%
2018 67.2 49.3 -27%
2017 52.2 66.4 27%
2016 54.2 52.1 -4%
2015 45.9 54.5 19%
2014 39.6 45.3 14%
2013 37.3 40.2 8%
2012 33.5 36.8 10%
2011 46.4 32.6 -30%
2010 32.3 46.1 43%
2009 24.2 31.7 31%
2008 44.2 24.3 -45%
★2:各年初から21/10/15までの伸び率
21年~ 20年~ 19年~ 18年~
9% -54% -52% -65%
17年~ 16年~ 15年~ 14年~
-55% -56% -48% -40%
13年~ 12年~ 11年~ 10年~
-36% -29% -49% -27%
09年~ 08年~
-2% -46%


配当利回りと配当性向

さらに、配当利回りを見てみます。

権利落ち日 配当 利回り 株価
2020/2/20 0.5 4.71% 42.5
2019/11/21 0.5 4.65% 43
2019/8/22 0.5 4.43% 45.1
2019/5/23 0.5 3.88% 51.6
2019/2/21 0.5 3.43% 58.3
2018/11/22 0.5 3.25% 60
2018/8/23 0.5 3.03% 61
2018/5/24 0.5 2.73% 64.2
2018/2/21 0.45 2.3% 69.6
2017/8/24 0.4 2.2% 68.2
2017/5/25 0.4 2.31% 62.8
2017/2/23 0.35 2.5% 55.9

配当性向の推移もモーニングスター(MS)社のデータで確認してみましょう。
★配当性向=1株当たり配当÷EPS×100〔純利益から配当金を支払っている割合〕
★単純計算=EPS÷1株配当。MS試算=モーニングスター社の試算値

年/月 EPS 配当 配当性向
(GAAP) 単純計算 MS試算
08/11 2.9 1.6 55.1
09/11 2.24 0 0
10/11 2.47 0.4 16.1
11/11 2.42 1 41.3 41.3
12/11 1.67 1 59.8 59.9
13/11 1.36 1 73.5 70.4
14/11 1.56 1 64.1 55.6
15/11 2.26 1.1 48.6 58.3
16/11 3.72 1.35 36.2 40.3
17/11 3.59 1.6 44.5 40.8
18/11 4.44 1.95 43.9 42.5
19/11 4.32 2 46.2 45.1
20/11 -13.2 0.5 -3.7


四半期決算(2021予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。
(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス。ただ、2019年6月までのデータ出所はロイター)。

EPS:予想と結果

予想 10/11 1月前 2月前
Y:2022 0.05 6.13 6.13
Y:2021 -5.3 6.06 6.06
Q:21/2 -0.56 0 0
Q:21/11 -1.1 1.19 1.19
EPS 予想 結果
21/5 -1.6 -1.8 -0.2 -12.5
21/2 -1.54 -1.79 -0.25 -16.2
20/11 -1.94 -2.02 -0.08 -4.1
20/8 -2.2 -2.19 0.01 0.5
20/5 -1.52 -3.3 -1.78 -117.1
20/2 0.28 0.22 -0.06 -21.4
19/11 0.51 0.62 0.11 21.6
19/8 2.53 2.63 0.1 3.95
19/5 0.62 0.66 0.04 6.5
19/2 0.44 0.49 0.05 11.4
18/11 0.7 0.7 0 0.0
18/8 2.32 2.36 0.04 1.7
18/5 0.59 0.68 0.09 15.3
18/2 0.43 0.52 0.09 20.9

graph

売上高:予想と結果

予想 10/11 1月前 2月前
Y:2022 15420 18200 18240
Y:2021 2220 2980 3100
Q:21/2 2720
Q:21/11 1460 1760 1800
売上 予想 結果
21/5 193 50 143 74.1
21/2 197 26 171 86.8
20/11 94 34 60 63.8
20/8 81 31 50 61.7
20/5 810 700 -110 -13.6
20/2 4680 4800 120 2.6
19/11 4610 4780 170 3.7
19/8 6210 6530 320 5.2
19/5 4600 4840 240 5.2
19/2 4300 4670 370 8.6
18/11 4460 4460 0 0
18/8 5810 5840 30 0.5
18/5 4330 4360 30 0.7
18/2 4110 4230 120 2.9

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決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

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CCL 売上高 営業CF 同マージン 純利益
08/11 14947 3391 23% 2324
09/11 13460 3342 25% 1790
10/11 14469 3818 26% 1978
11/11 15793 3766 24% 1912
12/11 15382 2999 19% 1298
13/11 15456 2834 18% 1055
14/11 15884 3430 22% 1216
15/11 15714 4545 29% 1757
16/11 16389 5134 31% 2779
17/11 17510 5322 30% 2606
18/11 18881 5549 29% 3152
19/11 20825 5475 26% 2990
20/11 5595 -6301 -113% -10236

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上成長率など

CCL SG(%) EPS DSO
08/11 15% 2.9
09/11 -10% 2.24 10.8
10/11 7% 2.47 7.7
11/11 9% 2.42 5.9
12/11 -3% 1.67 6.3
13/11 0% 1.36 8
14/11 3% 1.56 8.5
15/11 -1% 2.26 7.4
16/11 4% 3.72 6.7
17/11 7% 3.59 6.4
18/11 8% 4.44 6.5
19/11 10% 4.32 7
20/11 -73% -13.2 23.4

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

graph

CCL 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
08/11 33400 14302 19098 57%
09/11 36835 14796 22039 60%
10/11 37490 14459 23031 61%
11/11 38637 14805 23832 62%
12/11 39161 15232 23929 61%
13/11 40104 15548 24556 61%
14/11 39448 15244 24204 61%
15/11 39237 15466 23771 61%
16/11 38881 16284 22597 58%
17/11 40778 16562 24216 59%
18/11 42401 17958 24443 58%
19/11 45058 19693 25365 56%
20/11 53593 33038 20555 38%

ROAとROEなど

CCL ROA ROE 流動比率
08/11 7% 12% 29%
09/11 5% 8% 31%
10/11 5% 9% 22%
11/11 5% 8% 21%
12/11 3% 5% 25%
13/11 3% 4% 29%
14/11 3% 5% 22%
15/11 4% 7% 35%
16/11 7% 12% 24%
17/11 6% 11% 18%
18/11 7% 13% 24%
19/11 7% 12% 23%
20/11 -19% -50% 122%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

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CCL 営業CF 投資CF 財務CF
08/11 3391 -3255 -315
09/11 3342 -3384 -93
10/11 3818 -3501 -404
11/11 3766 -2646 -1093
12/11 2999 -1772 -1190
13/11 2834 -2056 -780
14/11 3430 -2507 -1028
15/11 4545 -2478 -942
16/11 5134 -3323 -2591
17/11 5322 -3122 -2452
18/11 5549 -3514 -1460
19/11 5475 -5277 -655
20/11 -6301 -3240 18650