ABBV(アッヴィ)今後の見通し
アッヴィ(AbbVie Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
直近決算
ABBV(アッヴィ)は2024年10月30日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想2.92$→結果3$
・売上高:予想142.8億$→結果144.6億$(前年同期比+4%)
★ガイダンス
《通年》
・EPS:予想10.85$→結果10.9~10.94$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
アッヴィは研究開発を核にしたバイオ医薬品メーカーです。
ABBVは2013年に製薬大手のABT(アボットラボラトリーズ) から研究開発中心の製薬事業を分社化し、設立されました。
免疫学や腫瘍学分野に力点を置き、関節リウマチやクローン病、C型肝炎、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)、子宮内膜症、甲状腺疾患、パーキンソン病、慢性腎臓病、嚢胞性、線維症など、広範にわたって製薬を行っています。
ABBVは、15年にファーマサイクリックス(バイオ医薬品企業)を210億ドルで買収。
20年には美容医療やアイケアに強いアラガンを買収したので、女性医学分野での新薬が追加されるはずです。
現在、170カ国以上でアッヴィの医薬品が利用されています。
興味深いことに、その主要顧客には米国防総省も入っています。軍御用達の医薬品メーカーでもあるわけです。
【製品の例】
★ヒュミラ:抗リウマチ治療薬(アダリムマブとも呼ばれる)
★イブルチニブ:血液がん治療薬。 商品名インブルビカ。
★スキリージ:モノクローナル抗体製剤
★マヴィレット(ヴィキラ):C型肝炎治療薬
★クレオン:膵外分泌不全治療薬
【製品別売上高】
【地域別売上高】