INTC(インテル)今後の見通し

ダウ30銘柄,半導体,情報技術

インテル(Intel Corporation)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。



銘柄比較については関連記事(INTCとAMDを比較:インテルとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ)を参照

直近決算

INTC(インテル)は1月30日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.12$→結果0.13$
・売上高:予想138.3億$→結果142.6億$(前年同期比-7%)
★ガイダンス
《四半期》
・売上高:予想128.6億$→結果117~127億$
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。

企業概要

インテル(Intel)は、1968年に設立されたアメリカの大手半導体メーカーです。

社名は「Integrated Electronics」(集積化したエレクトロニクス)に由来し、コンピューターやスマートフォン、サーバーなどに搭載される重要なチップを製造しています。

かつてはメモリ事業にも取り組んでいましたが、現在は主にCPU(コンピューターの「頭脳」)の開発・製造に注力しており、PC市場やデータセンター、クラウド市場で高いシェアを持っています。

インテルは「革新的な技術で世界中の人々や組織に新たな価値を提供する」という経営理念を掲げ、最先端の技術を追求しています。

インテルはPCやサーバー向けのマイクロプロセッサ(CPU)を中心に、以下のような製品群を提供しています。

・データセンター・クラウド向けのプロセッサ

・マイクロコントローラー

・グラフィックチップ

・ネットワーク通信チップ

・システム管理ソフトウェア

そして、PC市場での強みを持ちながらも、以下の成長分野にも注力しています。

・データセンター・クラウド市場

・人工知能(AI)

・自動運転

・5G通信技術

・スマート機器(IoT)

北米、欧州、アジア、南米など世界中で事業を展開。

毎年多額の資金を研究開発(R&D)に投じ、技術革新を推進しています。

チップの微細化と高性能化、省電力技術の向上、AIや5Gなどの技術開発に力を入れています。

特に、パソコンやサーバー向けのCPU性能向上に注力し、データ処理の効率化やエネルギー消費の最適化を進めています。

戦略的な買収を通じて事業強化も行いました。

・2015年:FPGA技術を持つアルテラを買収し、データセンター・通信分野での競争力を強化

・2017年:自動運転技術を持つモービルアイを買収し、自動運転市場へ参入

【出典】

【事業構成】

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【地域別売上高】

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Posted by 南 一矢