VZ(ベライゾン)今後の見通し
ベライゾンコミュニケーションズ(Verizon Communications Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(VZとTを比較:ベライゾンとAT&T)を参照
直近決算
2024年10月22日(米国時間)にVZ(ベライゾン)は決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想1.18$→結果1.19$
・売上高:予想334.4億$→結果333億$(前年同期比±0%)
★ガイダンス
《通年》
・EPS:予想4.57$→結果4.5~4.7$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreetinsiderを参照しました
企業概要
ベライゾンコミュニケーションズ(Verizon Communications Inc.)は米国最大の携帯電話事業者です。
VZは総合電気通信会社として、有線音声、データ/無線/ネットサービス、電話帳発行などを行い、連邦政府向けにもサービスを提供しています。
米国で固定電話、携帯電話の双方を手がけ、主に3Gと4Gの通信サービスを提供。高レベルのネットワーク品質や料金後納携帯(ポストペイド)事業に強みがあり、次世代技術の5Gに関しては、19年4月以降、段階的に家庭用5Gサービスの展開を開始しました。
35都市への展開を目指し、今後は5G対応端末の品揃えの拡充と、サービスの高速化を目指していきます。
ワイヤレス〔移動通信〕が売上の主力(7割程度)で、VZは米国事業に専念しています。
2020年時点の顧客数はポストペイド契約が8900万人、プリペイド契約が400万人、データ端末に接続する顧客が2400万人です。
社歴をたどると、2000年に地域電話のベル・アトランティック社が通信を手掛けるGTE社を買収することから今の事業形態は始まりました。
2009年に携帯電話キャリアのオールテルを買収。
14年には米携帯大手のベライゾン・ワイヤレスを完全子会社化(英ボーダフォンの持ち分を取得し、合弁事業を解消)
15年にネット大手のAOLを買収することで第四世代移動通信網(4GLTE)で先行します。
17年6月には米ヤフーのネット事業等を約48憶ドルで買収し、AOLと共に子会社Oathと統合しました。
【事業別売上比】(四捨五入のため累計が99%や101%のケースあり)
★Consumer:消費者向け(ワイヤレス及び有線)
★Business:法人向け(ワイヤレス及び有線)
★Corporate and Other:VZのメディア事業とその他
【事業構成】