CAT(キャタピラー)今後の見通し
キャタピラー(Caterpillar Inc)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(CATとDEを比較:キャタピラーとディア)を参照
直近決算
CAT(キャタピラー)は1月30日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績《四半期》
・EPS:予想5.06$→結果5.14$
・売上高:予想166.4億$→結果162.2億$(前年同期比-5%)
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
キャタピラーは建設、鉱山、エネルギー、輸送、農業など幅広い分野で使われる重機やサービスを提供しています(本社はアメリカ・イリノイ州ディアフィールド)。
2024年時点で世界180か国以上で製品を販売。
その製品は「頑丈さ」と「効率性」で知られています。
機械を作るだけでなく、メンテナンスや金融サービスで長期的なサポートも提供しています。
その事業は4つの柱で成り立っています。
(1) 建設機械事業:ブルドーザー、油圧ショベル、バックホー、ローラー、クレーンなど。道路やビルを作る現場で活躍。過酷な環境でも壊れにくい頑丈さと効率性が強み。
(2) 資源産業事業:大型トラック、掘削機、ドラグラインなど。鉱山や資源開発で使われ、厳しい条件でも止まらない耐久性が自慢。
(3) エネルギー・運輸機器事業:ディーゼルエンジン、ガスタービン、発電機など。発電所やトラックで使われ、少ない燃料で長く動く効率性が特徴。
(4) 金融商品事業:メンテナンス、部品供給、リースやローンなどの金融サポート。高額な重機の購入後も安心して使えるよう支援。
その社史をさかのぼると、1925年にアメリカのホルト・メーカリング社とベスト・トラクター社が合併し、「キャタピラー」が誕生。
そこから世界的な重機メーカーへの道を歩み始めました。
第二次世界大戦後、世界中でインフラ需要が急増。
キャタピラーは油圧技術や制御システムを進化させ、ブルドーザーやショベルを強化。
「頑丈で信頼できる」と評判になり、1960年代からヨーロッパ、アジア、南米へと進出しました。
2011年には鉱山機械のビュサイラス・インターナショナルを買収し、競争力を高めています。
【出典】
【事業構成】
【地域別売上高】