CVX:シェブロンの配当推移

エネルギー,ダウ30銘柄,バフェット銘柄,配当






シェブロン(CVX)配当利回りと株価分析【2026年8月更新版】


シェブロン(CVX)配当利回りと株価分析【2026年8月更新版】

【2026年8月更新】
2025年通期業績に加え、2026年第2四半期・上半期決算、2026年7月31日に発表された四半期配当1.78ドル、Hess買収後の生産・コスト削減・バランスシートの変化を反映しました。2026年Q2の純利益は120.72億ドル、上半期の営業キャッシュフローは251.47億ドル、フリーキャッシュフローは165.46億ドルです。[1][2][3]

シェブロン(Chevron Corporation)の配当利回りと株価を、直近の株価と長期データの両面から確認します。

権利落ち日や配当性向(1株配当÷EPS、EPS比で配当を払い過ぎていないかを見る指標)に加え、営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、負債水準も確認します。エネルギー企業の利益は原油・天然ガス価格、精製マージン、為替、減損、在庫・デリバティブのタイミング要因によって大きく動くため、単一の指標だけで配当の安全性を判断しないことが重要です。

配当利回りと株価の推移:3ヶ月チャート

年間利回り、配当成長率、配当性向、EPS等

年平均の配当利回りや配当成長率、配当性向、年間の1株配当(ドル)、平均株価、通年EPSの推移を確認します。長期データはシェブロンの年次報告書、Form 10-K、決算リリース、配当情報をもとに整理しています。[5]

配当 平均株価 年EPS
平均利回り 成長率 配当性向 年計
2026
(現行)
約3.6% 約4% 約69%
(TTM EPS比)
7.12
(現行年率)
196.83
(7月31日)
約10.39
(TTM EPS)
2025 5% 約103%
(GAAP)
6.84 6.63
2024 4.42% 5% 67% 6.52 154.2 9.72
2023 3.77% 6% 57% 6.04 160.2 11.36
2022 3.57% 7% 31% 5.68 158.9 18.28
2021 5.10% 3% 65% 5.31 104.2 8.14
2020 5.84% 8% -174% 5.16 88.3 -2.96
2019 3.98% 6% 309% 4.76 119.6 1.54
2018 3.73% 4% 58% 4.48 120.2 7.74
2017 3.87% 1% 89% 4.32 111.5 4.85
2016 4.29% 0% -1589% 4.29 99.9 -0.27
2015 4.44% 2% 175% 4.28 96.4 2.45
2014 3.49% 8% 42% 4.21 120.5 10.14
2013 3.24% 11% 35% 3.90 120.2 11.09
2012 3.26% 14% 26% 3.51 107.6 13.32
2011 3.06% 9% 23% 3.09 100.9 13.44
2010 3.64% 7% 30% 2.84 78.1 9.48
2009 3.79% 5% 51% 2.66 70.2 5.24
2008 2.98% 12% 22% 2.50 84.9 11.67

※2025年の配当年計6.84ドルは、2025年中に支払われた1株配当額です。2026年は四半期配当1.78ドルを4倍した現行年率配当7.12ドルを用いています。2026年の配当性向は、2025年通期EPS6.63ドルから2025年上半期EPS3.45ドルを差し引き、2026年上半期EPS7.21ドルを加えたTTM EPS約10.39ドルを用いた概算です。株価と利回りは2026年7月31日時点であり、過去年の「平均株価」「平均利回り」と基準が異なります。[1][2][4]

一貫した配当成長の実績

【2026年更新】 シェブロンは2026年時点で39年連続増配を継続しています。2026年1月に四半期配当を1.71ドルから1.78ドルへ約4%引き上げ、2026年7月31日にも同額の四半期配当を発表しました。[3]

シェブロンの配当実績は、エネルギー市場の大きな変動にもかかわらず、長期的な一貫性を示しています。25年以上の連続増配という一般的な「配当貴族」の基準を満たし、2016年の原油安局面や2020年のCOVID-19期に純損失を計上した際も、配当を維持・増額しました。ただし、過去の実績は将来の増配を保証するものではありません。

