T(AT&T)今後の見通し

通信

エーティアンドティー(AT&T)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

銘柄比較については関連記事(VZとTを比較:ベライゾンとAT&T)を参照

直近決算

2025年1月27日(米国時間)にAT&Tは決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.49$→結果0.54$
・売上高:予想320.7億$→結果323億$(前年同期比+1%)
★ガイダンス
《四半期》
・EPS:予想2.18$→結果1.97~2.07$
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreetinsiderを参照しました

企業概要

AT&Tは米国を代表する通信企業です。

固定電話、携帯電話、インターネット接続サービス、デジタルコンテンツ、政府向け通信サービスなど、多岐にわたる通信ソリューションを提供。

全米最大規模の4Gネットワークを持ち、5Gの展開にも積極的に取り組んでいます。

AT&Tは安定した収益基盤を持つ高配当企業として知られています。

主な事業領域は以下の通りです。

★固定通信とインターネット接続サービス:AT&Tは、固定電話、有線インターネット、テレビ放送など、家庭および企業向けの通信インフラを提供。

★ワイヤレス(移動通信)サービス:全米最大規模の4Gネットワークを保有し、ポストペイド契約を中心に約8,900万人の顧客基盤を保有。5G技術の導入にも注力し、次世代通信インフラを構築。

★デジタルコンテンツ&メディア事業:メディア事業の強化を進め、衛星放送サービス「DirecTV」や、ネット配信サービス「DirecTV NOW」などを提供。

★政府向け通信サービス:連邦政府や地方自治体向けに専用通信ネットワークやセキュリティソリューションを提供し、公共事業の安定した運営を支えています。

近年では2014年の「Leap Wireless」を買収。

2015年の「DirecTV」買収、2018年の「タイムワーナー」買収など、通信・メディア事業の拡大を目的とした戦略的M&Aを推進。

次世代通信技術5Gの展開を加速し、IoT、スマートシティ、遠隔医療など新たなサービスを展開しています。

【出典】

【事業構成】

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Posted by 南 一矢