F(フォード)今後の見通し
フォードモーター(Ford Motor Company)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(GMとFを比較:ゼネラルモーターズとフォードモーター)を参照
直近決算
F(フォード)は2月5日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.36$→結果0.39$
・売上高:予想477.9億$→結果482億$(前年同期比+5%)
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
フォード・モーターは100年以上にわたり自動車産業の発展を支えてきた米国の大手自動車メーカーです。
米国を中心に世界60カ所以上の工場で製造を行い、各市場のニーズに対応。
世界各国で幅広い車種を展開しています。
その事業領域は以下の通りです。
★乗用車・SUV・トラック:フォードブランドでは、大型車やSUV、ピックアップトラック(例:F-Series、F-150)を展開。
★高級車:リンカーンブランドを通じて高級車市場に参入。プレミアムなデザインと快適性を提供。
★スポーツカー:マスタングは、スポーツカーとして世界的に有名で、電動版(Mustang Mach-E)も好調。
社史をさかのぼると、1903年にヘンリー・フォードによって設立され、大量生産方式を確立し、低価格での自動車普及に貢献。
戦後の黄金期を経て、グローバル展開を進め、世界各地に工場を設置。
21世紀に入ると、2007年以降、ジャガー・ランドローバーやボルボの売却を進め、事業の重点をフォード、リンカーン、マスタングブランドに絞る。
日本市場からの撤退、欧州の工場閉鎖など、大規模なリストラクチャリングを実施。
現在は世界各地に60以上の工場を運営し、自動車関連ローンや保険(Ford Credit)を提供しています。
フォードは「ワンフォード」戦略を推進し、世界共通のプラットフォームを活用したモデル展開を進めることで、開発コストの削減と生産効率の向上を実現しています。
また、自動運転技術において、パートナー企業と協業しながら研究開発を進めています。
Amazon Alexaとの連携など、デジタルサービスの強化にも注力しています。
【出典】
【事業構成】
【地域別売上高】