【DOW】ダウインクの株価と決算、配当

ダウ30銘柄,化学,米国個別株,素材,高配当銘柄

ダウインクは、世界最大級の素材・化学メーカーです(19年3月にDWDP〔ダウデュポン〕から分社独立)。

31カ国に104の製造拠点を持ち、主に産業用中間体やプラスチック事業、コーティング剤、シリコン等を展開。

包装やインフラ、消費者向け製品といった幅広い分野の製品を手がけています(具体的には液体射出成形や建築製造、皮革や繊維、自動車やゴム消費財、食品産業向けの化学薬品の製造など)。

近年では、使用済み回収プラスチックを再生し、低密度ポリエチレンを製造する試みも始めました。

2035年までに100%再利用できるパッケージ製品の提供を目指しています。

現在、ダウ30銘柄ではDWDPに替わり、DOWが組入れられています。

【事業分野】

★P&SP:パッケージング&スペシャリティプラスチック

★II&I:産業用中間体(インダストリアルインターメディエイツ&インフラストラクチャー)

★PM&C:パフォーマンスマテリアル&コーティングス

【事業別売上高】

年/月 18/12 19/12 20/12 21/12
P&SP 49% 47% 48% 51%
II&I 31% 31% 31% 31%
PM&C 20% 21% 21% 18%

【地域別売上高】

*EMEA=欧州+中東+アフリカ

年/月 18/12 19/12 20/12 21/12
EMEA&インド 35% 34% 34% 36%
北米 33% 34% 36% 36%
その他 32% 32% 30% 28%

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得)。

1/3株価 57.2
5/13株価 67.6
株価上昇率 18.11%
52週高値 71.9
52週安値 52.1
β値 1.32
EPS 9.18
PER 7.36
配当利回り 4.18%
時価総額(億$) 492
株式数(億) 7.3

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう

★1:各年の株価伸び率(※22年終値は5/13株価)
DOW 初値 終値 上昇率
2022 57.2 67.6 18%
2021 55.8 56.7 2%
2020 55.2 55.5 0%
2019 52.8 54.7 4%
★2:各年初から22/05/13までの伸び率
22年~ 21年~ 20年~ 19年~
18% 21% 22% 28%


配当利回りと配当性向

さらに、配当利回りを見てみます。

権利落ち日 配当 利回り 株価
2022/5/30 0.7
2022/2/27 0.7 4.69% 59.7
2021/11/29 0.7 4.92% 56.9
2021/8/30 0.7 4.38% 64
2021/5/27 0.7 4.08% 68.7
2021/2/25 0.7 3.42% 61.4
2020/11/29 0.7 5.05% 55.4
2020/8/30 0.7 6.08% 46.1
2020/5/28 0.7 7.23% 38.7
2020/2/27 0.7 7.08% 39.6
2019/11/28 0.7 5.16% 54.3
2019/8/29 0.7 6.61% 42.4

配当性向の推移もモーニングスター(MS)社のデータで確認してみましょう。
★配当性向=1株当たり配当÷EPS×100〔純利益から配当金を支払っている割合〕
★単純計算=EPS÷1株配当。MS試算=モーニングスター社の試算値

年/月 EPS 配当 配当性向
(GAAP) 単純計算 MS試算
19/12 -1.84 2.1 -114.1
20/12 1.64 2.8 170.7
21/12 8.38 2.8 33.4 36.3


四半期決算(2022予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。
(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス。)。

EPS:予想と結果

予想 5/8 1月前 2月前
Y:2023 7.58 6.7 6.58
Y:2022 7.97 6.94 6.67
Q:22/9 1.99 1.75 1.62
Q:22/6 2.18 1.87 1.77
EPS 予想 結果 %
22/3 2.05 2.34 0.29 14.1
21/12 2.04 2.15 0.11 5.4
21/9 2.30 2.72 0.42 18.3
21/6 2.30 2.72 0.42 18.3
21/3 1.14 1.36 0.22 19.3
20/12 0.67 0.81 0.14 13.3
20/9 0.33 0.50 0.17 51.5
20/6 -0.30 -0.26 0.04 13.3
20/3 0.59 0.59 0.00 0.0
19/12 0.74 0.78 0.04 5.4
19/9 0.73 0.91 0.18 24.7
19/6 0.84 0.86 0.02 2.4
19/3 1.00 1.08 0.08 8.0

売上高:予想と結果

予想 5/8 1月前 2月前
Y:2023 58200 55260 54780
Y:2022 59570 55780 54980
Q:22/9 14780
Q:22/6 15610 14010 13610
売上 予想 結果
22/3 14,430 15,260 830 5.8
21/12 14,310 14,360 50 0.3
21/9 13,020 13,900 880 6.8
21/6 13,020 13,900 880 6.8
21/3 11,090 11,880 790 7.1
20/12 10,030 10,700 670 6.7
20/9 9,520 9,710 190 2.0
20/6 8,090 8,350 260 3.2
20/3 9,580 9,770 190 2.0
19/12 10,150 10,200 50 0.5
19/9 10,740 10,760 20 0.2
19/6 11,240 11,010 -230 -2.0
19/3 10,704 13,582 2,878 26.9


決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

DOW 売上高 営業CF 同マージン 純利益
16/12 48158 -2957 -6% 4318
17/12 43730 -4929 -11% 465
18/12 49604 4254 9% 4641
19/12 42951 5930 14% -1359
20/12 38542 6226 16% 1225
21/12 54968 7009 13% 6311

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

DOW SG(%) EPS DSO
16/12
17/12 -9% 0.6 100.6
18/12 13% 6.21 66.5
19/12 -13% -1.84 64.2
20/12 -10% 1.64 70
21/12 43% 8.38 63.4

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。

バランスシート

DOW 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
16/12
17/12 79940 52931 27009 34%
18/12 83699 50078 33621 40%
19/12 60524 46430 14094 23%
20/12 61470 48465 13005 21%
21/12 62990 44251 18739 30%

ROAとROEなど

DOW ROA ROE 流動比率
16/12
17/12 1% 2% 190%
18/12 6% 14% 253%
19/12 -2% -10% 157%
20/12 2% 9% 172%
21/12 10% 34% 158%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

DOW 営業CF 投資CF 財務CF
16/12 -2957 5092 -4014
17/12 -4929 7518 -3325
18/12 4254 -2195 -5404
19/12 5930 -2192 -4095
20/12 6226 -841 -2764
21/12 7009 -2914 -6071