【AMD】アドバンストマイクロデバイセズの株価と決算

5G,半導体,情報技術,米国個別株,高成長銘柄

アドバンストマイクロデバイセズ(Advanced Micro Devices, Inc.)はPC・サーバー等のCPU(中央演算処理装置)やゲーム機器等のGPU(画像処理半導体)を開発・販売しています。

(CPUはPCの頭脳部分を担い、GPUはゲーム機器等のグラフィックに用いられる)

PCとサーバー用CPUではINTC(インテル)と競合し、家庭用ゲーム機用GPUではNVDA(エヌビディア)と競合。

CPUでは「Ryzen9」、GPUでは「Radeon RX 6000」でライバルのシェア切り崩しを進めているところです。

AMDのCPUやGPUはソニーのプレステ5やMSFTのXboxで使われているので、その性能を体感している人も多いのではないでしょうか。

従来、高性能領域ではNVDAが主流でしたが、近年ではAMDも同じ領域に進出してきたので、競争はヒートアップしています。

社史をたどると、AMDは元来、自社で半導体をつくっていましたが、2009年に生産部門を分社化し、ファウンドリー(半導体受託生産会社)の合弁会社(グローバルファウンドリーズ)を設立しました。

しかし、グローバルファウンドリーズは10ナノ以降の微細化に対応できないので、AMDは7ナノのCPUやGPUをTSMC(台湾セミコンダクター)に生産を委託しています。

(パソコン用CPUのRyzen、データセンター用CPUのEPYC、PCとゲーム機用GPUのRADEON等)

2020年には7nm技術のCPUでINTCに先行し、GPUでもNVDAとの競争力を高めたので、投資家の注目を集めるようになりました。

その事業構成を見てみましょう(四捨五入のため累計が99%や101%のケースあり)。

★コンピューティング&グラフィックス(CG:Computing&Graphics)
★エンタープライズ、エンベッド&セミカスタム(EE&S:Enterprise, Embedded and Semi-Custom)

年/月 17/12 18/12 19/12 20/12
C&G 57% 64% 70% 65%
EE&S 43% 36% 30% 34%

【地域別売上高】

年/月 17/12 18/12 19/12 20/12
米国 31% 20% 26% 23%
中国 17% 20% 26% 24%
日本 21% 19% 12% 11%
欧州 5% 7% 11% 11%
台湾 13% 18% 11% 12%
シンガポール 10% 11% 9% 11%
その他 3% 3% 5% 7%

主な指標を概観

1/4株価 92.1
7/27株価 91
株価上昇率 -1.17%
52週高値 99.2
52週安値 67
β値 2.05
EPS 2.36
PER 38.64
配当利回り
時価総額(億$) 1106
株式数(億) 12.2

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。
graph
株価の推移を1年ごとに見てみましょう。

★1:各年の株価伸び率(※21年終値は7/27株価)
AMD 初値 終値 上昇率
2021 92.1 91 -1%
2020 46.9 91.7 96%
2019 18 45.9 155%
2018 10.4 18.5 78%
2017 11.4 10.3 -10%
2016 2.8 11.3 304%
2015 2.7 2.9 7%
2014 3.9 2.7 -31%
2013 2.6 3.9 50%
2012 5.5 2.4 -56%
2011 8.4 5.4 -36%
2010 9.8 8.2 -16%
2009 2.2 9.7 341%
2008 7.4 2.2 -70%
★2:各年初から21/7/27までの伸び率
21年~ 20年~ 19年~ 18年~
-1% 94% 406% 775%
17年~ 16年~ 15年~ 14年~
699% 3151% 3271% 2234%
13年~ 12年~ 11年~ 10年~
3401% 1555% 984% 829%
09年~ 08年~
4038% 1130%


四半期決算(2021予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。
(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス。ただ、2019年6月までのデータ出所はロイター)。

EPS:予想と結果

予想 7/19 1月前 2月前
Y:2022 2.71 2.7 2.71
Y:2021 2.17 2.17 2.17
Q:21/9 0.56 0.56 0.55
Q:21/6 0.54 0.54 0.54
EPS 予想 結果
21/6 0.54 0.63 0.09 16.7
21/3 0.44 0.52 0.08 18.2
20/12 0.47 0.52 0.05 10.6
20/9 0.35 0.41 0.06 17.1
20/6 0.16 0.18 0.02 12.5
20/3 0.18 0.18 0 0.0
19/12 0.31 0.32 0.01 3.2
19/9 0.18 0.18 0 0
19/6 0.08 0.08 0 0
19/3 0.05 0.06 0.01 20
18/12 0.08 0.08 0 0.0
18/9 0.12 0.13 0.01 8.3
18/6 0.13 0.14 0.01 7.7
18/3 0.09 0.11 0.02 22.2

