コムキャスト(CMCSA)の配当推移|利回り・配当性向【2026年】
コムキャスト(CMCSA)の配当推移・利回り・配当性向
コムキャスト(Comcast Corporation/CMCSA)は、2026年の年間配当を1株1.32ドルで維持しています。
四半期配当は0.33ドルです。2025年までは17年連続で増配してきましたが、2026年は増配せず、前年と同額を維持しています。[2]
2026年上期も営業キャッシュフロー149.83億ドル、フリーキャッシュフロー85.05億ドルを生み出しており、現時点では配当支払額に対して十分なキャッシュフローがあります。[1]
一方、国内ブロードバンド契約者の減少が続いているほか、2026年6月にはNBCUniversalとSkyを別会社へ分離する計画が発表されました。今後は企業構造そのものが変化するため、現在の配当余力だけでなく、分離後の資本配分方針も確認する必要があります。[3]
要点:
CMCSAの配当利回りは株価下落によって近年より高い水準にありますが、2026年は増配を見送っています。
現在の配当支払能力は厚いものの、NBCUniversal・Sky分離後も同じ配当政策が続くとは限らないため、今後は分離後の資本配分方針が重要になります。
コムキャストの事業全体、株価、決算、今後の成長要因については、
コムキャスト(CMCSA)の今後の見通し
で詳しく整理しています。本ページでは配当と配当支払能力を中心に見ていきます。
CMCSAの配当利回りと株価
まず、コムキャストの配当利回りと株価の推移を確認します。
配当利回りと株価の推移:3カ月チャート
※株価はGoogle Finance関数による取得データを使用しています。配当利回りは株価によって日々変動するため、直近値は上記チャートで確認してください。2026年の現行年率配当は1.32ドルです。
コムキャストの配当推移
コムキャストは2008年に配当を再開し、その後2025年まで17年連続で増配しました。
2008年の年間配当0.13ドルから、2025年には1.32ドルまで増加しています。
ただし、2026年は増配を行わず、年間配当を1.32ドルで据え置きました。[2]
| 年 | 配当データ | 平均株価 | 年EPS | 調整EPS | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均利回り | 増配率 | 配当性向 | 年間配当 | ||||
| 2026E | 株価により変動 5%前後 |
0% | — | 1.32 (現行年率) |
— | — | — |
| 2025 | 4.42% | 6.5% | 24.5% (GAAP) 30.6% (調整EPS) |
1.32 | 29.86 | 5.39 | 4.31 |
| 2024 | 3.49% | 6.9% | 29.9% | 1.24 | 35.58 | 4.14 | 4.33 |
| 2023 | 3.31% | 7.4% | 31.3% | 1.16 | 35.01 | 3.71 | — |
| 2022 | 2.52% | 6.9% | 89.3% | 1.08 | 42.82 | 1.21 | — |
| 2021 | 2.11% | 5.2% | 33.2% | 1.01 | 47.88 | 3.04 | — |
| 2020 | 2.31% | 5.5% | 42.1% | 0.96 | 41.47 | 2.28 | — |
| 2019 | 2.37% | 5.8% | 32.2% | 0.91 | 38.46 | 2.83 | — |
| 2018 | 2.12% | 41.0% | 34.0% | 0.86 | 40.60 | 2.53 | — |
| 2017 | 1.55% | 13.5% | 12.8% | 0.61 | 39.45 | 4.75 | — |
| 2016 | 1.24% | 10.3% | 30.2% | 0.5375 | 43.33 | 1.78 | — |
| 2015 | 1.17% | 8.8% | 30.1% | 0.4875 | 41.67 | 1.62 | — |
| 2014 | 0.80% | 15.4% | 21.1% | 0.3375 | 42.00 | 1.60 | — |
| 2013 | 1.07% | 20.0% | 30.5% | 0.3900 | 36.50 | 1.28 | — |
| 2012 | 1.29% | 19.3% | 28.5% | 0.3250 | 25.28 | 1.14 | — |
| 2011 | 1.23% | 44.1% | 36.3% | 0.2723 | 22.22 | 0.75 | — |
| 2010 | 0.95% | 42.6% | 29.1% | 0.1890 | 20.00 | 0.65 | — |
| 2009 | 0.93% | 2.0% | 21.0% | 0.1325 | 14.19 | 0.63 | — |
| 2008 | 0.90% | — | 18.8% | 0.13 | 14.44 | 0.69 | — |
※2026年は通期が終了していないため、年間平均利回り・平均株価・年間EPS・配当性向は確定していません。配当利回りは現行年率配当1.32ドルをその時点の株価で割って確認してください。
