【GILD】ギリアドサイエンシズの株価と決算、配当

ギリアドサイエンシズ(Gilead Sciences, Inc.)は世界有数のバイオ医薬品メーカーです。

研究に注力し、重い疾患を抱えた患者の看護を進歩させる治療法の発見、開発、商品化に従事。主要顧客は米医薬品卸大手です。

2020年には、米FDAが抗ウイルス薬「レムデシビル(エボラ出血熱治療薬)」をコロナウィルス対策に用いることを承認。この危機に対処する医薬品の製造元として、世界的に知名度を高めました(2020年末までに200万セット以上を製造する)。

GILDは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)やB型肝炎ウイルス(HBV)/C型肝炎ウイルス(HCV)など、まだ十分に治療法が確立されていない感染症を治す新薬開発や製品化に強みを持っています。

具体的には、HIV治療薬(ゲンボイヤ、ビクタルビ、アトリプラやツルバダ)やC型肝炎治療薬(ゾバルディ、ハーボニ、エプクルサ)のほか、抗インフルエンザ薬「タミフル」の特許を保有しています(タミフルはロシュにライセンス供与)。

2019年12月時点で売上高に占める薬の割合を見ると、HIV治療薬が73%、C型肝炎治療薬が13%を占めています。

その詳細は以下の通りです。

薬名 構成比 処方分野
Biktarvy 21.1% HIV
Genvoya 17.5% HIV
Truvada 12.5% HIV
Epclusa 8.8% C型肝炎
Odefsey 7.4% HIV
Descovy 6.7% HIV
Harvoni 2.9% C型肝炎
Letairis 2.8% 肺高血圧
Atripla 2.7% HIV
Vemlidy 2.2% B型肝炎
Yescarta 2.0% B細胞リンパ腫
AmBisome 1.8% 抗真菌薬
Complera 1.8% HIV
Symtuza 1.7% HIV
Stribild 1.6% HIV
ロイヤリティ等 1.5%
その他 1.3%
Vosevi 1.1% C型肝炎
Viread 1.1% B 型肝炎
Ranexa 1.0% 慢性狭心症
Zydelig 0.5% 血液がん
HIV関連残 0.2% HIV

地域別売上高は以下の通り。

年/月 17/12 18/12 19/12
米国 69.7% 73.5% 74.2%
欧州 20.3% 18.1% 17%
その他 10% 8.4% 8.9%

近年の歴史をみると、2011年にCalistoga Pharmaceuticalsを買収して肺疾患や心臓血管疾患、がん治療分野に進出しました。

2012年のPharmassetの買収により、C型肝炎治療薬ハーボニーの併用剤の一部でもあるソバルディを取得(2013年に「ソバルディ」、2014 年に「ハーボニー」が米当局(FDA)に承認され、欧州では14年、日本では15年に承認を得た)。

2017年にはがん治療薬を開発するカイトファーマを買収。

20年3月には、がんのモノクロール抗体「マグロリマブ」を手がけるフォーティセブン社の買収を発表しています。

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得)。

21/1/4株価 58.7
21/1/15株価 63.3
株価上昇率 7.94%
52週高値 86
52週安値 56.6
β値 0.51
EPS 0.96
PER
配当利回り 4.36%
時価総額(億$) 794
株式数(億) 12.5

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。
graph
株価の推移を1年ごとに見てみましょう。


★1:各年の株価伸び率(※21年終値は1/15株価)