【AAPL】アップルの株価と決算、配当

2019年7月14日

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アップルは、スマホやタブレットをはじめとした移動通信機器やPCと関連製品、ソフトウェアの製造・販売やサービス事業などを展開しています。

その中心は売上の6割を占める「iPhone 」ですが、タブレットの「iPad」、PCの「MAC」、携帯音楽プレーヤーの「iPod」、スマートスピーカーの「ホームポッド」、スマートウォッチの「アップルウォッチ」等を手がけ、「iTunes」を中心としたサービス事業をも展開しています。

ざっくりいえば「かっこよさを追求する情報機器の製造業。ソフトやサービスもてがけています」という感じなのかもしれません。

ただ、最近は、GOOGLが2018年11月にスマホ「ピクセル」を日本でも販売開始したりと競争が激化しています。

(18年9月時点の地域別売上高は、米国+カナダが36.9%、中国が19.6%、その他が43.5%)

アイフォンの伸びが天井に達し、減収に転じてきたので、最近は他の製品やサービスが注目されています。

2018年にはデジタル音声アシスタント「Siri」を搭載したスマートスピーカーの「ホームポッド」を発売(米英豪⇒仏独の順)。

2019年には、約1000円で新聞や雑誌が読み放題になる「Apple News+」の開始を発表。

今後は、AIを用いたホームポッドや自動運転等の新技術やサービスにおけるサブスクリプション化などが注目されるでしょう。

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主な指標を概観

まず、主な指標でアップルのデータを見てみます(出所はグーグルファイナンスなど)

1/2株価 154.9
7/12株価 203.3
株価上昇率 31.3%
52週高値 233.5
52週安値 142
EPS 12.21
PER 16.65
配当(利回り) 1.52%
時価総額(億$) 9354
株式数(億) 46

株価推移(チャートと伸び率)

次にAAPLの株価推移を見てみます。

青線が株価推移。オレンジ線が200日間の移動平均線です。

その伸びを各年ごとに見ていったら、どうなるのでしょうか。

★1:各年の株価伸び率(※19年終値は7/12)
AAPL 初値 最安 最高 終値 上昇率
2019 154.9 142.2 203.1 203.3 31%
2018 170.2 146.8 232.1 157.7 -7%
2017 115.8 116 176.4 169.2 46%
2016 102.6 90.3 118.3 115.8 13%
2015 111.4 103.1 133 105.3 -6%
2014 79.4 71.4 119 110.4 39%
2013 79.1 55.8 81.4 80.2 1%
2012 58.5 58.8 100.3 76 30%
2011 46.6 45.1 60.3 57.9 24%
2010 30.5 27.4 46.5 46.1 51%
2009 12.2 11.2 30.2 30.1 147%
2008 28.5 11.5 28.5 12.2 -57%
★2:各年初から2019/7/12までの伸び率
19年~ 18年~ 17年~ 16年~ 15年~ 14年~
31% 19% 76% 98% 82% 156%
13年~ 12年~ 11年~ 10年~ 09年~ 08年~
157% 248% 336% 567% 1566% 613%

配当利回りと配当性向

次に、配当利回りの推移を四半期ごとの配当金の額も見てみます

権利落ち日 1株配当 配当利回り 当日株価
2019/05/13 0.77 1.6% 185.7
2019/02/11 0.73 1.5% 194.2
2018/11/12 0.73 1.4% 208.87
2018/08/13 0.73 1.4% 188.15
2018/05/14 0.73 1.6% 162.71
2018/02/12 0.63 1.4% 173.97
2017/11/13 0.63 1.5% 159.85
2017/08/14 0.63 1.5% 155.7
2017/05/15 0.63 1.8% 133.29
2017/02/13 0.57 2.1% 110.41
2016/11/07 0.57 2.1% 108.37
2016/08/08 0.57 2.3% 92.79
2016/05/09 0.57 2.2% 95.01

さらに、配当性向の推移をモーニングスター(MS)社のデータで見てみます。

★配当性向=1株当たり配当÷EPS×100〔純利益から配当金を支払っている割合〕

★MS社は非GAAPのEPSで配当性向を試算。GAAP基準のEPS試算〔=単純計算〕の箇所は筆者挿入。

年/月 EPS 配当 配当性向
(GAAP) 単純計算 MS試算
2013/9 5.68 1.63 28.7 27.4
2014/9 6.45 1.81 28.1 28.5
2015/9 9.22 1.98 21.5 22.3
2016/9 8.31 2.18 26.2 24.8
2017/9 9.21 2.4 26.1 26.5
2018/9 11.91 2.72 22.8 23.7