2025年まで17年連続増配、2026年は据え置き
コムキャストは2008年の配当再開後、2009年から2025年まで毎年増配してきました。
2025年には年間配当を1.24ドルから1.32ドルへ6.5%引き上げています。[4]
しかし、2026年1月に会社は年間配当を1.32ドルで維持すると発表しました。
したがって、「17年連続増配」は2025年までの実績であり、2026年には連続増配がいったん止まったと整理するのが正確です。[2]
これは減配ではありません。四半期配当0.33ドルは維持されています。
ただし、過去のような安定した増配ペースを前提にするより、現在は配当維持とキャッシュフロー余力を重視して見る局面です。
2026年の配当スケジュール
Comcastの公式配当履歴では、2026年10月支払い分まで四半期0.33ドルが宣言されています。[2]
| 宣言日 | 基準日 | 支払日 | 1株配当 |
|---|---|---|---|
| 2025/10/22 | 2026/1/14 | 2026/2/4 | $0.33 |
| 2026/1/28 | 2026/4/1 | 2026/4/22 | $0.33 |
| 2026/5/13 | 2026/7/1 | 2026/7/22 | $0.33 |
| 2026/7/14 | 2026/10/7 | 2026/10/28 | $0.33 |
このため、2026年の現行年率配当は1.32ドルです。
配当を支える利益とキャッシュフロー
配当株を見る場合、EPSに対する配当性向だけでなく、実際に現金を生み出せているかを確認することが重要です。
コムキャストは通信ネットワークやテーマパークなどで大きな設備投資を必要とする企業ですが、それでも長期的に大きな営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローを生み出してきました。
2026年第2四半期までの最新業績
2026年第2四半期は売上高299.40億ドル、Comcast帰属純利益35.26億ドル、調整EPS1.04ドル、営業キャッシュフロー80.92億ドル、フリーキャッシュフロー46.04億ドルでした。[1]
| 期間 | 売上高 | 営業CF | FCF | Comcast帰属純利益 | 調整EPS |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026 Q2 | 29,940 | 8,092 | 4,604 | 3,526 | 1.04 |
| 2026 上期 | 61,396 | 14,983 | 8,505 | 5,699 | — |
| 2025 | 123,707 | 33,643 | 19,235 | 19,998 | 4.31 |
| 2024 | 123,731 | 27,673 | 12,543 | 16,192 | 4.33 |
| 2023 | 121,572 | 28,501 | 16,122 | 15,388 | — |
| 2022 | 121,427 | 26,413 | 15,457 | 5,370 | — |
| 2021 | 116,385 | 29,146 | 19,000 | 14,159 | — |
| 2020 | 103,564 | 24,737 | 13,700 | 10,534 | — |
| 2019 | 108,942 | 25,697 | — | 13,057 | — |
| 2018 | 94,507 | 24,297 | — | 11,731 | — |
| 2017 | 85,029 | 21,261 | — | 22,735 | — |
| 2016 | 80,736 | 19,691 | — | 8,678 | — |
| 2015 | 74,510 | 19,485 | — | 8,163 | — |
| 2014 | 68,775 | 16,945 | — | 8,380 | — |
| 2013 | 64,657 | 14,160 | — | 6,816 | — |
| 2012 | 62,570 | 14,854 | — | 6,203 | — |
| 2011 | 55,842 | 14,345 | — | 4,160 | — |
| 2010 | 37,937 | 11,179 | — | 3,635 | — |
※単位はM$(百万ドル)、EPSはドル。2026年上期は6カ月間の途中経過であり、通期との単純比較には注意してください。[1]
Q2売上は減少したが、単純比較にはVersant分離の影響がある
2026年第2四半期の報告ベース売上高は前年同期比1.2%減の299.40億ドルでした。
一方、2026年1月に完了したVersant分離とSkyドイツ事業売却の影響を調整したプロフォーマ売上高は295.68億ドルで、前年同期比4.7%増でした。[1]
したがって、2026年の売上高を前年と比較する場合には、事業分離によって連結対象が変化している点に注意が必要です。
CMCSAの配当支払能力
2026年上期もFCFで配当を約3.5倍カバー
2026年上期の営業キャッシュフローは149.83億ドル、フリーキャッシュフローは85.05億ドルでした。
