【UBER/LYFT】ウーバーとリフトを比較する
ライドシェアリング企業を比較してみます。
UBER(ウーバーテクノロジーズ)は、予約や決済を可能にするアプリを用いて配車サービス事業を展開しています。
ライドシェアリングを中心に、飲食品デリバリー(ウーバーイーツ)、宅配サービス、自動運転等に業務を拡大してきました。
LYFT(リフト)もまた、ライドシェアリング企業です。
北米でオンラインのライドシェアリングサービスを展開しています(バイクシェアリングも手がける)。
ライドシェア事業の形態はUBERと似ていますが、LYFTのほうが利用者にとって料金が安めで、ドライバーがややフレンドリーだともいわれています。
両社の違いを述べると、その第一は、LYFTがライドシェアリングに業務を集中しているのに対して、UBERは関連業務への拡大を重視していることです。
第二は、UBERが世界各地で事業を展開しているのに対して、LYFTは米国に特化して事業を展開しているということです。
要するに、拡散型がUBER、集中型がLYFTです。
UBERは新型肺炎のパンデミック後、ウーバーイーツに力を入れ、売上減をカバーしてきました。
しかし、LYFTはライドシェアに特化しているので、そうした手法を取れませんでした。
そうした前提を踏まえて、この2社の株価と決算、業績などを比較してみます(グラフをクリックすると、リンクでUBERやLYFTのページに飛びます)。
主要指標で比較
UBER | LYFT | |
1/3株価 | 42.5 | 43.4 |
6/30株価 | 20.5 | 13.3 |
株価上昇率 | -51.84% | -69.39% |
52週高値 | 52 | 63.1 |
52週安値 | 19.9 | 13.1 |
β値 | 1.33 | 1.84 |
EPS | -3.27 | -2.45 |
PER | – | – |
配当利回り | – | – |
時価総額(億$) | 402 | 46 |
株式数(億) | 19.6 | 3.4 |
株価推移(チャートと伸び率)
次に、株価の推移を見てみます(赤点線が200日間の移動平均線)。
株価の伸び率を1年ごとに見てみましょう。
株価伸び率
★1:各年の株価伸び率(※22年終値は6/30株価) | |||
年 | UBER | LYFT | |
2022 | -52% | -69% | |
2021 | -20% | -13% | |
2020 | 70% | 14% | |
2019 | -28% | -51% | |
各年初からの伸び率比較
各年初から直近までの伸び率を比較しました
★2:各年初から22/06/30までの伸び率 | |||
UBER | LYFT | ||
2022 | -52% | -69% | |
2021 | -61% | -73% | |
2020 | -32% | -69% | |
2019 | -51% | -85% | |
四半期決算 予想:結果
さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。
(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。予想値の主な出所は英語版のヤフーファイナンス。)。
EPS:予想と結果
予想 | UBER | LYFT | ||
6/12 | 1月前 | 6/12 | 1月前 | |
Y:2023 | -0.07 | 0.02 | 1.1 | 1.18 |
Y:2022 | -3.19 | -2.55 | 0.32 | 0.38 |
Q:22/9 | -0.18 | -0.17 | 0.09 | 0.11 |
Q:22/6 | -0.24 | -0.23 | -0.03 | -0.02 |
21年Q4のAMZN決算には21年11月にIPOされたRIVN(リビアン *EVを手がける)の株式評価益が反映されているため、額面通りに比較できません。
売上高:予想と結果
予想 | UBER | LYFT | ||
6/12 | 1月前 | 6/12 | 1月前 | |
Y:2023 | 36400 | 35700 | 5260 | 5280 |
Y:2022 | 30020 | 29920 | 4220 | 4230 |
Q:22/9 | 7730 | 7720 | 1130 | 1130 |
Q:22/6 | 7400 | 7360 | 985 | 988 |
通年決算(GAAP基準)
損益計算(売上、純利益等)
*同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。