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売上高:予想と結果

予想 7/19 1月前 2月前
Y:2022 17040 17020 17030
Y:2021 14740 14730 14740
Q:21/9 3820 3810 3810
Q:21/6 3620 3610 3620
売上 予想 結果
21/6 3620 3850 230 6.4
21/3 3210 3450 240 7.5
20/12 3020 3240 220 7.3
20/9 2560 2800 240 9.4
20/6 1850 1930 80 4.3
20/3 1790 1790 0 0
19/12 2110 2127 17 0.8
19/9 1810 1801 -9 -0.5
19/6 1522 1531 9 0.6
19/3 1256 1272 16 1.3
18/12 1443 1419 -24 -1.7
18/9 1705 1653 -52 -3.1
18/6 1715 1756 41 2.4
18/3 1565 1647 82 5.2

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ガイダンス

(Q=四半期、Y=通年、予=予想。GD=ガイダンス。「21/3」は21/3決算で出した次期Qもしくは通年のGD)

売上 Q:予 Q:GD Y:予 Y:GD
21/6 3800 4000~4200 14740 15600
21/3 3290 3500~3700 13540 14640
20/12 2730 3100~3300 12220 13380
20/9 2620 2900~3100 8920 9490
20/6 2320 2450~2650 8400 8885

決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

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AMD 売上高 営業CF 同マージン 純利益
08/12 5808 -692 -12% -692
09/12 5403 473 9% 473
10/12 6494 -412 -6% -412
11/12 6568 382 6% 382
12/12 5422 -338 -6% -338
13/12 5299 -148 -3% -148
14/12 5506 -98 -2% -98
15/12 3991 -226 -6% -226
16/12 4319 81 2% 81
17/12 5253 12 0% 12
18/12 6475 34 1% 34
19/12 6731 493 7% 493
20/12 9763 1071 11% 1071

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上成長率など

AMD SG(%) EPS DSO
08/12 -1% -5.15 30.2
09/12 -7% 0.45 36
10/12 20% 0.64 48.1
11/12 1% 0.66 52.4
12/12 -17% -1.6 52.1
13/12 -2% -0.11 50.4
14/12 4% -0.53 54.7
15/12 -28% -0.84 61.8
16/12 8% -0.6 36.1
17/12 22% -0.03 24.4
18/12 23% 0.32 46.1
19/12 4% 0.3 83.9
20/12 45% 2.06 73.4

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

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AMD 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
08/12 7672 7545 127 2%
09/12 9078 8430 648 7%
10/12 4964 3951 1013 20%
11/12 4954 3364 1590 32%
12/12 4000 3462 538 13%
13/12 4337 3793 544 13%
14/12 3767 3580 187 5%
15/12 3084 3496 -412 -13%
16/12 3321 2905 416 13%
17/12 3552 2956 596 17%
18/12 4556 3290 1266 28%
19/12 6028 3201 2827 47%
20/12 8962 3125 5837 65%

ROAとROEなど

AMD ROA ROE 流動比率
08/12 -9% -545% 107%
09/12 5% 73% 193%
10/12 -8% -41% 215%
11/12 8% 24% 182%
12/12 -8% -63% 162%
13/12 -3% -27% 178%
14/12 -3% -52% 190%
15/12 -7% 55% 165%
16/12 2% 19% 188%
17/12 0% 2% 176%
18/12 1% 3% 178%
19/12 8% 17% 195%
20/12 12% 18% 254%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

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AMD 営業CF 投資CF 財務CF
08/12 -692 -27 220
09/12 473 -1273 1524
10/12 -412 -1123 484
11/12 382 -113 -6
12/12 -338 -19 37
13/12 -148 455 13
14/12 -98 -12 46
15/12 -226 147 59
16/12 81 277 122
17/12 12 -54 -33
18/12 34 -170 28
19/12 493 -149 43
20/12 1071 -952 6