同期間の配当支払額は24.32億ドルです。[1]
これを単純に割ると、
営業CFは配当を約6.2倍、FCFは約3.5倍カバーしています。
2025年通期も営業CF336.43億ドル、FCF192.35億ドル、配当支払48.94億ドルで、営業CFベース約6.9倍、FCFベース約3.9倍のカバーでした。現時点では、配当そのものを賄うキャッシュフローにはかなりの余裕があります。[5]
配当支払余力の推移
| 年度 | 営業CF | 配当支払額 | 営業CF/配当 | FCF | FCF/配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026 上期 | 14,983 | 2,432 | 約6.2倍 | 8,505 | 約3.5倍 |
| 2025 | 33,643 | 4,894 | 6.9倍 | 19,235 | 3.9倍 |
| 2024 | 27,673 | 4,814 | 5.7倍 | 12,543 | 2.6倍 |
| 2023 | 28,501 | 4,812 | 5.9倍 | 16,122 | 3.4倍 |
| 2022 | 26,413 | 4,784 | 5.5倍 | 15,457 | 3.2倍 |
| 2021 | 29,146 | 4,699 | 6.2倍 | 19,000 | 4.0倍 |
| 2020 | 24,737 | 4,440 | 5.6倍 | 13,700 | 3.1倍 |
| 2019 | 25,697 | 4,195 | 6.1倍 | — | — |
| 2018 | 24,297 | 3,990 | 6.1倍 | — | — |
| 2017 | 21,261 | 2,919 | 7.3倍 | — | — |
| 2016 | 19,691 | 2,618 | 7.5倍 | — | — |
| 2015 | 19,485 | 2,455 | 7.9倍 | — | — |
| 2014 | 16,945 | 1,769 | 9.6倍 | — | — |
| 2013 | 14,160 | 2,079 | 6.8倍 | — | — |
| 2012 | 14,854 | 1,766 | 8.4倍 | — | — |
| 2011 | 14,345 | 1,515 | 9.5倍 | — | — |
| 2010 | 11,179 | 1,066 | 10.5倍 | — | — |
この表から見ると、配当支払額に対する営業キャッシュフローは長期間にわたって十分な水準を維持しています。
ただし、配当余力があることと、今後も増配が続くことは別の問題です。
2026年に増配を見送ったことからも、経営陣は配当の増額より、事業再編やネットワーク投資などを含めた資本配分全体を重視していると考えられます。
2026年Q2で配当に関係する事業動向
本ページでは事業の将来性そのものではなく、配当を支えるキャッシュフローに影響する要因に絞って確認します。
-
ブロードバンド:
2026年第2四半期の国内住宅向けブロードバンド顧客は16.7万件の純減でした。顧客減少が長期化すれば、通信事業のキャッシュ創出力に影響する可能性があります。[1] -
ワイヤレス:
国内ワイヤレス回線は44.8万件純増となり、四半期として過去最高を更新しました。総回線数は1,020万回線を超えています。[1] -
Peacock:
有料加入者は4,800万人へ増加し、2026年第2四半期には調整EBITDAが1.89億ドルとなり、四半期ベースで初めて黒字化しました。[1] -
フリーキャッシュフロー:
Q2単独で46.04億ドルを確保しました。配当12億ドルを大きく上回る水準です。[1]
固定ブロードバンドの契約減少は明確なリスクですが、ワイヤレスの成長やPeacockの収益改善が一部を補っています。
配当投資家にとって重要なのは、これらの変化が最終的にFCFの減少につながるかどうかです。
自社株買いは2026年6月に一時停止
コムキャストは長年、配当と自社株買いを組み合わせて株主還元を行ってきました。
2025年には配当48.94億ドル、自社株買い71.55億ドルを実施しています。[5]
2026年第1四半期にも13億ドル、第2四半期にも9億ドルの自社株買いを行いましたが、会社は2026年6月29日から自社株買いプログラムを一時停止しました。[1]
理由は、NBCUniversal・Skyの分離を含む企業再編を進めているためです。
配当との違い:
自社株買いは停止されていますが、四半期配当0.33ドルは現在も継続しています。
つまり2026年8月時点では、株主還元のうち自社株買いは調整された一方、現金配当は維持されています。
NBCUniversal・Sky分離計画と配当への影響
2026年6月29日、ComcastはNBCUniversalとSkyを独立した上場会社として分離する計画を発表しました。
税制適格のスピンオフを利用し、発表時点では約1年後の完了を予定しています。[3]
計画どおり進めば、現在のComcastは大きく二つに分かれます。
| 分離後 | 主な事業 |
|---|---|
| Comcast | ブロードバンド、モバイル、Comcast Businessなど通信・テクノロジー事業 |
