DE(ディアアンドカンパニー)今後の見通し

資本財

ディア・アンド・カンパニー(Deere & Company)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

銘柄比較については関連記事(CATとDEを比較:キャタピラーとディア)を参照

直近決算

ディアは2月13日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想3.12$→結果3.19$
・売上高:予想77億$→結果85.1億$(前年同期比−30%)
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。

企業概要

ディアは農業機械、建設機械、林業機械、住宅用機械などを提供する世界有数のメーカーです。

北米市場をはじめ、ヨーロッパ、アジア、南米、アフリカといった各地域で、現地のニーズに合わせた製品ラインナップとサービスを展開しています。

その事業は以下のセグメントに分類されます。

★農業機械部門:トラクター、コンバイン、播種機、散布機など、幅広い製品ラインナップを提供。最新のGPS技術や自動操縦システム、デジタル連携機能を搭載した「スマート農業」向け製品が、農作業の効率化と省力化を実現しています。

★建設・林業機器部門:ブルドーザー、ホイールローダー、バックホーなどの建設機械、ハーベスター、フォワーダーといった林業機械、住宅用の芝刈り機などを提供。

★金融サービス・ディーラー網:アフターサービスや金融サービス。正規ディーラー網を通じた保守、修理、部品供給、またリースやローンといったファイナンスサービスにより、顧客の設備投資を支援。

その社史は、創業者ジョン・ディア(John Deere)が1837年に鋳鉄製の耕作用プラウを発明したことに始まります。

その後、製品ラインはコンバイン、播種機などの農業機械に加え、ブルドーザー、ホイールローダー、バックホーといった建設機械、ハーベスターやフォワーダーなどの林業機械、さらに芝刈り機などの住宅用機械へと多様化していきました。

現在では、情報通信技術(ICT)やセンサー技術、AI(人工知能)を活用したスマート農業ソリューションの開発が成長戦略の大きな柱となっています。

これにより、農家は作業の自動化、精密農業の実現、効率的な資源管理が可能となりました。

【出典】

【事業構成】

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【地域別売上高】

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Posted by 南 一矢