【UBER】ウーバーテクノロジーの株価と決算

空飛ぶ車,米新興株特選,通信

ウーバーテクノロジーズ(Uber Technologies, Inc.)は予約や決済を可能にするアプリを用いる配車サービス企業です。

乗客数や車種に応じたライドシェアリング(UberBLACK、UberX、UberPOOLなど)を中心に、飲食品デリバリー(ウーバーイーツ)、宅配サービス、自動運転などに事業を拡大しています。

ライバル企業のLYFTは北米のライドシェアに業務を集中しているのに対して、ウーバーは世界展開(60か国以上)と、他事業への業務拡大を重視する傾向があります。

その代表がウーバーイーツです。この事業は新型肺炎が広まり、皆が巣ごもり消費をする時代に、重要な収益源になりました。

この事業がライドシェアリングの減収を補う形になったわけです。

2020年の売上を占める割合は、ライドシェアが54.7%、デリバリーが35.1%、貨物が9.1%でした。

地域別売上高を見ると、米国が6割程度を占めています。

年/月 19/12 20/12 21/12
北米 58% 55% 58%
北米以外 42% 45% 42%

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得。配当利回りのみZacks)

1/3株価 42.5
5/13株価 24.4
株価上昇率 -42.58%
52週高値 52.4
52週安値 21.7
β値
EPS -3.27
PER
配当利回り 0
時価総額(億$) 479
株式数(億) 19.6

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう

★1:各年の株価伸び率(※22年終値は5/13株価)
UBER 初値 終値 上昇率
2022 42.5 24.4 -43%
2021 52.2 41.9 -20%
2020 29.9 51 70%
2019 41.5 29.7 -28%
★2:各年初から22/05/13までの伸び率
22年~ 21年~ 20年~ 19年~
-43% -53% -19% -41%


四半期決算(2022予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。
(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス。)。

EPS:予想と結果

予想 5/8 1月前 2月前
Y:2023 0.15 0.19 0.26
Y:2022 -0.7 -0.66 -0.62
Q:22/9 -0.18 -0.17 -0.17
Q:22/6 -0.19 -0.18 -0.17
EPS 予想 結果
22/3 -0.25 -3.04 -2.79 -1,116.0
21/12 -0.35 0.44 0.79 225.7
21/9 -0.33 -1.28 1.11 336.4
21/6 -0.53 0.58 0.48 90.6
21/3 -0.54 -0.06 0.01 1.9
20/12 -0.55 -0.54 0.03 5.5
20/9 -0.65 -0.62 -0.16 -24.6
20/6 -0.86 -1.02 -0.82 -95.3
20/3 -0.88 -1.70 0.03 3.4
19/12 -0.67 -0.64 0.13 19.4
19/9 -0.81 -0.68 -1.53 -188.9
19/6 -3.19 -4.72 0.03 0.9
19/3 -2.26 -2.23 0.03 1.3

売上高:予想と結果

予想 5/8 1月前 2月前
Y:2023 33800 33730 33580
Y:2022 27470 27470 27450
Q:22/9 7210
Q:22/6 6680 6690 6700
売上 予想 結果
22/3 6,120 6,850 730 11.9
21/12 5,340 5,780 440 8.2
21/9 4,420 4,850 430 9.7
21/6 3,740 3,930 190 5.1
21/3 3,280 2,900 -380 -11.6
20/12 3,570 3,170 -400 -11.2
20/9 3,200 3,130 -70 -2.2
20/6 2,080 2,241 161 7.7
20/3 3,530 3,543 13 0.4
19/12 4,100 4,069 -31 -0.8
19/9 3,746 3,813 67 1.8
19/6 3,407 3,455 48 1.4
19/3 3,074 3,099 25 0.8


決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

UBER 売上高 営業CF 同マージン 純利益
16/12 3845 -2913 -76% -370
17/12 7932 -1418 -18% -4033
18/12 10433 -1541 -15% 997
19/12 13000 -4321 -33% -8506
20/12 11139 -2745 -25% -6768
21/12 17455 -445 -3% -496

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

UBER SG(%) EPS DSO
16/12 0% -0.9
17/12 106% -9.46 34
18/12 32% 2.08 32.2
19/12 25% -6.81 34.1
20/12 -14% -3.86 35.2
21/12 57% -0.29

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。

バランスシート

UBER 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
16/12
17/12 15426 23983 -8557 -55%
18/12 23988 31373 -7385 -31%
19/12 31761 16889 14872 47%
20/12 33252 20285 12967 39%
21/12 38774 23629 15145 39%

ROAとROEなど

UBER ROA ROE 流動比率
16/12
17/12 -26% 47% 178%
18/12 4% -14% 163%
19/12 -27% -57% 247%
20/12 -20% -52% 144%
21/12 -1% -3% 98%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

UBER 営業CF 投資CF 財務CF
16/12 -2913 -1858 6194
17/12 -1418 -487 1015
18/12 -1541 -695 4640
19/12 -4321 -790 8939
20/12 -2745 -2869 1379
21/12 -445 -1201 1780