TTD(トレードデスク)今後の見通し

情報技術

ザ・トレードデスク(The Trade Desk, Inc.)の株価チャートの推移と主な指標(目標株価やPERなど)を確認します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

直近決算

TTDは2月12日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.57$→結果0.59$
・売上高:予想759億$→結果741億$(前年同期比+22%)
★ガイダンス
《四半期》
・売上高:予想5.815億$→結果5.75~億$
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。

企業概要

ザ・トレードデスクは、広告主や広告代理店向けのデマンドサイドプラットフォーム(DSP)を提供しています。

DSPとは、広告主がオンライン広告の在庫をリアルタイム入札(RTB)により購入するためのシステムです。

そのプラットフォームは、ディスプレイ広告、ビデオ広告、SNS広告、コネクテッドTV広告など、多様な媒体への広告配信を一元管理し、広告キャンペーンの最適化を実現します。

その事業内容は以下の通りです。

(1) デマンドサイドプラットフォーム(DSP):広告主や広告代理店向けに、オンライン広告在庫の購入や管理を自動化。

膨大な広告データを解析し、どの広告がどのタイミングで表示されるべきかをリアルタイムで判断し、費用対効果(ROI)の最適化を実現します。

(2) マルチチャネル広告配信:PC、スマートフォン、タブレットに加え、コネクテッドTV(スマートTV)広告まで、様々なデジタル媒体で広告を配信できます。

クラウドベースのシステムにより、どのデバイスでも効果的な広告配信を実現し、特に、急成長するモバイル広告やコネクテッドTV広告市場での強みを発揮しています。

(3) AIと高速コンピューティングによる最適化:AIと高速コンピューティング技術を活用し、広告配信の費用対効果をリアルタイムで分析し、最適な広告戦略を提案します。

広告キャンペーンの効果測定を迅速化し、予算の無駄を省き、ROIを最大化します。

(4) コネクテッドTV広告の活用:従来のケーブルテレビに代わる広告媒体として急速に普及。

この成長市場において、視聴者の興味・関心に合わせたターゲット広告を展開するプラットフォームを提供。

TTDは北米市場で高いシェアを保持し、欧州、アジア、南米、オセアニアなど各地域において現地のパートナーと連携。

地域特有の広告ニーズに応えるサービスを展開しています。

市場戦略としては、以下の3点を重視しています。

・サブスクリプションモデル: 広告主は月額または年額でプラットフォーム利用料を支払い、常に最新のツールとデータ解析サービスを利用可能。

・デジタル化の推進: クラウド、AI、ビッグデータ技術を駆使して、広告キャンペーンのパフォーマンスを最適化。

・パートナーシップの強化: Google、Amazon、IBMなどの大手テクノロジー企業との連携により、プラットフォームの機能拡充とグローバルネットワークを強化。

【出典】

Posted by 南 一矢