PG(プロクター・アンド・ギャンブル)今後の見通し
プロクター&ギャンブル(The Procter & Gamble Company)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(PGとCLXを比較:プロクター・アンド・ギャンブルとクロロックス)を参照
直近決算
2024年10月18日(米国時間)にプロクター&ギャンブル(The Procter & Gamble Company)は決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想1.9$→結果1.93$
・売上高:予想219.1億$→結果217.4億$(前年同期比-1%)
★ガイダンス
《通年》
・EPS:予想6.97$→結果6.91~7.05$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はyahoo financeを参照しました
企業概要
プロクター&ギャンブルは世界最大の日用品メーカーです。
P&Gは世界中の消費者に向けて、量販店、食品雑貨店、会員制小売店、ドラッグストア、デパート、ベビーショップ、専門美容店、eコマース、薬局などを中心に約180の国・地域で製品を販売しています。
PGのブランドのうち21ブランドの年間売上は10億ドル以上を誇っています。
紙おむつの「パンパース」、生理用ナプキンの「ウィスパー」、洗剤の「アリエール」や「ボールド」「タイド」、食器洗い用洗剤の「ジョイ」、消臭剤の「ファブリーズ」、髭剃りの「ジレット」、電気髭剃りの「プラウン」、シャンプーの「パンテーン」「ヴィダルサスーン」「h&s」、化粧品の「SK-Ⅱ」、おむつの「パンパース」などが有名です。
その売上高のうちWMT(ウォルマート)が約15%を占めています。
選択と集中を進め、2012年にはプリングルズ(ポテトチップス)を売却。14年にはペットケア事業から撤退。
さらにはBRK(バークシャーハサウェイ)ヘ電池事業を手掛けるデュラセル社を譲渡し、2016年にはCOTYに美容製品事業の一部を売却しました。
18年には独メルクと合意した一般向け医薬品事業の買収手続きを完了(同時にテバとの合弁事業を解消)。
20年1月に女性ボディケアのビリ一社の買収計画を発表しました。
事業構成(売上比)は以下の通り。
(※F&H=ファブリックケア&ホームケア、BF&F=ベビー・フェミニン&ファミリーケア、企業用=企業用品)
【事業構成】
【地域別売上高】