配当成長率の推移

CVXの配当成長率は、市場環境に応じて変動しながらも、長期的にはプラス成長を維持してきました。

  • 2008〜2013年:好調な原油市場で力強い成長(5〜14%)
  • 2014〜2017年:原油価格下落期も増配を継続(0〜8%)
  • 2018〜2020年:業績回復に伴い増配率が上昇(4〜8%)
  • 2021年:パンデミック後の慎重な増配(3%)
  • 2022〜2025年:エネルギー価格変動下でも増配を継続(年計ベースで約5〜7%)
  • 2026年:四半期配当を1.78ドルへ約4%引き上げ、39年連続増配を達成
【直近配当】 2026年7月31日に発表された四半期配当は1株1.78ドルです。支払日は2026年9月10日、基準日は2026年8月19日です。[1]

この増配ペースは、シェブロンが原油価格サイクルに対応しながら、配当の継続的成長を重視していることを示しています。一方、増配余力は原油・天然ガス価格、設備投資、負債、Hess統合後のキャッシュ創出力に左右されます。

配当利回りの魅力

CVXの配当利回りは、市場環境と株価によって大きく変動します。株価が下落すると見かけ上の利回りは上昇しますが、原油価格の下落や業績悪化を織り込んでいる場合もあるため、高利回りだけを理由に判断するのは適切ではありません。

【現在の状況】 2026年7月31日の終値196.83ドルと現行年率配当7.12ドルを前提にすると、配当利回りは約3.6%です。2026年5月7日時点の約3.9%から低下した主因は、配当額の変更ではなく株価上昇です。[3][4]
  • 市場環境に応じて3%台〜6%台で推移してきた配当利回り
  • 原油価格低迷期には株価下落により利回りが上昇しやすい
  • 長期では配当成長と株価変動の双方が総収益を左右する
  • 利回りだけでなく、営業CF、FCF、負債、設備投資を確認する必要がある

注目ポイント:シェブロンは長期の増配実績を持つ一方、利益と株価はエネルギー価格に敏感です。2025年7月にHess買収を完了し、Guyana、Bakkenなどの資産を取り込みました。2026年Q2にはHess関連の年間ランレート・シナジーが15億ドルに達し、当初目標を50%上回りました。[6][1]

配当性向の持続可能性

CVXの配当性向は、原油価格サイクルに伴って大きく変動します。2015年や2019年のように100%を大きく超える年、2016年や2020年のように純損失のため計算上マイナスとなる年がある一方、2022年には31%まで低下しました。

【2025年実績】 2025年の希薄化後EPSは6.63ドル、年間配当は6.84ドルで、GAAP EPSベースの配当性向は約103%でした。調整後EPS7.29ドルを用いると約94%です。一方、2025年の営業CFは339億ドル、FCFは166億ドル、配当支払いは128億ドルであり、キャッシュフローでは配当をカバーしました。[2]
【2026年上半期まで】 TTM EPS約10.39ドルと現行年率配当7.12ドルを用いると、配当性向は約69%まで低下します。2026年上半期のFCF165.46億ドルに対する現金配当70.30億ドルの比率は約42%でした。Q2の利益・CFには原油高、精製マージン改善、14億ドルの有利なタイミング要因、運転資本の増加効果が含まれるため、Q2単独の水準を通年へ単純延長しない注意も必要です。[1]

配当性向変動の理解:エネルギー企業特有の利益変動が、配当性向に大きく影響します。

  • 2015〜2016年:原油価格急落と資産減損で配当性向が急上昇
  • 2019年:一時的な減損・事業要因により配当性向が大きく上昇
  • 2020年:パンデミックと原油価格暴落で純損失を計上
  • 2022年:エネルギー価格高騰で配当性向が31%に低下
  • 2025年:GAAP EPSベースで約103%まで上昇
  • 2026年上半期:原油高、増産、精製マージン改善によりTTM配当性向は約69%へ改善

配当の安全性を見る際は、減損、在庫評価、為替、統合・再編費用、デリバティブや原油引き渡し時期のずれといった会計・タイミング要因を分けて考える必要があります。

財務パフォーマンスと成長見通し

以下の表では、総収益等、営業CF、純利益はM$(百万ドル)単位、営業CFマージンは%単位で表示しています。2026 Q2は3カ月、2026 H1は6カ月の数値であり、通年値とは直接比較できません。