| NBCUniversal | NBC、Universal、Peacock、テーマパーク、Skyなどメディア・エンターテインメント事業 |
Comcast株主は分離後に両社の株式を保有する予定ですが、分離後の各社がどのような配当政策を採るかは、2026年8月9日時点では確定していません。
そのため、現在のCMCSAの年率1.32ドル配当を、そのまま分離後のComcastにも当てはめることはできません。
配当投資家が確認したい点
- 分離後のComcastが設定する年間配当額
- NBCUniversal側が配当を実施するか
- 両社にどの程度の債務が配分されるか
- 分離後のFCFと設備投資負担
- 自社株買いがいつ再開されるか
Versantはすでに2026年1月に分離済み
なお、CNBC、USA Network、Golf Channelなどを含むVersant Media Groupの分離は、2026年1月2日にすでに完了しています。
Comcast株主にはCMCSA25株につきVersant株1株が割り当てられました。[6]
2026年のComcast決算を前年と比較する場合には、このVersant分離によって連結対象が変わったことにも注意が必要です。
キャッシュフローの推移
| 年度 | 営業CF | 設備投資 | ソフトウェア等支出 | FCF | FCF転換率 | 自社株買い |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 上期 | 14,983 | 5,253 | 1,226 | 8,505 | 56.8% | 約2,200 |
| 2025 | 33,643 | 11,750 | 2,658 | 19,235 | 57.2% | 7,155 |
| 2024 | 27,673 | 12,181 | 2,949 | 12,543 | 45.3% | 9,103 |
| 2023 | 28,501 | — | — | 16,122 | 56.6% | — |
| 2022 | 26,413 | — | — | 15,457 | 58.5% | — |
| 2021 | 29,146 | — | — | 19,000 | 65.2% | — |
| 2020 | 24,737 | — | — | 13,700 | 55.4% | — |
※単位M$。ComcastのFCFは、営業キャッシュフローから設備投資と資本化ソフトウェア等への支出などを調整した会社定義に基づきます。2026年上期の自社株買いはQ1約13億ドル+Q2約9億ドルの概算です。[1]
財務健全性と配当への影響
配当余力を見るうえでは、キャッシュフローだけでなく債務も重要です。
2026年6月末時点の総資産は2,575.48億ドル、Comcast株主資本は897.63億ドルでした。
債務は流動部分61.17億ドル、非流動部分842.64億ドルで、合計すると約903.81億ドルです。[1]
| 時点 | 総資産 | 株主資本 | 債務 (流動+非流動) |
|---|---|---|---|
| 2026/6末 | 257,548 | 89,763 | 90,381 |
| 2025/12末 | 272,631 | 96,903 | 98,937 |
債務額は依然として大きいものの、2026年6月末の債務は2025年末から減少しています。
一方で、今後の事業分離では債務配分が配当余力を左右する可能性があるため、分離条件の詳細は重要です。
配当投資で確認したいポイント
① 配当利回りは高いが、株価下落の影響が大きい
CMCSAの配当利回りは近年より高い水準にあります。
ただし、これは配当が急増したためではなく、株価の下落による部分が大きくなっています。
2025年に年間配当を1.24ドルから1.32ドルへ引き上げた後、2026年は1.32ドルを据え置いています。
したがって、現在の高利回りを「高い配当成長」の結果と見るのは適切ではありません。
② 配当そのものを支えるFCFには現在余裕がある
2026年上期FCF85.05億ドルに対して配当支払額は24.32億ドルでした。
単純計算で配当の約3.5倍のFCFがあるため、現時点の配当カバーは厚いと評価できます。[1]
③ 2026年は増配が止まった
2025年までは17年連続増配でしたが、2026年は年率1.32ドルの据え置きです。
したがって、CMCSAを「連続増配株」として見る場合には、2026年に増配記録が止まったことを考慮する必要があります。
④ 自社株買い停止で還元政策が変化
2025年には約71.55億ドルの自社株買いを実施していましたが、2026年6月29日以降は自社株買いを一時停止しています。[1]
これは直ちに配当削減を意味するものではありませんが、現在のComcastが大規模な企業再編を優先していることを示しています。
⑤ NBCUniversal・Sky分離後の配当は未確定
今後もっとも重要なのは、NBCUniversal・Sky分離後の配当方針です。
現在のCMCSAの1.32ドルという年間配当は、分離前のComcastを前提としたものです。
分離後のComcastとNBCUniversalがどの程度のFCF・債務を持ち、それぞれどのような還元方針を採るかを確認する必要があります。
