DOCU(ドキュサイン)今後の見通し

SaaS(クラウド+サブスク),情報技術

ドキュサイン(DocuSign, Inc.)の株価チャートの推移と主な指標(目標株価やPERなど)を確認します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

直近決算

DOCUは6月5日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.81$→結果0.9$
・売上高:予想7.49億$→結果7.64億$(前年同期比+8%)
★ガイダンス
《四半期》
・売上高:予想7.75億$→結果7.77~7.81億$
《通年》
・売上高:予想31.4億$→結果31.5~31.6億$
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。

企業概要

ドキュサイン(DocuSign, Inc.)はクラウド上の電子署名技術を用いて市場を開拓してきたソフトウェア企業です。

DOCUはクラウド上でソフトを提供し、ユーザーが契約プロセスを自動化し、どんな端末からも法的に拘束力のある電子署名を行うことを可能にします。

(代表的なのはDocuSign Agreement Cloud製品群の1つであるeSignature。これは、いつでもどこでも、デバイスに関係なく署名捺印を可能にするソフト)

そのほか、関連サービスも提供し、DOCUは企業や組織が契約や稟議、署名捺印といった過程を自動化する作業をサポートしています。

紙を使った合意・契約・稟議の過程は遅く、費用がかさむだけでなく、間違いが生まれる手作業で成り立つものですが、DOCUは、ペーパーレス化とプロセスの自動化・適正化を可能にするためにソフトウェアを提供しているわけです。

ドキュサインのプラットフォームは、数多くの企業のタスクをサポートしており、そのAPIは顧客のウェブサイトやスマホアプリなどに埋め込むことが可能です。現在では、世界180カ国以上で100万以上の組織と、10億人以上のユーザーに利用されています。

2018年9月には同業のスプリングCMを買収し、契約ライフサイクル管理(CLM)分野を強化しました。

2020年のパンデミック下でリモートワークが普及したことによりDOCUに強い追い風が吹き、脚光を浴びる銘柄となりました。しかし、その特需が一巡すると成長は鈍化し、2022年には経営体制を刷新。新CEOにアラン・ティゲセンが就任し、新たな成長戦略へと舵を切っています

新体制の下、ドキュサインは単なる電子署名から、AIを活用した「インテリジェント契約管理(IAM)」プラットフォームへと事業を進化させています。これにより、契約プロセス全体の自動化、リスク分析、機会創出などを支援し、企業の契約業務に変革をもたらすことを目指しています。

【出典】

Posted by 南 一矢