主要財務指標の推移

年度 総収益等 営業CF 同マージン 純利益
2026 Q2 70,055 22,633 32% 12,072
2026 H1 118,662 25,147 21% 14,282
2025 189,031 33,900 18% 12,299
2024 202,792 31,500 16% 17,661
2023 194,799 35,609 18% 21,369
2022 235,916 49,602 21% 35,465
2021 155,067 29,187 19% 15,625
2020 94,692 10,577 11% -5,543
2019 146,516 27,314 19% 2,924
2018 166,339 30,618 18% 14,824
2017 141,722 20,338 14% 9,195
2016 114,472 12,690 11% -497
2015 138,477 19,456 14% 4,587
2014 211,970 31,475 15% 19,241
2013 228,848 35,002 15% 21,423
2012 241,909 38,812 16% 26,179
2011 253,706 41,095 16% 26,895
2010 204,928 31,354 15% 19,024
2009 171,636 19,373 11% 10,483
2008 273,005 29,632 11% 23,931

収益性と効率性の変動

CVXの財務データからは、エネルギー産業特有の景気循環性と、統合型石油会社としての収益源の分散が見てとれます。

  • 総収益等は原油・天然ガス価格、販売量、精製品価格に連動して変動
  • 2022年は高いエネルギー価格により純利益35,465M$を記録
  • 2025年は原油価格低下で純利益が12,299M$へ減少する一方、営業CFは33,900M$を確保
  • 2026 Q2は上流・下流の双方が改善し、純利益12,072M$、営業CF22,633M$を計上
  • 2026 Q2の世界生産量は4,070MBOEDで前年同期比20%増、米国生産量は過去最高
【2026年Q2の読み方】 Q2の増益は、原油・天然ガスの販売価格上昇、精製品マージン改善、Hess資産とPermian Basin、Gulf of America(メキシコ湾)の増産が主因です。ただし、利益には14億ドルの有利なタイミング要因が含まれます。平均Brent価格は1バレル104ドルで、前年同期の68ドルを大きく上回りました。[1]

Q2の世界生産量は4.070百万BOE/日、米国生産量は2.077百万BOE/日となりました。Hess買収による生産増に加え、Permian BasinとGulf of Americaの成長が寄与しています。下流では米国製油所の原油処理量が日量107万バレルとなり、設備稼働率は97%を超えました。[1]

安定したキャッシュフロー基盤

以下の表では、営業CF、投資CF、財務CF、FCFはM$(百万ドル)単位で表示しています。FCFは営業CFから設備投資を差し引いたシェブロンの定義に合わせています。

年度 営業CF 投資CF 財務CF FCF
2026 Q2 22,633 -4,254 -15,095 18,095
2026 H1 25,147 -7,266 -15,543 16,546
2025 33,900 -19,100 16,600
2024 31,500 -15,400 -23,500 15,000
2023 35,609 -15,232 -30,109
2022 49,602 -12,108 -24,978
2021 29,187 -5,865 -23,113
2020 10,577 -6,965 -3,736
2019 27,314 -11,458 -19,758
2018 30,618 -12,290 -13,699
2017 20,338 -8,320 -14,554
2016 12,690 -16,370 25
2015 19,456 -23,808 2,815
2014 31,475 -29,893 -4,999
2013 35,002 -35,609 -3,821
2012 38,812 -24,796 -8,980
2011 41,095 -27,489 -11,769
2010 31,354 -20,915 -5,165
2009 19,373 -16,572 -3,546
2008 29,632 -17,081 -10,400
  • 2020年のパンデミック時にも10,577M$の営業CFを確保
  • 2022年には49,602M$の営業CFを記録
  • 2025年のFCFは16,600M$で、配当支払い12,800M$をカバー
  • 2026 Q2の営業CFは22,633M$、FCFは18,095M$
  • 2026 H1の営業CFは25,147M$、FCFは16,546M$
【2026年上半期の株主還元】 上半期の現金配当は70.30億ドル、自社株買いは56.89億ドルで、合計127.19億ドルを株主へ還元しました。Q2だけでは配当35.04億ドル、自社株買い31.17億ドルです。[1]

2026 Q1は運転資本流出でFCFが一時的にマイナスとなりましたが、Q2は運転資本が営業CFを29.45億ドル押し上げました。運転資本を除くQ2営業CFは196.88億ドル、調整後FCFは154.33億ドルです。キャッシュフローの持続性を見る際は、報告FCFと運転資本を除いた指標を併用するのが適切です。[1]

