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【MSFT】クラウドファーストで株価倍増 2018年はどうなる

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新進気鋭のインド系経営者サティア・ナデラ氏はマイクロソフトのCEOです。

ビル・ゲイツ氏がマイクロソフト会長をやめてからずいぶんと月日が経ち、同社もかつてのWindows一本槍から多様なクラウドサービスを充実させています。

ブルームバーグHPでも「ソフトウエア製品の開発、製造、ライセンス供与、販売、サポート」だけでなく、「オペレーティングシステム、サーバー・アプリケーション、法人・個人向けアプリケーションのソフトウエア、ソフトウエア開発ツール」「インターネット/イントラネットソフトウエア」「テレビゲーム機、デジタル音楽・娯楽用機器」等にまで広がる事業の多角化ぶりが強調されていました。

「アップルやグーグルの真似じゃないの?」と勘繰る向きもありますが、結構、Microsoft Azureを使っている大手企業も多いのでマイクロソフトのクラウドの評価は悪くありません。

グーグルやアップル、アマゾンよりも安定感があり、そこそこ配当金も出るので、投資先としてはちょうどよいバランス感が出てきたところなのかもしれません。

この記事では最近のMSFTのパフォーマンスを踏まえ、サティア・ナデラCEOのクラウドファーストの考え方等を紹介してみます。

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【MSFT】マイクロソフトのトータルリターン

まず、ブルームバーグHPでマイクロソフトの指標を見てみます(2018/2/15閲覧)

  • 52週レンジ:63.62~96.07
  • 1年トータルリターン:45.33%
  • 年初来リターン:7.55%
  • 株価収益率(PER) :26.6
  • 12ヶ月1株当り利益 (EPS) :3.46
  • 株価売上高倍率(PSR) :6.94
  • 直近配当利回り(税込):1.83%

株価の45%が増えるのですから、税金(2割)を引いても、100万円投資したら36万円になります。

新型PCだけでなく、プリンター等、一式そろえてもお釣りが出そうです。

他のテクノロジー企業と比べると、配当が出るという点も、非常に重要です。

マイクロソフトの株価推移をチャートで一覧

他のテック系企業とマイクロソフトの株価推移を比べてみます。

青太字がアマゾン、がグーグル、水色がフェイスブック、がマイクロソフト、黄土色がアップルです。

2018年に株価が伸び、2月の株安後、マイクロソフトは、従来の株価に戻りました。

しかし、今後、株価の天井が破れるかどうかが気になるところです。

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次に、ここ2年の株価の動きを見てみます。

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アマゾンの伸び率は150%、FB、MSFT、AAPLは75%ぐらい、GOOGLは50%ほどです。

次に5年チャートを見てみましょう。

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5年の伸び率で見るとフェイスブックが600%。

アマゾンは450%、アップルやグーグルが200%、マイクロソフトが250%近い水準です。

マイクロソフトの伸びがよいのは、サティア・ナデラCEOに代わり、クラウドファーストが功を奏したからでしょう。

5年チャートで見ると、マイクロソフトはグーグルやアップルよりも高い伸び率になりました。

サティア・ナデラCEOのクラウドファースト構想

そこで、クラウドファーストを掲げるマイクロソフトCEOの構想を見てみます。

インテルはクラウド時代に乗り遅れ、伸び悩んでいますが、マイクロソフトは14年2月に就任したサティア・ナデラCEOがクラウドサービスに重点投資を行い、ここ3年で時価総額を2倍にしました(前掲チャートで見た3年で100%の伸び率のこと)。

これからは、マイクロソフトは「お家芸の『追い上げ』でアマゾン、グーグル急追」を果たすのではないかとも見られています。

日経BPの「ナデラ式マイクロソフト復活戦略」の要点を紹介してみましょう(2018年1月15日、根来龍之氏の見解)

根来氏は「マイクロソフトは、歴史的に見て、ファーストペンギンにはならないけれど、先行企業をキャッチアップするのが得意な会社であり、モバイル化とクラウド化に関しても、遅れたというより、むしろ非常に早く対応した」と肯定的に近年のMSFTを評価しています。

  • ナデラはCEO就任後、クラウド事業を強力に推し進めたが、利益率が少し下がっている(営業利益率は25%水準)が、これはデータセンター等の巨額の先行投資を行ったためだ。
  • しかし、売上高はしっかりと維持しているので、既存事業が元気な間に先行企業が切り開いた新技術事業への追い上げを開始していると言える。
  • これは既存資産を生かしながら、自社の特徴を出して追い上げるので、成功しやすい。
  • 「追い上げ戦略」は、マイクロソフトの40年の歴史を振り返ってみても、同社が得意としている“お家芸”だ。
  • その例はインターネット・エクスプローラー(IE)。ネットスケープ・ナビゲーターの後追いで開発し、追い上げ戦略で成功。
  • クラウド化でも、Office 365の先行はグーグルのGoogle Apps、Microsoft Azureの先行はアマゾンのAWS等と追い上げている。

この改革を主導するサティア・ナデラ氏(Satya Nadella)の人物像は以下の通り。

  • 情報科学の修士号取得のため、21歳にインドのハイデラバードから渡米。
  • 米中西部やシリコンバレーの経験を経て、92年にマイクロソフト入社。
  • コンシューマー、エンタープライズ両部門で、製品開発やイノベーションを主導。
  • フレッド・ハッチンソンがん研究センターの評議員、スターバックス取締役を務め、シアトルの小児病院や障害者向け施設を支援している

ナデラ氏は「モバイルファーストからクラウドファーストへの移行」への対応に注力しています。

モバイルファーストの時代には、ユーザーエクスペリエンスにおいて、顧客は一つのデバイスのみでなく、複数のデバイスを使用します。

幾つものデバイスを用いてタスクを完了させる(マルチデバイス)中でMSFTの製品・サービスが評価されると見て、アプリケーションを構築すべきなのですが、これだけでは十分ではありません。

その上に、AIやデータという次世代の重要資産の働きを踏まえて、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指さなければなりません。

こうしたクラウドファースト時代に対応し、マイクロソフトはWindowsだけでなく、様々なクラウドサービスを充実させてきました。

筆者はアップル製品との相性がよくないので、長らくMSFTユーザーを続けてきました。

MSFTには融通が利かないところもありますが、ユーザーの一人としては、今後の発展に期待したいと考えています。

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