スターバックス

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【SBUX】スターバックスの株価と決算、配当

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スターバックス(Starbucks Corporation)は自社ブランドコーヒーの小売、焙煎、販売を行い、世界各国で小売店舗を運営しています。

販売グループ、直販事業、スーパー、ネットを通じてコーヒー豆を販売。ボトル入りコーヒー飲料やアイスクリームなども製造、販売しています。

(2017年9月末時点の店舗数は27339店。そのうち米州で16559店が展開されている。従業員は25万人以上)

2011年に野菜・果物ジュースを製造する「エボリューションフレッシュ」を買収。12年には茶葉販売チェーンの「ティーバナ」を買収。

14年にはスターバックスコーヒージャパンを完全子会社化。中国では合弁事業のイーストチャイナの全株式を取得する方針を17年7月に明らかにしています。

18年6月4日には、カリスマ経営者のハワード・シュルツ会長が退任を発表しました。

シュルツ氏は、1982年に業務とマーケティングの責任者としてスターバックスに入社。ひとたび独立の後、1987年に同社を買収し、36年もの長きにわたりCEOを務め、現在の規模にまで同社を発展させてきました。

「スタバはただの喫茶店ではなく、顧客にとっての「サードプレース」(仕事、家庭に次ぐ第3の居場所)である。だからこそ、そこは仕事や家庭のストレスから逃れられる一時の安息の場所、魅力的で刺激的な場所でなければならないのだ。『ここにあるものは全て一流』でなければならないのだ」

そうした信念が企業文化となり、スタバは大きく躍進したわけです。

シュルツは、コーヒー豆のひきだけでなく、顧客へのあいさつまで細部にわたって顧客満足を徹底し、最前線を担うバリスタは、会社の重要な強みを担っていることを強調。

「福利厚生によって会社はより儲かり、生産性は上がる」と株主を説得し、米企業で最初にパート従業員に健康保険やストックオプションを提供しています。

シュルツ氏の退任会見後、ムーディーズが株主還元のための債務増を理由に6月20日にスターバックスのシニア無担保格付けを「A3」から「Baa1」に引き下げ、株価は下落しましたが、今後の展望はどうなるのでしょうか。

スターバックスは、現在、2022年までに、中国店舗数を3300から6000に増やす計画を立てています(年間600点を出店。売上三倍増を目指す)。

米国内の既存店売上高は17年度以降、客足が伸びておらず、飲料販売の利益率低下が指摘されているため、海外に販路を見出しているようです。

スターバックスはスイスのネスレへの販売権付与(71億5000万ドル)で中国事業の拡大の資金を獲得。この提携により、ネスレは中国のスーパーマーケットやレストランなどでスターバックスブランドのパッケージコーヒーを売れるようになり、スターバックスは中国市場から利益を獲得できるわけです。

2017年時点のデータで見ると、中国での「レディ・トゥ・ドリンク・コーヒー市場」(購入後そのまま飲める缶やペットボトル入りコーヒー飲料のマーケット)のシェアではネスレが7割です。

ネスレ70.8%
サントリー4.9%
ユニプレジデント3.3%
スターバックス3.1%
その他17.9%

この市場にアクセスすることで、スターバックスは売り上げ拡大を目指しています。

今後の見所は、シュルツ氏がつくった良き伝統が継承され、世界各地で顧客満足を実現できるかどうか、ということでしょう。

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(出所はグーグルファイナンスなど)

1/2株価58
11/23株価65.8
株価上昇率13.60%
52週高値69
52週安値47.4
EPS3.21
PER20.51
配当(利回り)1.44 (2.19%)
時価総額(億$)817
株式数(億)12.4

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

その株価の推移を1年ごとに見てみましょう 。

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は11/23)
SBUX初値最安最高終値上昇率
20185848.568.765.713%
201755.952.764.657.43%
201658.851.861.455.5-6%
201541.139.663.56046%
20143934.441.9415%
201327.326.64139.244%
201223.421.630.826.815%
201116.315.823.22341%
201011.610.916.516.139%
20094.74.111.911.5145%
200810.13.610.24.7-53%
★2:各年初から2018/11/23までの伸び率
18年~17年~16年~15年~14年~13年~
13%18%12%60%68%141%
12年~11年~10年~09年~08年~-
181%303%466%1298%550%-

配当利回りと配当性向

次に、10年ほどの配当金と配当性向の推移をモーニングスター(MS)社のデータで見てみます。

(配当性向=1株当たり配当÷EPS×100〔純利益から配当金を支払っている割合〕/MS社は非GAAPのEPSで配当性向を試算。GAAP基準のEPS試算〔=単純計算〕の箇所は筆者挿入。/TTMは11/12時点から過去12カ月で計算した値)

