LRCX(ラムリサーチ)今後の見通し

半導体,情報技術

ラムリサーチ(Lam Research Corporation)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

銘柄比較については関連記事(AMATとLRCXを比較:アプライドマテリアルズとラムリサーチ)を参照

直近決算

2024年10月17日(米国時間)にLRCX(ラムリサーチ)は決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.81$→結果0.86$
・売上高:予想40.5億$→結果41.7億$(前年同期比+8%)
★ガイダンス
《四半期》
・EPS:予想0.85$→結果0.77~0.97$
・売上高:予想42.2億$→結果40~46億$
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreetinsiderを参照しました

企業概要

ラムリサーチ(Lam Research Corporation)は、IC製造用の半導体製造装置メーカーです。

社名の「ラム」は、1980年に同社を設立したデイビット・ラムにちなんでいます。

半導体製造は、まず、前工程で基板の洗浄・成膜・フォトマスク転写・エッチング・研磨を繰り返しますが、LRCX社の製品は、シングルウェハの洗浄や、シリコンウエハーにつけた特殊フィルムの一部をエッチングして回路を設計するために使われています。

(※この製造工程では金属を含んだ無機物やポリマー化合物といった有機物の汚染物質が出るので、小さな汚染物質を洗い、除く必要がある。汚染物質は半導体に欠陥を生じさせ、歩留まりを悪化させるので、同社のシングルウェハ洗浄製品はそれを防ぐ役割を担っている)

LRCXには、トップシェアを誇る半導体エッチング装置やシングルウェハ洗浄製品に強みがあり、アジアに事業を拡大しています。

【地域別売上高】

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Posted by 南 一矢