【UBER/LYFT】ウーバーとリフトを比較する

旅行関連,通信,銘柄比較

ライドシェアリング企業を比較してみます。

UBER(ウーバーテクノロジーズ)は、予約や決済を可能にするアプリを用いて配車サービス事業を展開しています。

ライドシェアリングを中心に、飲食品デリバリー(ウーバーイーツ)、宅配サービス、自動運転等に業務を拡大してきました。

LYFT(リフト)もまた、ライドシェアリング企業です。

北米でオンラインのライドシェアリングサービスを展開しています(バイクシェアリングも手がける)。

ライドシェア事業の形態はUBERと似ていますが、LYFTのほうが利用者にとって料金が安めで、ドライバーがややフレンドリーだともいわれています。

両社の違いを述べると、その第一は、LYFTがライドシェアリングに業務を集中しているのに対して、UBERは関連業務への拡大を重視していることです。

第二は、UBERが世界各地で事業を展開しているのに対して、LYFTは米国に特化して事業を展開しているということです。

要するに、拡散型がUBER、集中型がLYFTです。

そうした前提を踏まえて、この2社の株価と決算、業績などを比較してみます(グラフをクリックすると、リンクでUBERやLYFTのページに飛びます)。

主要指標で比較

UBER LYFT
1/3株価 42.5 43.4
1/14株価 41.5 41.3
株価上昇率 -2.33% -4.93%
52週高値 64.1 68.3
52週安値 34.9 36.3
β値
EPS -1.29 -3.71
PER
配当利回り
時価総額(億$) 805 141
株式数(億) 19.4 3.3

時価総額、株式数ともにUBERのほうがかなり大きいです。

UBERは新型肺炎のパンデミック後、ウーバーイーツに力を入れ、売上減をカバーしてきました。

しかし、LYFTはライドシェアに特化しているので、そうした手法を取れませんでした。

その後、ワクチンの普及で業績回復が期待されましたが、今度は「ライドシェアを行うドライバーを従業員扱いすべきだ」という主張が連邦政府の側から出てきて、この問題が再燃しました。

カリフォルニア州でこれが問われた後、UBERやLYFTはドライバーを個人事業主扱いすることで切り抜けてきたのですが、今後、この問題が再燃し、今後、どちらになるのかが問われます。

従業員化が義務となれば、UBERとLYFTの人件費が上がるので、両社の黒字化はさらに遠のくわけです。

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(赤点線が200日間の移動平均線)。

株価の伸び率を1年ごとに見てみましょう。

★1:各年の株価伸び率(※22年終値は1/14株価)
UBER LYFT
2022 -2% -5%
2021 -20% -14%
2020 70% 14%
2019 -28% -51%

19年以降、UBERのほうが年次の株価の伸び率が上回っています。



各年初から直近までの伸び率を比較しました

★2:各年初から22/01/14までの伸び率
UBER LYFT
2022 -2% -5%
2021 -20% -16%
2020 39% -4%
2019 0% -53%


四半期決算(2021予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。
(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。予想値の主な出所は英語版のヤフーファイナンス。)。

EPS:予想と結果

予想 UBER LYFT
1/11 1月前 1/11 1月前
Y:2022 -0.65 -0.66 0.86 0.85
Y:2021 -1.09 -1.1 -0.21 -0.21
Q:22/3 -0.23 -0.23 0.09 0.09
Q:21/12 -0.35 -0.35 0.1 0.1

売上高:予想と結果

予想 UBER LYFT
1/11 1月前 1/11 1月前
Y:2022 25180 25110 4390 4390
Y:2021 17010 17000 3180 3180
Q:22/3 5830 5830 991 991
Q:21/12 5320 5320 940 940

2020年Q4と2021年Q1の決算を見ると、UBERが予想を下回ったのに比して、LYFTが予想を上回りました。


通年決算(GAAP基準)

両社も、IPO後、売上高が伸び続け、やがては黒字化に向かうとみられていました。

しかし、新型肺炎で売上が減り、それが遠のきました。

そして、ワクチン普及で「今度こそ」というチャンスが来たところに、ドライバーの処遇に関する問題が再燃しています。ライドシェア事業は、これから売上が回復していくにしても、営業CFと純利益をプラスにする道のりは、それなりに厳しいものになりそうです。

損益計算(売上、純利益等)

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*同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

バランスシート

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キャッシュフロー

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