キャッシュフロー分析のポイント:シェブロンは、好況期のキャッシュを配当、自社株買い、負債削減、重点プロジェクトへ配分しています。Q2には総債務を84億ドル減らしており、Hess買収後に増えたレバレッジを早期に低下させました。[1]

健全な財務基盤

以下の表では、総資産、総負債、株主資本はM$(百万ドル)単位、自己資本率は%単位で表示しています。総負債は総資産からChevron株主資本と非支配持分を差し引いた概算です。

年度 総資産 総負債
(概算)
株主資本 自己資本率 総債務 純負債
2026 Q2 330,135 約134,577 189,883 約58% 37,075 28,545
2026 Q1 329,551 約140,180 183,715 約56% 45,428 40,101
2025 324,012 約131,836 186,450 約58% 40,758 34,461
2024 256,938 約103,781 152,318 59% 24,541 17,756
2023 261,632 99,703 161,929 62%
2022 257,709 97,467 160,242 62%
2021 239,535 99,595 139,940 58%
2020 239,790 107,064 131,688 55%
2019 237,428 92,220 144,213 61%
2018 253,863 98,221 154,554 61%
2017 253,806 104,487 148,124 58%
2016 260,078 113,356 145,556 56%
2015 264,540 110,654 152,716 58%
2014 266,026 109,835 155,028 58%
2013 253,753 103,326 149,113 59%
2012 232,982 95,150 136,524 59%
2011 209,474 87,293 121,382 58%
2010 184,769 78,958 105,081 57%
2009 164,621 72,060 91,914 56%
2008 161,165 74,048 86,648 54%
  • 2026年6月末の総資産は330,135M$
  • 総債務は37,075M$で、2026年3月末から84億ドル減少
  • 純負債は28,545M$、純負債比率は13.1%
  • Debt-to-CFFOは0.8倍、Net debt-to-CFFOは0.6倍
  • Chevron株主資本は189,883M$、自己資本率は約58%
【2026年Q2実績】 Hess買収後に増加した純負債は、Q2の高いキャッシュ創出と84億ドルの債務返済により、2026年3月末の401.01億ドルから6月末には285.45億ドルへ減少しました。財務レバレッジはQ1から明確に改善しています。[1]

一方、Q2の債務削減ペースには原油高と運転資本の追い風が含まれます。将来の財務余力は、原油価格、Hess統合後の投資、Guyana・TCO・Permianなどの生産拡大、資産売却の進捗に左右されます。

まとめ:長期配当投資家にとってのCVXとは?

シェブロンは、エネルギー業界の高い変動性の中でも長期増配と大型投資を両立してきた石油メジャーです。2026年Q2は原油高、増産、精製マージン改善により大幅増益となり、配当余力とバランスシートはQ1から改善しました。[1][3]

同社の強みは以下の点にあります。

  • 39年連続増配という長期実績
  • 2026年上半期の高いキャッシュ創出力
  • Hess買収によるGuyana、Bakkenなどの資産拡充
  • 2026 Q2にHess関連シナジー15億ドルの年間ランレートを達成
  • 2024年比で年間ランレート30億ドルの構造的コスト削減を達成
  • Permian Basin、Gulf of America、TCOなどの生産拡大
  • Q2に84億ドルの債務を削減した財務対応力
【直近の成果(2025〜2026年)】

  • 2025年7月にHess買収を完了
  • 2026 Q2の世界生産量は4,070MBOEDで前年同期比20%増
  • 2026 Q2の純利益は120.72億ドル、調整後利益は119.77億ドル
  • 2026 H1のFCFは165.46億ドル、調整後FCFは195.60億ドル
  • 四半期配当1.78ドルを維持し、2026年9月10日に支払い予定
  • Microsoftの西テキサス・データセンター向けに、20年間・2.67GWの電力供給契約を締結

[1]

一方で、投資家が留意すべき点は以下の通りです。

  • 原油・天然ガス価格サイクルに伴う利益と株価の変動
  • Q2の利益に14億ドルの有利なタイミング要因が含まれること
  • Hess買収後の統合、設備投資、シナジー維持に関する実行リスク
  • 中東、ロシア・ウクライナ、ベネズエラなどの地政学リスク
  • 精製マージン、為替、運転資本による四半期CFの振れ
  • 環境規制、炭素コスト、長期的な石油・ガス需要の不確実性

投資家へのポイント:2026年7月31日時点の配当利回りは約3.6%、TTM EPSベースの配当性向は約69%です。2025年末時点より配当余力は改善しましたが、Q2の好業績には高い原油価格と一時的な追い風が含まれます。今後は営業CF、調整後FCF、純負債、Hessシナジー、原油価格を継続して確認することが重要です。

よくある質問

シェブロンの連続増配記録は今後も続くと期待できますか?