コムキャスト配当の主なリスク
ブロードバンド顧客の減少
固定無線アクセスや光ファイバーとの競争が強まり、国内住宅向けブロードバンド契約の純減が続いています。
ブロードバンドは重要なキャッシュ創出事業であり、長期的な減少は配当余力にも影響し得ます。
大規模な企業再編
Versantに続き、NBCUniversal・Skyの分離も予定されています。
分離後は会社の収益構成、債務、設備投資、配当政策が変化する可能性があります。
大きな設備投資
通信ネットワーク、モバイル、データ基盤などには継続的な設備投資が必要です。
営業CFが大きくても、設備投資増加によってFCFが圧迫されれば、株主還元の余力は低下します。
配当成長の鈍化
2026年は配当据え置きとなりました。
今後も配当維持が優先され、以前のような毎年の増配がすぐには再開しない可能性があります。
まとめ:CMCSAの配当は維持されているが、2026年は転換点
コムキャスト(CMCSA)は、2026年も四半期0.33ドル、年間1.32ドルの配当を維持しています。[2]
2025年まで17年連続で増配してきましたが、2026年は配当を据え置いたため、連続増配は止まりました。
一方、2026年上期の営業キャッシュフローは149.83億ドル、フリーキャッシュフローは85.05億ドルで、配当支払額24.32億ドルをそれぞれ約6.2倍、約3.5倍カバーしています。[1]
そのため、現時点では「配当を支払えるか」という点より、「今後どの程度の増配を行うのか」「事業分離後にどのような配当政策になるのか」の方が重要な論点です。
また、2026年6月には自社株買いが停止され、NBCUniversal・Skyの分離計画が発表されました。[3]
企業構造が大きく変わる局面にあるため、過去の連続増配実績だけを基準に判断するのではなく、分離後のFCF、債務、配当方針を確認する必要があります。
配当投資家が見るべき5項目
- 四半期配当0.33ドルが維持されるか
- FCFが年間配当を十分にカバーしているか
- 国内ブロードバンドの契約減少が改善するか
- NBCUniversal・Sky分離後の債務配分
- 分離後のComcastとNBCUniversalの配当政策
本記事は2026年8月9日時点の公開情報をもとに、投資判断の参考として財務データを整理・分析したものです。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価、配当利回り、決算数値、企業再編計画などは変更される可能性があります。投資にあたっては、ご自身の判断と責任のもとで行ってください。
データについて
長期配当データはComcastの配当履歴、IR資料、SEC提出資料などを中心に整理しています。
過年度の平均株価など、一部の長期比較では市場データベースを補助的に利用しています。
2026年の最新配当・決算・事業分離については、Comcast公式IRおよびSEC提出資料を優先しています。
【注】(出典リンク)
-
2026年第2四半期・上期決算、売上高、EPS、営業CF、FCF、配当支払、自社株買い、ブロードバンド、ワイヤレス、Peacock、貸借対照表、自社株買い停止 →
一次情報:Comcast「Comcast Reports 2nd Quarter 2026 Results」
→ Comcast SEC Filings(2026 Q2 Form 10-Q)
(確認日:2026-08-09)
↩ -
2026年年率配当1.32ドル、四半期配当0.33ドル、配当宣言・基準日・支払日 →
一次情報:Comcast「Comcast Maintains Dividend on an Annualized Basis in 2026」
→ Comcast「Dividends & Stock Splits」
(確認日:2026-08-09)
↩ -
NBCUniversal・Sky分離計画、2社体制、自社株買い停止の背景 →
一次情報:Comcast「Comcast Announces Plans to Separate Media and Technology Businesses Into Two Leading Public Companies」
(確認日:2026-08-09)
↩ -
2025年年間配当1.32ドル、前年比6.5%増配 →
一次情報:Comcast「Comcast Increases Dividend and Share Repurchase Authorization」
(確認日:2026-08-09)
↩ -
2025年通期売上高、EPS、営業CF、FCF、配当支払、自社株買い →
一次情報:Comcast「4th Quarter and Full Year 2025 Results」
→ Comcast Financials
(確認日:2026-08-09)
↩ -
Versant Media Group分離完了・CMCSA25株につきVersant1株の分配 →
一次情報:Comcast「Comcast Announces Completion of Separation of Versant Media Group, Inc.」
(確認日:2026-08-09)
↩

