JNJ(ジョンソンエンドジョンソン)今後の見通し
ジョンソンエンドジョンソン(Johnson & Johnson)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(JNJとPFEを比較:ジョンソンエンドジョンソンとファイザー)を参照
直近決算
2024年10月15日(米国時間)にジョンソン&ジョンソンは決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想2.21$→結果2.42$
・売上高:予想221.6億$→結果224.7億$(前年同期比+5%)
★ガイダンス
《四半期》
・EPS:予想9.84$→結果9.91$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はhttp://yahoo.financeを参照しました
企業概要
ジョンソンエンドジョンソン(Johnson & Johnson)はバンドエイドで有名な総合ヘルスケア大手企業です。
1)医薬品、2)医療機器・診断、3)消費者向け製品の部門を持ち、このうち1)と2)が売上高の約8割を占めています。
医療機器は世界首位級、医薬が世界5位の規模。そのほかにも絆創膏のバンドエイドといった一般消費者向けブランドを数多く保持しています。
医薬品の守備範囲は免疫や腫瘍、神経、肺および心臓、代謝疾患など(乾癬治療薬の「ステラーラ」、関節リウマチ治療薬「レミケード」、腫瘍治療薬「イムブルビカ」「ダラザレックス」等)。
医療機器・診断は、整形外科、手術器具、視覚ケアのための製品を扱い、消費者向け製品ではベビーオイルや口腔ケア、化粧品などを手がけています。
ブランドは、バンドエイド、リステリン(口腔ケア)などが有名です。
260以上の傘下企業とともに、世界60ヵ国でヘルスケア製品の開発・生産・販売を行っています。
2012年には骨接合材のシンセス、17年にはスイス製薬大手アクテリオンを買収。
19年以降、日本のドクターシーラボ、手術用ロボットを扱うオーリス社を買収。JNJはGOOGLと合弁会社(ハーブサージカル)を設立して人工知能を用いた医療ロボットの開発に乗り出し、ISRGの「ダヴィンチ」を追撃する態勢を整えました。
JNJはディフェンシブ企業の代表格とされてきましたが、近年では、オピオイドやベビーパウダーの訴訟リスクも抱えています。
2020年には、新型肺炎に関して、ワクチン開発に乗り出しました。
【事業構成】
【地域別売上高】