DIS(ウォルトディズニー)今後の見通し
ウォルトディズニー(The Walt Disney Company)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(NFLXとDISを比較:ネットフリックスとウォルトディズニー)を参照
直近決算
ウォルトディズニーは2月5日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想1.45$→結果1.76$
・売上高:予想247億$→結果247億$(前年同期比+5%)
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
The Walt Disney Company(ディズニー)は、映画、テレビ、テーマパーク、デジタルメディア、消費財など、多岐にわたるエンタメ事業を展開するグローバル企業です。
1923年にウォルト・ディズニーとロイ・O・ディズニー兄弟によって設立されて以来、世界中の人々に「夢」と「感動」を届ける企業として成長を続けています。
その主な事業部門は以下の通りです。
- 映画・テレビ部門:ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ルーカスフィルムの映画制作・配給、ABC、ESPN、ディズニー・チャンネルなどのテレビネットワーク運営
- テーマパーク・リゾート部門:ディズニーランド、ディズニー・ワールドなどのテーマパーク運営、リゾート施設、クルーズ事業
- ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナル部門:Disney+、Hulu、ESPN+ などのストリーミングサービス、国際展開とデジタルコンテンツ配信
- メディアネットワーク部門:ABCやESPNなど主要な放送局の運営、広告収入やライセンス収入の確保
社史を遡ると「Disney Brothers Studio」として設立され、ミッキーマウスの誕生や『白雪姫』の成功を経て、アニメーションの先駆者として名を馳せました。
その後、テーマパーク事業やテレビ放送にも進出し、総合エンターテイメント企業へと発展。
2006年のピクサー買収、2009年のマーベル買収、2012年のルーカスフィルム買収、2019年のFOXの映画・放送事業買収を通じて、ディズニーは映画とテレビの支配的企業へと成長。
さらに、Disney+ などのストリーミングサービスの開始により、デジタル配信の新時代を切り拓いています。
ディズニーは強固な財務基盤を持ち、映画・テレビ、テーマパーク、メディアネットワークが収益の柱となっています。
ストリーミングサービスの成長が著しく、デジタル化の進展が今後の成長を支えると予測されています。
近年では、以下の経営戦略を推進しています。
- グローバル展開とブランド強化:世界119カ国以上での事業展開、各地域ごとのローカライズ戦略と統一ブランドの維持
- デジタル技術の活用:Disney+の拡大と独自コンテンツの強化、AI、ビッグデータを活用したマーケティングの最適化
- ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組み:環境負荷低減(再生可能エネルギーの活用)、労働環境の改善と社会貢献活動の強化
【出典】
【事業構成】
【地域別売上高】