アルトリア(MO)の配当推移|配当月・権利落ち日・利回り【2026年】
記事タイトル:アルトリア(MO)の配当推移|配当月・権利落ち日・利回り【2026年】
メタディスクリプション:アルトリア(MO)の配当推移を2008年から一覧化。2026年の四半期配当1.06ドル、現行年率4.24ドル、配当月、権利落ち日、配当利回り、増配実績、調整後EPSとキャッシュフローから配当の持続性を確認します。
アルトリア(MO)の配当推移|配当月・権利落ち日・利回り
アルトリア・グループ(Altria Group, Inc.、ティッカー:MO)は、米国の代表的な高配当株です。
本記事では、最新の1株配当、配当月、権利落ち日、配当利回り、2008年以降の配当推移を整理します。
配当の持続性については、GAAP EPSだけでなく、調整後EPS、営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、
債務水準、紙巻きたばこ・無煙製品の事業動向を確認します。
MOは減損、投資評価損益、資産売却益などでGAAP EPSが大きく動くため、
配当分析では調整後EPSとキャッシュフローを併用することが重要です。
※本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
配当額、権利落ち日、支払日、株価は変更される場合があります。
取引前にはアルトリア公式発表と利用する証券会社の情報をご確認ください。
アルトリア(MO)の最新配当情報
| 直近の四半期配当 | 1株1.06ドル |
|---|---|
| 現行年率配当 | 4.24ドル(1.06ドル×4回) |
| 参考配当利回り | 約6.24%(2026年7月30日終値67.94ドルを基準)[4] |
| 通常の配当月 | 1月・4月・7月・10月 |
| 通常の権利落ち月 | 3月・6月・9月・12月 |
| 直近の権利落ち日 | 2026年6月15日 |
| 直近の支払日 | 2026年7月10日 |
| 次回配当 | 2026年8月5日時点では未発表 |
| 配当成長目標 | 2028年まで年率中位一桁台の1株配当成長を目標[5] |
- 2026年中の支払済み額:3.18ドル(1月・4月・7月の各1.06ドル)
- 2026年に権利落ち済みの額:2.12ドル(3月・6月の各1.06ドル)
- 現行年率配当:4.24ドル(現在の四半期配当が4回続くと仮定した額)
現行年率4.24ドルは、2026年の年間配当実績がすでに確定したという意味ではありません。
次回配当は取締役会の正式決定後に確定します。
MOの配当はいつ?配当月と権利落ち日
アルトリアの配当金は、原則として1月、4月、7月、10月に支払われます。
権利落ち日は通常、支払月の前月にあたる3月、6月、9月、12月に設定されます。
| 支払日 | 権利落ち日 | 1株配当 | 状況 |
|---|---|---|---|
| 2026年1月9日 | 2025年12月26日 | 1.06ドル | 支払済み |
| 2026年4月30日 | 2026年3月25日 | 1.06ドル | 支払済み |
| 2026年7月10日 | 2026年6月15日 | 1.06ドル | 支払済み |
| 2026年10月頃 | 未発表 | 未発表 | 取締役会の決定待ち |
※2026年1月分は2025年12月26日に権利落ち日を迎えています。
配当を受け取るために必要な購入期限や国内証券会社での入金日は、証券会社ごとに異なる場合があります。
[1][6]
配当月と権利落ち月の違い
「配当月」は株主へ配当金が支払われる月です。
「権利落ち日」は、その日以降に株式を購入しても今回の配当を受け取れなくなる日を指します。
MOでは、支払月と権利落ち月が異なることが多いため、日付を分けて確認してください。
アルトリア(MO)の配当推移
以下は、2008年以降の年間配当、配当成長率、配当性向、平均株価、調整後EPSの推移です。
配当性向は原則として調整後EPSを基準にしています。
年間配当は、その年に権利落ち日を迎えた四半期配当の合計です。
暦年中に実際に口座へ入金された金額とは一致しない場合があります。
| 年 | 配当 | 平均株価 (ドル) |
調整後EPS (ドル) |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均利回り | 成長率 | 配当性向 | 年間配当 権利落ち日基準 |
|||
| 2025 | 約6~7% | 約4% | 約77% | 4.16 | — | 5.42 |
| 2024 | 8.17% | 約4% | 約77% | 4.00 | 49.9 | 5.19 |
| 2023 | 8.69% | 4% | 79% | 3.84 | 44.2 | 4.87 |
| 2022 | 7.68% | 5% | 76% | 3.68 | 47.9 | 4.84 |
| 2021 | 7.49% | 4% | 75% | 3.52 | 47.0 | 4.69 |
| 2020 | 8.23% | 4% | 79% | 3.40 | 41.3 | 4.36 |
