BA(ボーイング)今後の見通し
ボーイング(Boeing Company)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(BAとRTXを比較:ボーイングとレイセオンテクノロジーズ)を参照
直近決算
2025年1月28日(米国時間)にBA(ボーイング)は決算を発表しました。 ボーイングは世界最大級の航空・宇宙メーカーです。 民間航空機と軍需分野(戦闘機や爆撃機、輸送機や空中給油機、電子防衛システム、ロケットエンジン、人工衛星など)に二分されます。 17年にはグローバルサービス部門が分野横断的にサービス機能を統合し、部品交換や改修、アップグレード、データ分析や情報サービスの提供などを行うようになりました 。 1997年に マクドネルダグラスを買収したことで巨大化し、民間機分野では欧州のエアバスと市場を二分しています。 貨物機では世界シェアの9割を占め、軍用機でも世界2位の大手メーカーです。 近年では、採算性の高い民間機に力を入れ、大型ジャンボの747から撤退し、小型機へのシフトを進めました。 2018年には米中貿易戦争の勃発と米朝対話の開始(※軍事株は下落)で株価が下落。 「737MAX」は18年10月に墜落事故が原因で運用停止。 19年には株価が戻り始めた頃、3月にエチオピアで「ボーイング737MAX」が墜落。 その後、ボーイングは「737MAX」のソフトウエアを更新し、政府の許可を得て機体を再稼働させたものの、2020年にはコロナショックでエアライン業界が機能停止。 かつてない危機に立たされましたが、737MAXは2020年11月に運転再開が承認されました。しかし、23年終わり頃にまた問題が再浮上して運転は停止しています。 22年1月には新型貨物機を発表しています。 【事業構成】 【地域別売上高】
★業績
《四半期》
・EPS:予想-1.74$→結果-5.9$
・売上高:予想170.4億$→結果152.4億$(前年同期比−31%)
★出所
・IRプレスリリース
・予想値は企業概要