ISRG(インテューイティブサージカル)今後の見通し
インテュイティヴサージカル(Intuitive Surgical, Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
直近決算
2025年1月23日(米国時間)にインテュイティブ・サージカルは決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想1.75$→結果2.21$
・売上高:予想22億$→結果24.1億$(前年同期比+25%)
★出典:IRページ
https://isrg.intuitive.com/news-releases/news-release-details/intuitive-announces-fourth-quarter-earnings-4
★予想値は以下のページを参照しました。
https://www.streetinsider.com/ec_earnings.php?q=ISRG
企業概要
インテュイティヴ・サージカルは外科手術支援ロボットシステムの分野で世界をリードする企業です。
主力製品である da Vinci Surgical System は、従来の開腹手術に比べて低侵襲かつ高精度な手術を実現。
低侵襲手術の分野で世界トップの地位を確立し、患者の回復期間短縮や合併症の低減に大きく寄与しています。
ISRGはこの革新的な技術を基盤に、関連する外科用消耗品や機器、ソフトウェア、サービスを提供し、世界中の医療機関のニーズに応えています。
その事業は、以下の4つの主要領域で構成されています。
★ロボット支援手術システム
主力製品である da Vinci Surgical System はカメラ付きアームと複数の操作アーム(鉗子等)を備え、医師が専用のコックピットから遠隔操作することで小さな切開での高精度な手術を可能にします。
★外科用器具および消耗品
内視鏡、鉗子、持針器、電気焼灼器 などの外科用器具や手術支援用の専用消耗品 を製造・供給し、手術の効率と精度を高めています。
★ソフトウェアおよびサービス
手術の計画支援、トレーニング、データ解析などを行う デジタルプラットフォーム を提供し、医療機関の技術向上を支援。
★研究開発と技術革新
AIや機械学習を活用した次世代ロボティクス、画像診断技術との統合、遠隔手術の可能性の探求など、最先端技術の開発に積極的に取り組む。
社史をさかのぼると、ISRGは1995年に設立され、1999年に最初の da Vinci Surgical System を発表。
2000年にはFDA(米国食品医薬品局)の承認を受け、20年以上にわたり、ロボット支援手術の分野を牽引してきました。
2025年時点で米国全50州および世界66カ国以上で da Vinci Surgical System が導入されており、9000台以上のシステムが稼働中です。
ISRGは自社の技術開発を成長の原動力にしており、売上の約10%をR&Dに投資しています。
2019年にはOrpheus Medicalを買収(医療画像管理技術の強化)。
2020年には日本市場での事業を拡大しました。
近年ではアジア市場(特に中国・日本)でシェアを拡大。
新興国での普及を促進しています。
【出典】
【事業構成】
【地域別売上高】