2026年上半期までのキャッシュフローと財務状況を見る限り、近い将来の配当維持・増配を支える余力はあります。TTM EPSベースの配当性向は約69%、2026年上半期FCFに対する現金配当の比率は約42%です。さらに、Q2には総債務を84億ドル削減しました。[1]

ただし、増配は保証されません。原油価格が大幅に下落し、設備投資と株主還元が同時に重くなる局面では余力が縮小します。単一四半期ではなく、通年の営業CF、調整後FCF、負債推移を確認する必要があります。

シェブロンはエネルギー転換にどのように対応していますか?

シェブロンは石油・ガス事業を中核に置きながら、再生可能燃料、水素、CCUS、リチウム、電力供給など、自社の技術・資産と親和性が高い分野へ選択的に投資しています。2026 Q2にはMicrosoftの西テキサス・データセンターへ2.67GWを供給する20年間の電力購入契約を締結しました。[1]

この方針は、既存事業のキャッシュ創出力を維持しつつ新規事業を育てる段階的な戦略です。一方、新規事業の収益性、設備稼働、規制、燃料価格には不確実性があります。

2016年と2020年の赤字にもかかわらず配当を増加できた理由は何ですか?

純利益とキャッシュフローが必ずしも同じ動きをしないためです。2016年は純損失を計上しましたが営業CFは12,690M$、2020年も純損失の一方で営業CFは10,577M$を確保しました。[5]

加えて、同社は設備投資の削減、非中核資産の売却、コスト削減、自社株買いの調整、必要に応じた負債活用を組み合わせ、配当を優先することができます。ただし、こうした対応には将来投資や財務余力とのトレードオフがあります。

シェブロンとエクソンモービル、どちらが配当投資に適していますか?

両社とも長期増配の実績を持つ統合型石油メジャーです。シェブロンはHess買収によるGuyana・Bakkenの成長資産、財務規律、株主還元の分かりやすさが特徴です。エクソンモービルは事業規模、化学・下流を含む統合力、Guyanaでの直接的な操業経験に強みがあります。

どちらが適しているかは、配当利回り、財務レバレッジ、成長資産、事業分散のどれを重視するかで変わります。エネルギー価格への依存を完全に避けることはできないため、銘柄間だけでなく資産クラス全体での分散も検討すべきです。

※本記事は投資判断の参考として財務データを分析したものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっては、ご自身の判断と責任のもとで行ってください。

【参考情報】
本文中の財務データ・配当データは、シェブロンの年次報告書(Form 10-K)、四半期決算リリース、IR資料、SEC提出資料および株価情報をもとに整理しています。

【注】(出典リンク)

  1. 2026年Q2・上半期業績、配当、生産、CF、債務、シナジー → 一次情報:Chevron「Second Quarter 2026 Results」Chevron「2Q 2026 Earnings Conference Call」(確認日:2026-08-03)
  2. 2025年通期業績・EPS・営業CF・FCF・株主還元 → 一次情報:Chevron「Fourth Quarter and Full-Year 2025 Results」Chevron「Reports and Filings」(確認日:2026-08-03)
  3. 配当実績・39年連続増配・四半期配当1.78ドル → 一次情報:Chevron「Stock and Dividend Information」Chevron「Fourth Quarter 2025 Results」(確認日:2026-08-03)
  4. 2026年7月31日の株価196.83ドル → 参考情報:MarketWatch「Chevron rose to $196.83 on July 31, 2026」 → 一次情報ページ:Chevron「Historical Price Lookup」(確認日:2026-08-03)
  5. 長期業績・過去年次データ → 一次情報:Chevron「Reports and Filings」SEC EDGAR「Chevron filings」(確認日:2026-08-03)
  6. Hess買収完了 → 一次情報:SEC EDGAR「Chevron Completes Acquisition of Hess Corporation」 → 補助:Reuters「Chevron completes acquisition of Hess」(確認日:2026-08-03)


Posted by 南 一矢