年/月EPS配当配当性向
(GAAP)単純計算MS試算
2010/90.620.1219.418.6
2011/90.810.2632.132.1
2012/90.90.3437.835.6
2013/90.010.424200.038.3
2014/91.350.5238.5319.3
2015/91.820.6435.234.3
2016/91.90.842.142.7
2017/91.97150.848
TTM3.211.1535.835.8

四半期ごとの配当も見てみます。

権利落ち日1株配当配当利回り当日株価
2018/11/150.362.0%67.6
2018/08/090.362.4%51.92
2018/05/100.32.0%57.65
2018/02/080.32.0%53.77
2017/11/160.31.8%57.24
2017/08/100.251.9%53.07
2017/05/110.251.6%60.27
2017/02/090.251.6%55.81
2016/11/170.251.5%55.85
2016/08/040.21.4%55.42
2016/05/050.21.4%56.25
2016/02/040.21.2%58.29

四半期決算(予想と実値)

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さらに、決算を見ていきます。まずはロイターが調べた四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます(2018/11/18、売上単位は100万ドル)。

ロイター予想値

※決算予想では米国会計基準(GAAP)とは異なる「非GAAP基準」の数値が多用されています。これは各社が経営実態を踏まえて調整した数値です(売上とEPSの数値が後述のGAAP基準での数値と異なる場合は、非GAAP基準の数値)。

売上予想平均上限下限期間
2020281222857327389通年
2019261212687325507通年
2018246952497824476通年
12-187048711769614半期
9-186268656260614半期
売上予想結果
9-1862686304360.57
6-1862526310590.94
3-1859336032991.67
12-17618360741091.77
9-17580456981061.82
EPS予想平均上限下限期間
20203.003.142.84通年
20192.652.842.61通年
20182.412.502.37通年
12-180.740.770.714半期
9-180.600.630.574半期
EPS予想結果
9-180.600.620.023.51
6-180.610.620.012.04
3-180.530.530.000.00
12-170.570.580.011.51
9-170.550.550.000.66

四半期決算(GAAP基準)

GAAP基準での四半期会計の実績は以下の通りでした(以下、次節の通年決算も含めて、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

SBUX売上高営業利益純利益EPS
09-2017569810237890.54
12-20176074111622501.57
03-201860327736600.47
06-2018631010388520.61
09-201863049577560.59

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます。

損益計算(売上、純利益等)

売上高営業CF同マージン純利益
2008/0910383125912.1%316
2009/099775138914.2%391
2010/0910707170515.9%946
2011/0911700161213.8%1246
2012/0913276175013.2%1383
2013/0914866290819.6%8
2014/09164476083.7%2068
2015/0919163374919.6%2757
2016/0921316469822.0%2817
2017/0922386425219.0%2884
2018/0924720425217.2%4518

※同マージン=営業キャッシュフローマージン。15~35%程度あれば優良な数値。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

営業利益率EPSDSO
2008/97.40.2110.85
2009/97.90.2611.21
2010/912.40.629.78
2011/913.00.8110.75
2012/913.40.911.97
2013/914.80.0112.83
2014/917.01.3513.23
2015/917.51.8212.85
2016/918.11.912.74
2017/917.41.9713.36
TTM15.93.2112.46

※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。上記TTMは11/12時点から過去12カ月で計算した値。

バランスシート

総資産総負債株主資本自己資本率
2009/0955772520305754.8%
2010/0963862704368257.7%
2011/0973602973438759.6%
2012/0982193105511562.2%
2013/09115177034448238.9%
2014/09107535479527449.0%
2015/09124166597582046.9%
2016/09143138422589141.2%
2017/09143668909545738.0%
2008/09241562298111764.9%

ROAとROEなど

(ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合 /ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合 /流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る〔下表では資本が負債の何倍かを表記〕)

ROAROE流動比率
単位倍率
2008/95.713.20.8
2009/97.014.11.29
2010/915.828.11.55
2011/918.130.91.83
2012/917.829.21.9
2013/90.10.21.02
2014/918.642.41.37
2015/923.849.71.19
2016/921.148.21.04
2017/920.150.91.25
TTM28.792.61.01

キャッシュフロー

営業CF投資CF財務CFフリーCF
2008/091259-1087-185274
2009/091389-421-642986
2010/091705-790-3461264
2011/091612-1020-6081198
2012/091750-974-746894
2013/092908-1411-1081757
2014/09608-818-623-553
2015/093749-1520-22572454
2016/094698-2223-18733258
2017/094252-850-30792732
2008/094252-850-30792732

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