GOOGL(アルファベット)株価・チャート
何度かの株価暴落を乗り越えて、アルファベットはしぶとく成長を続けています。
GOOG(GOOGL)の勢いがどこまで続くのか。
気になるアルファベットの株価チャートの推移と主な指標(目標株価やPERなど)を確認します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
企業概要
アルファベット(Alphabet Inc.)は多言語・多種類(文字、画像、動画、地図、ニュース、ショッピング等)の検索サイト「Google」の持株会社(Google Inc.はAlphabet Inc.の子会社)です。
(※アルファベットには保有者に議決権がない【GOOG】株と議決権のある【GOOGL】株がある。これは創業者を含んだ古い株主の議決権を守るための措置。)
直近決算で見ると、売上の9割がGoogle Servicesから計上されています。
その8割以上が検索、YouTube、Networkなどからなる広告収入で、それ以外にもアプリ(Google Play等)やハードウェア(Pixelスマホ、Nest、Home等)などの収入源があります。
(※19年11月にグーグルはウェアラブル機器を扱うフィットビット買収を発表。この分野にも進出の可能性が見込まれる)。
広告以外ではクラウドが伸びてきていました。
google以外の「Other Bets」に含まれるアルファベットの事業は、Waymo(自動運転)、Verily(ライフサイエンス)、CapitalG(プライベートエクイティ)、Calico(老化防止)などです(投資部門なので営業赤字)。
最近は、音声検索が台頭し、Eコマース内の検索(AMZN等)も増えたので、文字検索のみが戦場ではなくなりました。
2022年にはOPEN AIがCHAT GPTを公開し、グーグルの検索独占状態を突き崩す可能性が注目されています。
グーグルは急遽、BARDで対抗し、2023年はAI投資の競争が本格化しました。
広告以外の分野では、広告を見る携帯端末の世界にもアンドロイドを展開。さらにピクセル端末を販売し、AAPLと市場競争を続けてきました。
グーグルにとっての懸案事項は、個人情報保護の潮流や独占禁止法適用などの動きです。
例えば、欧州委員会は、検索結果の表示の際、自社の商品比較サービスを優先させたことなどを理由に、2017年には27億ドル、18年にも50億ドルの制裁金を課しました。
18年5月にEUが個人情報保護のために制定したGDPR(EU一般データ保護規則)はグーグルやFB、AMZNなどを狙い撃ちにしています。
個人情報保護を求める世論は世界で強まっているので、今後は、その対策のためにコストがかかり、利益率が下がる可能性が見込まれています。
【事業構成】
【地域別売上高】