データベース

geralt / Pixabay

全投稿記事 情報技術 米国株

【ORCL】オラクルの株価と決算、配当

更新日:

オラクル(Oracle Corporation)はマイクロソフトに次ぐソフトウェア大手です。

1977年にラリー・エリソンにより設立され、現在、法人向けデータベース管理システムであるオラクルデータベースは世界ナンバーワンのシェアを誇っています。

(その製品は、データベースのほか、リレーショナル・サーバー、アプリケーション開発、意思決定支援ツール、業務用アプリケーションなど幅広い分野にわたる)

オラクルはクラウド関連のソフトウェアのほか、サーバー等のハードウエア開発にまで業務範囲を広げました。

米国株四季報等の資料を見ると、概要の説明がいまひとつ分かりにくいので、分野別の収入を図表化してみます。

(出所:オラクルIR 2018 3Q

  項目 100万$ 比率
A クラウドソフトウェア 1151 12%
B クラウドプラットフォームとインフラストラクチャー 415 4%
A+B クラウド分野の総収入 1566 16%
C 新規ソフトウェアライセンス料 1388 14%
D ソフトウェアライセンスアップデートと製品サポート 5027 52%
C+D ソフトウェア分野の総収入 6415 66%
A+B+C+D クラウド+ソフトウェアの総収入 7981 82%
E ハードウェア収入 994 10%
F サービス収入 796 8%
A+B+C+D+E+F 総収入 9771 100%

要するに、ソフトウェアが3分の2、残りの3分の1を、クラウド分野とハードウェア、サービスで稼いでいる企業であるわけです。

【ORCL】オラクルの指標

スポンサーリンク

まず、9/7時点の主要指標は以下の通りです(出所はグーグルファイナンスなど)。

  • 1/2株価 : 47.57
  • 9/7株価 : 47.81
  • 年初来の株価上昇率 : 0.50%
  • 52週高値 : 53.48
  • 52週安値 : 42.57
  • EPS(1株利益) : 2.57
  • PER(株価収益率) : 18.62
  • 配当利回り : 1.59%
  • 配当成長率(5年比) : 31.95%
  • 時価総額(億$) : 1903
  • 株式数(億) : 39.8

【ORCL】オラクルの株価推移

まず、オラクルの株価を見てみます。

青線が株価推移。オレンジ線が100日間の移動平均線です。

その株価の推移を1年ごとに見てみましょう。

★表1:2008年初から18年9月7日までの株価推移(※18年終値は9/7のデータ)

ORCL 初値 最安 最高 終値 上昇率
08~現在 22.6 13.9 53.0 47.8 111.5%
2018 47.6 42.8 53.0 47.8 0.4%
2017 38.5 38.5 52.8 47.3 22.8%
2016 36.0 33.9 41.8 38.5 6.8%
2015 45.0 35.4 44.9 36.5 -18.8%
2014 37.8 35.8 46.2 45.0 19.0%
2013 34.1 30.0 38.3 38.3 12.2%
2012 26.3 25.6 34.1 33.3 26.7%
2011 31.6 24.8 36.4 25.7 -18.8%
2010 24.7 21.5 31.8 31.3 26.7%
2009 17.6 13.9 25.0 24.5 39.4%
2008 22.6 15.4 23.5 17.7 -21.5%

08年初から株を持ち続けていた場合、9月7日で約2.1倍(111%増)の評価額になります(※100%増=2倍のため)。

これを「09年初から持ち続けていた場合・・・、10年初から・・・」という風に、数値化すると、表2の通りになります。

★表2:各年初から18年9月7日までの株価伸び率

18~ 17~ 16~ 15~ 14~
0.4% 24.2% 32.8% 6.2% 26.5%
13~ 12~ 11~ 10~ 09~
40.2% 81.8% 51.3% 93.6% 171.6%

サブプライムショック後の09年初から、この銘柄を持ち始めた人は、本年9月7日時点で2.7倍以上の評価額になります。

ただ、18年の株価は伸び悩んでいます。

今後も同じ調子が続くのかどうかには注意が必要でしょう。

※オラクルの株価が18年3月20日に急落した理由

アナリストは3月19日の決算を否定的に評価し、クラウド事業の増収が鈍化すると予想。クラウドファーストのご時世の中で「オラクルはソフトウェア事業からクラウド事業への移行に成功していないのではないか」と疑われ、6年余りで最大の株価下落となりました。しかし、為替変動を考慮した実質値で見ると、17年第3四半期での前期比伸び率は、各分野で以下の通りでした。

