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アメックスの株価と決算、配当

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アメリカン・エキスプレス(American Express Inc.)は米国のクレジットカード大手です(いわゆる「アメックス:AMEX」)

その業務エリアは米国中心ですが、欧米や日本の比重も無視できません。

地域別売上高(16年12月)を見ると、米国が75%、欧州・中東・アフリカが10%、アジア太平洋が9.5%を占めていました。

現在、140カ国で2200のトラベルサービスの拠点を持ち、全世界のカード会員数は7800万人に達しています。

その業務は以下の三つが大きな割合を占め、会員向けに金融、旅行手配、保険等の総合金融サービスを展開しています。

  • 旅行関連業務:クレカやトラベラーズ・チェックなど
  • 銀行業務:法人向けやプライベートバンクなど
  • その他金融サービス:投資信託、保険業など

AXPをセグメント別に分けると、以下の四つの分類になります。

  1. 米国消費者サービス(USCS):米国消費者へのカードサービスと旅行サービス
  2. 国際消費者・ネットワークサービス(ICNS):米国以外の国際消費者へのカードサービス、旅行サービス、グローバルネットワークサービス
  3. グローバル商業サービス(GCS):グローバルコーポレート決済サービス、米国と海外の小規模ビジネスへのサービス
  4. グローバルマーチャントサービス(GMS):カード取引の処理・決済のネットワーク運営、マーケティングプログラムとデータ分析、ロイヤルティ連携機関を運営

アメリカンエキスプレスは荷馬車運送業が発祥で、1891年にトラベラーズ・チェックを世界で初めて開発・発行しました。

08年の金融危機では巨額の貸倒損失を計上し、銀行持株会社へ移行しています。

AXP株の17%をバフェット率いるバークシャー・ハサウェイが保有しているのも、大事なポイントです。

本記事では、この銘柄の株価チャートと最近の指標を見ていきます。

競合企業はVisa、MasterCard、JCB、China UnionPay、PayPalなどです。

アメックスの株価チャート

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まず、2018年の株価をロイターのサイトで見てみます。

株価が2月に下がり、中旬には持ち直し、3月以降にまた下落しました。

【3か月チャート】

2016年は沈滞気味ですが、2017年に大きく株価を伸ばしています。

【3年チャート】

視野を広げてみると、サブプライムショックの後、株価が回復し、2016年が底値になったことが分かります。

【長期チャート】

2018年に100ドルの天井を超えられるかどうかが注目点になりそうです。

アメックスの指標

次に、ブルームバーグのサイトでこの銘柄の指標を見てみます(2018/4/15閲覧)。

  • 株価52週レンジ:75.51~102.39
  • 1年トータルリターン:24.56%
  • 年初来リターン:-6.32%
  • 株価収益率(PER) :15.45
  • 1年1株当り利益 (EPS) :6.02
  • 株価売上高倍率(PSR) :2.31
  • 直近配当利回り(税込):1.5%

株安後でも1年間のリターンは25%程度のプラスになっています。

アメックスの決算と配当

次に、決算の数字を見てみます。

まず、四半期ベースの業績は以下のように推移しています。

(売上高と純利益の単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS。情報源は亜州IR株式会社の『2018新年号米国株四季報』とアメリカン・エキスプレス決算

【四半期決算:2015~2017】

売上高 純利益 EPS 1株配当
2015/3 7950 1525 1.48 0.26
2015/6 8284 1473 1.42 0.29
2015/9 8193 1266 1.24 0.29
2015/12 8391 899 0.89 0.29
2016/3 8088 1426 1.45 0.29
2016/6 8235 2015 2.1 0.29
2016/9 7774 1142 1.2 0.32
2016/12 8022 825 88 0.32
2017/3 7889 1237 1.34 0.32
2017/6 8307 1340 1.47 0.32
2017/9 8436 1356 1.5 0.32
2017/12 8839 -1197 -1.41 0.35

17年末には純損失を計上しています。

ここ数年の決算を見てみましょう。

【通年決算:2012~2017年】

売上高 純利益 EPS 配当
2013/12 32870 5359 4.88 0.89
2014/12 34188 5885 5.56 1.01
2015/12 32818 5163 5.05 1.13
2016/12 32119 5408 5.65 1.22
2017/12 33471 2736 2.97 1.31

ここ4年間の収支の中身は以下の通り。

  2014 2015 2016 2017
非利息収益 28716 26896 26348 27030
純受取利息 5472 5922 5771 6441
総収入 34188 32818 32119 33471
損失引当金 2044 1988 2026 2759
費用総額 23153 22892 21997 23298
税引前利益 8991 7938 8096 7414
税金 3106 2775 2688 4678
純利益 5885 5163 5408 2736

2017年を見ると、費用も増えていますが、税金の支払いが特に目を引きます。

必ずしも業績が悪化しているわけではなく、米国は減税が決まったので、今後は好転するかもしれません。

最後に、自己資本とキャッシュフローを見てみます。

【財務情報:2015~2017年】

15/12 16/12 17/12
総資産 161184 158893 181159
自己資本 20673 20501 18227
自己資本比率 12.83 12.9 10.06
有利子負債 53282 54826 61919
営業CF 10611 8224 13540
投資CF -8193 1868 -18273
財務CF -1668 -7532 12245
現金同等物 22721 25093 32879

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