順調に増配が続いているようです。

四半期決算(2019予想など)

ロイターによれば四半期決算のEPSと売上の予想は以下の通りです(2019/5/3、売上単位は100万ドル。EPS=希薄化後EPS)

EPS:予想と結果

予想 平均 上限 下限 期間
2020 12.83 14.15 9.75 1年
2019 11.48 12.19 10.59 1年
9-19 2.11 2.22 1.79 3カ月
6-19 2.36 2.49 2.12 3カ月
EPS 予想 結果
3-19 2.36 2.46 0.10 4.13
12-18 4.17 4.18 0.01 0.32
9-18 2.78 2.91 0.13 4.65
6-18 2.18 2.34 0.16 7.43
3-18 2.67 2.73 0.06 2.21
12-17 3.85 3.89 0.04 1.08
9-17 1.87 2.07 0.2 10.85

売上高:予想と結果

予想 平均 上限 下限 期間
2020 269434 284885 258470 1年
2019 257269 261384 251100 1年
9-19 53518 54273 52515 3カ月
6-19 57386 58984 54511 3カ月
EPS 予想 結果
3-19 57386 58015 629 1.1
12-18 83971 84310 339 0.4
9-18 61558 62900 1342 2.18
6-18 52294 53265 971 1.86
3-18 60809 61137 328 0.54
12-17 87181 88293 1112 1.28
9-17 50699 52579 1880 3.71

※決算予想では米国会計基準(GAAP)とは異なる「非GAAP基準」の数値が多用されています。これは各社が経営実態を踏まえて調整した数値です(売上とEPSの数値が後述のGAAP基準での数値と異なる場合は、非GAAP基準の数値)。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます。

(売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)

損益計算(売上、純利益等)

売上高 営業CF 同マージン 純利益
2008/9 32479 9596 29.5% 4834
2009/9 42905 10159 23.7% 8235
2010/9 65225 18595 28.5% 14013
2011/9 108249 37529 34.7% 25922
2012/9 156508 50856 32.5% 41733
2013/9 170910 53666 31.4% 37037
2014/9 182795 59713 32.7% 39510
2015/9 233715 81266 34.8% 53394
2016/9 215639 65824 30.5% 45687
2017/9 229234 63598 27.7% 48351
2018/9 265595 77434 29.2% 59531

※同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%以上あれば優良な数値。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

AAPL 営業利益率 EPS DSO
2009/9 27.4 1.3 24.6
2010/9 28.2 2.2 24.8
2011/9 31.2 4 18.3
2012/9 35.3 6.3 19
2013/9 28.7 5.7 25.7
2014/9 28.7 6.5 30.5
2015/9 30.5 9.2 26.8
2016/9 27.8 8.3 27.6
2017/9 26.8 9.2 26.8
2018/9 26.7 11.9 28.2

※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。DSOが急増する企業は要注意。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

AAPL 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
2008/9 36171 13874 22297 61.6%
2009/9 47501 15861 31640 66.6%
2010/9 75183 27392 47791 63.6%
2011/9 116371 39756 76615 65.8%
2012/9 176064 57854 118210 67.1%
2013/9 207000 83451 123549 59.7%
2014/9 231839 120292 111547 48.1%
2015/9 290345 170990 119355 41.1%
2016/9 321686 193437 128249 39.9%
2017/9 375319 241272 134047 35.7%
2018/9 365725 258578 107147 29.3%

さらに、重要指標を見てみます。

ROAとROEなど

AAPL ROA ROE 流動比率
単位 倍率
2009/9 18.9 31.3 2.7
2010/9 22.8 35.3 2
2011/9 27.1 41.7 1.6
2012/9 28.5 42.8 1.5
2013/9 19.3 30.6 1.7
2014/9 18 33.6 1.1
2015/9 20.5 46.3 1.1
2016/9 14.9 36.9 1.4
2017/9 13.9 36.9 1.3
2018/9 16.1 49.4 1.1

★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業が上げた利益を見る

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業が上げた利益を見る

★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る(表では資本が負債の何倍かを表記)

キャッシュフロー

AAPL 営業CF 投資CF 財務CF
2008/9 9596 -8189 1116
2009/9 10159 -17434 663
2010/9 18595 -13854 1257
2011/9 37529 -40419 1444
2012/9 50856 -48227 -1698
2013/9 53666 -33774 -16379
2014/9 59713 -22579 -37549
2015/9 81266 -56274 -17716
2016/9 66231 -45977 -20890
2017/9 64225 -46446 -17974
2018/9 77434 16066 -87876