| 2019 | 6.68% | 9% | 80% | 3.28 | 49.1 | 4.21 |
| 2018 | 4.98% | 18% | 80% | 3.00 | 60.2 | 3.99 |
| 2017 | 3.64% | 8% | 80% | 2.54 | 69.8 | 3.39 |
| 2016 | 3.68% | 8% | 81% | 2.35 | 63.9 | 3.03 |
| 2015 | 4.03% | 9% | 82% | 2.17 | 53.9 | 2.80 |
| 2014 | 4.75% | 9% | 80% | 2.00 | 42.1 | 2.57 |
| 2013 | 5.18% | 8% | 80% | 1.84 | 35.5 | 2.38 |
| 2012 | 5.26% | 8% | 79% | 1.70 | 32.3 | 2.21 |
| 2011 | 5.96% | 8% | 80% | 1.58 | 26.5 | 2.05 |
| 2010 | 6.61% | 11% | 80% | 1.46 | 22.1 | 1.87 |
| 2009 | 7.59% | -21% | 77% | 1.32 | 17.4 | 1.76 |
| 2008 | 8.20% | -45% | — | 1.68 | 20.5 | — |
2025年の年間配当4.16ドルは、2025年中に権利落ち日を迎えた
1.02ドル、1.02ドル、1.06ドル、1.06ドルの合計です。
一方、2025年中に実際に支払われた配当は1.02ドル×3回と1.06ドル×1回の合計4.12ドルでした。
アルトリアは2008年3月にPhilip Morris Internationalを分離しました。
企業構成が大きく変わった時期であるため、2008年と2009年の年間配当額を
通常の事業継続下における単純な減配として比較しないよう注意してください。
[7]
配当成長の特徴
- 2010~2017年:おおむね年8~11%の増配が続きました。
- 2018年:年間配当の増加率が一時的に大きくなりました。
- 2019~2025年:成熟企業として、増配率はおおむね年4%前後へ落ち着いています。
- 2025年:四半期配当を3.9%増やし、1.06ドルとしました。過去56年間で60回目の増配です。[8]
- 2026年:8月5日時点で次回増配は未発表です。配当額は取締役会の判断に従います。
配当性向は高すぎないか
2025年の年間配当4.16ドルを調整後EPS5.42ドルで割ると、配当性向は約77%です。
2026年の現行年率配当4.24ドルを会社見通しの調整後EPS5.61~5.72ドルで割ると、
配当性向は約74~76%になります。
| 期間 | 年間配当・現行年率 | 調整後EPS | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2025年実績 | 4.16ドル | 5.42ドル | 約77% |
| 2026年見通し | 4.24ドル 現行年率 |
5.61~5.72ドル | 約74~76% |
アルトリアの配当性向は一般的な成長企業より高いものの、
同社は設備投資負担が比較的小さく、安定した営業キャッシュフローの多くを株主へ還元する事業モデルです。
ただし、配当性向だけで安全性を判断するのは不十分です。
GAAP EPSは減損、ABI関連評価損益、資産売却益などで変動しやすいため、
調整後EPSと営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、債務水準を合わせて確認します。
キャッシュフローで見る配当の持続性
2025年の営業キャッシュフローは92.90億ドル、配当支払いは69.60億ドルでした。
営業キャッシュフローは配当を約1.33倍、フリーキャッシュフローは約1.30倍カバーしています。
[9]
| 年度 | 営業CF (百万ドル) |
配当支払 (百万ドル) |
FCF (百万ドル) |
営業CF カバー率 |
FCF カバー率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 9,290 | 6,960 | 9,074 | 1.33 | 1.30 |
| 2024 | 8,753 | 6,845 | 8,611 | 1.28 | 1.26 |
| 2023 | 9,287 | 6,779 | 9,091 | 1.37 | 1.34 |
| 2022 | 8,256 | 6,297 | 8,074 | 1.31 | 1.28 |
| 2021 | 8,405 | 6,105 | 8,193 | 1.38 | 1.34 |
| 2020 | 8,385 | 5,734 | 8,242 | 1.46 | 1.44 |
| 2019 | 7,837 | 5,598 | 7,694 | 1.40 | 1.37 |
| 2018 | 8,391 | 5,115 | 8,214 | 1.64 | 1.61 |
- 配当支払い:69.60億ドル
- 自社株買い:10.00億ドル
- 配当と自社株買いの合計:約79.6億ドル