  • クラウドソフトウェア:+31%
  • クラウドプラットフォームとインフラストラクチャー:+24%
  • クラウド分野の総収入:+29%
  • 新規ソフトウェアライセンス収入:-6%
  • ソフトウェアライセンスアップデートと製品サポート:+1%
  • ソフトウェア分野の総収入:±0%
  • クラウド+ソフトウェア分野の総収入:+4%
  • ハードウェア収入:-7%
  • サービス収入:-6%
  • 総収入:+2%

素人の筆者には、十分、クラウド分野の収入が伸びているように見えたのですが・・・。

【ORCL】オラクルの決算と配当

最後に決算の数字を見てみます。

(売上と利益、資産と負債、資本とキャッシュフローの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS。情報源はオラクル決算、亜州IR株式会社の『米国株四半期速報』、週刊東洋経済社の『米国会社四季報』等)

四半期決算と配当:2015~2018年

  売上高 純利益 EPS 配当
2015/2 9327 2495 0.56 0.12
2015/5 10706 2758 0.62 0.15
2015/8 8448 1747 0.4 0.15
2015/11 8993 2197 0.51 0.15
2016/2 9012 2142 0.5 0.15
2016/5 10594 2814 0.66 0.15
2016/8 8595 1832 0.43 0.15
2016/11 9035 2032 0.48 0.15
2017/2 9205 2239 0.53 0.15
2017/5 10892 3231 0.76 0.19
2017/8 9187 2210 0.52 0.19
2017/11 9621 2233 0.52 0.19
2018/2 9771 -4024 -0.98 0.19
2018/5 11252 3407 0.8 0.19

年間で見た決算は以下の通りです。

通年決算:2008~2018年

売上高 営業利益 純利益 EPS
2008/5 22430 8009 5521 1.06
2009/5 23252 8555 5593 1.09
2010/5 26820 9838 6135 1.21
2011/5 35622 12728 8547 1.67
2012/5 37121 14057 9981 1.96
2013/5 37180 14432 10925 2.26
2014/5 38275 14983 10955 2.38
2015/5 38226 14289 9938 2.21
2016/5 37047 13104 8901 2.07
2017/5 37728 13276 9335 2.21
2018/5 39831 14319 3825 0.9

配当余力:2008~2018年

営業CF フリーCF 配当性向 配当
2008/5 7402 7159 - -
2009/5 8255 7726 - 0.05
2010/5 8681 8451 18 0.2
2011/5 11214 10764 12.6 0.21
2012/5 13743 13095 12.2 0.24
2013/5 14224 13574 16.8 0.3
2014/5 14921 14341 15.1 0.48
2015/5 14336 12945 20.1 0.51
2016/5 13561 12372 29.5 0.6
2017/5 14126 12105 28.4 0.64
2018/5 15386 13650 88.4 0.76

利益率など:2008~2018年

粗利率 営業利益率 ROA ROE
2008/5 77.8 35.7 13.49 27.64
2009/5 79.4 36.8 11.81 23.25
2010/5 78.5 36.7 11.26 21.95
2011/5 76.4 35.7 12.65 24.22
2012/5 78.5 37.9 13.14 23.92
2013/5 80.2 38.8 13.64 24.74
2014/5 81.1 39.1 12.73 23.94
2015/5 80.3 37.4 9.88 20.8
2016/5 79.8 35.4 7.98 18.55
2017/5 80.2 35.2 7.55 18.46
2018/5 79.7 35.9 2.81 7.68

財務情報:2013~2018年

総資産 総負債 株主資本 自己資本率
2013/5 81812 37164 44648 54.6%
2014/5 90344 43466 46878 51.9%
2015/5 110903 62240 48663 43.9%
2016/5 112180 64891 47289 42.2%
2017/5 134991 81131 53860 39.9%
2018/5 137264 91538 45726 33.3%

ここ数年間で自己資本率は5割台から3割台にまで下がりましたが、流動資産と流動負債の割合は良好です。

流動資産 流動負債 非流動資産 非流動負債
2013/5 41692 12872 40120 24292
2014/5 48138 14389 42206 29077
2015/5 63183 15291 47720 46949
2016/5 64313 17208 47867 47683
2017/5 74515 24178 60476 56953
2018/5 75964 19195 61300 72343

キャッシュフロー:2013~2018年

営業CF 投資CF 財務CF フリーCF
2013/5 14224 -5956 -8500 13574
2014/5 14921 -7539 -4068 14341
2015/5 14336 -19047 9850 12945
2016/5 13561 -5154 -9856 12372
2017/5 14126 -21494 9086 12105
2018/5 15386 -5625 -9982 13650

【スポンサードリンク】

-全投稿記事, 情報技術, 米国株

Copyright© トランプ政権と米国株投資 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.