TMO(サーモフィッシャーサイエンティフィック)今後の見通し

ヘルスケア,医療機器

サーモフィッシャーサイエンティフィック(Thermo Fisher Scientific, Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

銘柄比較については関連記事(DHRとTMOを比較:ダナハーとサーモフィッシャーサイエンティフィック)を参照

直近決算

2024年10月23日(米国時間)にTMO(サーモフィッシャーサイエンティフィック)は決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想5.25$→結果5.28$
・売上高:予想106.3億$→結果106億$(前年同期比+10%)
★ガイダンス
《通年》
・EPS:予想21.72$→結果21.35~22.07$
・売上高:予想429.1億$→結果424~433億$
★出所
IRプレスリリース
・予想値は企業概要

サーモフィッシャーサイエンティフィック(Thermo Fisher Scientific, Inc.)は総合ライフサイエンスの大手企業です(2006年にサーモ社とフィッシャー社が統合)。

分析機器や研究用機器、診断用消耗品、ライフサイエンス試薬などの販売を手がけています。

製薬企業、バイオテクノロジー企業、病院、大学や研究所、政府機関などにライフサイエンスの研究・分析に用いる機器、装置、試薬、消耗品、ソフトウエア、サービスを提供。

TMOは、2014年に米バイオ関連機器メーカーのライフテクノロジーズを買収。

16年には細胞解析・遺伝子解析関連製品を手掛けるアフィメトリクス、高性能電子顕微鏡を手がける FEIを買収。

17年にはバイオ医薬品のPatheonを買収し、19年には解剖病理事業の売却を決定しました。

20年には分子診断の蘭企業(QIAGEN)の買収を発表しています。

【事業構成】

  • 分析器具(アナリティカルインスツルメンツ)
  • 専門的診断(スペシャルティダイアグノスティックス)
  • ライフサイエンスソリューションズ(LSS)
  • ラボ向け製品とサービス(ラボプロダクツ&サービス)

【事業構成】

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【地域別売上高】

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