- 営業CF:92.90億ドル
- FCF:約90.74億ドル
総株主還元はFCFの約88%で、2024年よりも還元負担が低下しました。
ただし、紙巻きたばこの数量減少が加速すると、配当・自社株買い・債務削減を同時に進める余力は縮小します。
2026年決算と配当の持続性
2026年Q2・上期の業績
| 期間 | 売上高 (百万ドル) |
物品税控除後 売上高(百万ドル) |
GAAP EPS | 調整後EPS |
|---|---|---|---|---|
| 2026 Q1 | 5,428 | 4,758 | 1.30 | 1.32 |
| 2026 Q2 | 6,110 | 5,360 | 1.37 | 1.48 |
| 2026 上期 | 11,538 | 10,118 | 2.67 | 2.80 |
2026年第2四半期は物品税控除後売上高53.60億ドル、GAAP希薄化後EPS1.37ドル、
調整後EPS1.48ドルでした。
会社は通期調整後EPS見通しの下限を引き上げ、5.61~5.72ドルとしています。
[2]
配当を支える要因
- 高い価格設定力:紙巻きたばこの数量減少を値上げで一定程度吸収しています。
- 高い利益率:喫煙可能製品は高い調整後OCIマージンを維持しています。
- 低い設備投資負担:営業CFとFCFの差が小さく、現金を株主還元へ回しやすい事業です。
- 調整後EPS成長:2025年は調整後EPSが前年比4.4%増の5.42ドルでした。
- 債務削減:2025年末のDebt/Consolidated EBITDAは2.0倍まで改善しました。
配当を脅かすリスク
- Marlboroの数量減少:2026年Q2の出荷量は前年同期比7.4%減でした。
- 低価格帯へのシフト:低価格帯紙巻きたばこの出荷量が大幅に増え、プレミアムブランドへ圧力がかかっています。
- on!の減速:2026年Q2の出荷量は前年同期比4.2%減でした。
- NJOYの不振:NJOY ACEは2026年中に市場復帰しない前提が会社見通しに含まれています。
- 規制・訴訟:たばこ規制、違法・無認可e-vapor製品、訴訟費用が業績へ影響する可能性があります。
- 高い株主還元:配当と自社株買いを優先するため、事業悪化時には財務余力が縮小します。
CEO交代:Sal Mancuso体制
2026年5月14日の年次株主総会後、Sal Mancuso氏がBilly Gifford氏の後任としてCEOに就任しました。
Mancuso氏はアルトリアで30年以上の経験を持ち、直前までCFOを務めていました。
新体制では、紙巻きたばこの価格戦略、on!の競争力回復、NJOYの再建、
株主還元と債務管理の両立が重要になります。
[3]
負債と財務健全性
アルトリアは2021年以降、株主資本がマイナスとなっています。
これは直ちに債務返済不能を意味するものではありませんが、
通常の自己資本比率やD/E比率だけでは財務健全性を判断しにくい状態です。
| 期間 | 総資産 (十億ドル) |
総負債 (十億ドル) |
株主資本 (十億ドル) |
純負債 (十億ドル) |
債務/EBITDA |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026 Q1 | 34.6 | 37.7 | -3.2 | 21.1 | — |
| 2025 | 35.0 | 38.5 | -3.5 | 21.2 | 2.0 |
| 2024 | 35.2 | 37.4 | -2.2 | 21.2 | 2.1 |
| 2023 | 38.6 | 42.1 | -3.5 | 22.5 | 2.2 |
| 2022 | 37.0 | 40.9 | -3.9 | 25.1 | 2.4 |
| 2021 | 39.5 | 41.1 | -1.6 | 26.3 | 2.7 |
2025年末の総債務は257.09億ドル、現金・現金同等物は44.74億ドル、
純負債は約212億ドルでした。
長期債務は固定金利中心で、加重平均クーポンは約4.5%です。
2026年Q1末の総債務は246.02億ドルへ減少しました。
[10]
- 調整後EPSと現行年率配当の比率
- 営業CF・FCFによる配当カバー率
- 純負債と債務/EBITDA
- 紙巻きたばこの数量減少と値上げのバランス
- on!、on! PLUS、NJOYなど無煙製品の成長
配当利回りと株価の推移
MOの配当利回りは、配当額だけでなく株価によって変化します。
株価が下落すれば見かけ上の利回りは上がりますが、
その背景に事業悪化や配当減額リスクがないかを確認する必要があります。
※チャート左目盛り:MO株価
※チャート右目盛り:配当利回り、米国10年国債利回りなど
※株価はリアルタイムではなく、最大20分程度遅れる場合があります。
まとめ:MOの高配当は維持できるか
- 現行の四半期配当は1.06ドル、現行年率配当は4.24ドルです。
- 配当月は原則1月・4月・7月・10月、権利落ち月は3月・6月・9月・12月です。
- 2026年8月5日時点で、次回の配当額・権利落ち日は未発表です。
- 2025年の調整後EPS配当性向は約77%、2026年会社見通しに対する現行年率配当性向は約74~76%です。
- 2025年の営業CFは配当を1.33倍、FCFは1.30倍カバーしました。
- 一方、Marlboroとon!の数量減少、NJOYの不振、規制・訴訟、負債が長期的なリスクです。
アルトリアは、高成長株というより、成熟した高収益事業から得られるキャッシュフローを
配当と自社株買いで還元するインカム株です。
配当利回りの高さだけでなく、数量減少を値上げで吸収できるか、
無煙製品が紙巻きたばこの縮小を補えるか、キャッシュフローで配当をカバーできているかを継続的に確認する必要があります。
アルトリアの配当に関するよくある質問
アルトリアの配当はいつ支払われますか
原則として1月、4月、7月、10月です。
2026年は1月9日、4月30日、7月10日に1株1.06ドルが支払われました。
次回日程は2026年8月5日時点で未発表です。
MOの配当月は何月ですか
通常の配当月は1月、4月、7月、10月です。
権利落ち日は通常、3月、6月、9月、12月に設定されます。
アルトリアの次の権利落ち日はいつですか
2026年8月5日時点では未発表です。
直近の権利落ち日は2026年6月15日でした。
アルトリアの1株配当はいくらですか
最新の公式四半期配当は1株1.06ドルです。
現在の配当額が4回続くと仮定した現行年率配当は4.24ドルです。
アルトリアの配当利回りは何%ですか
2026年7月30日終値67.94ドルと現行年率配当4.24ドルを基準にすると、参考配当利回りは約6.24%です。
株価によって利回りは毎日変化します。
アルトリアは連続増配銘柄ですか
2025年に四半期配当を3.9%増やして1.06ドルとし、過去56年間で60回目の増配を実施しました。
ただし、2008年のPMI分離前後は企業構成が変化しているため、年間配当額の単純比較には注意が必要です。
アルトリアの配当性向は高すぎませんか
2025年の調整後EPSベースでは約77%です。
2026年の会社EPS見通しに対する現行年率配当性向は約74~76%です。
一般企業より高い水準ですが、営業CF・FCFによる配当カバーも合わせて判断する必要があります。
アルトリアが減配する可能性はありますか
将来の配当は取締役会の判断であり、保証されていません。
紙巻きたばこの数量減少、規制・訴訟、無煙製品の不振、キャッシュフロー悪化、
債務負担の増加などが重なると減配リスクが高まります。
【注】(出典リンク)
-
2026年5月14日宣言の四半期配当1.06ドル、権利落ち日6月15日、支払日7月10日
→ Altria「2026 Annual Meeting and Quarterly Dividend」
(確認日:2026-08-05)
↩ -
2026年第2四半期・上期決算、通期調整後EPSガイダンス、製品数量
→ Altria「Press Releases」
→ Altria「2026 Q2 Results Webcast」
→ Reuters「Altria misses quarterly profit estimates」
(確認日:2026-08-05)
↩ -
2026年CEO交代
→ Altria「2026 Annual Meeting」
→ SEC EDGAR「Altria 2026 Form 8-K」
(確認日:2026-08-05)
↩ -
2026年7月30日の株価と決算発表日の値動き
→ Google Finance「MO:NYSE」
→ MarketWatch「2026年7月30日のMO値動き」
(確認日:2026-08-05)
↩ -
配当方針と中位一桁台の配当成長目標
→ Altria「Dividend Information」
(確認日:2026-08-05)
↩ -
2026年1月・4月の配当日程
→ Altria「Dividend payable January 9, 2026」
→ Altria「Dividend payable April 30, 2026」
(確認日:2026-08-05)
↩ -
2008年のPhilip Morris International分離
→ Altria「Frequently Asked Questions」
(確認日:2026-08-05)
↩ -
2025年の四半期配当増額と60回目の増配
→ Altria「Increases Quarterly Dividend to $1.06」
(確認日:2026-08-05)
↩ -
2025年通期業績、調整後EPS、営業CF、設備投資、配当支払い、自社株買い
→ Altria「2025 Fourth-Quarter and Full-Year Results」
→ SEC EDGAR「Altria 2025 Form 10-K」
(確認日:2026-08-05)
↩ -
負債、純負債、固定金利債務、2026年Q1バランスシート
→ SEC EDGAR「Altria 2025 Form 10-K」
→ Altria「2026 First-Quarter Results」
→ SEC EDGAR「Altria 2026 Q1 Form 10-Q」
(確認日:2026-08-05)
↩

