VZ(ベライゾン)今後の見通し

ダウ30銘柄,バフェット銘柄,通信

ベライゾンコミュニケーションズ(Verizon Communications Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

銘柄比較については関連記事(VZとTを比較:ベライゾンとAT&T)を参照

直近決算

2025年1月24日(米国時間)にVZ(ベライゾン)は決算を発表しました。
★業績《四半期》
・EPS:予想1.09$→結果1.1$
・売上高:予想353.5億$→結果357億$(前年同期比+2%)
★ガイダンス《通年》
・EPS:予想4.72$→結果4.6~4.738$(従来の+0~3%というのがIRページの表記)
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreetinsiderを参照しました
(ガイダンスのみヤフーファイナンス参照)

企業概要

ベライゾンは、米国最大級の通信企業として、固定電話、携帯電話、有線インターネット、テレビ放送、デジタルコンテンツ、政府向け通信サービスなどを提供しています。

高品質なネットワークとサービスの信頼性を強みとし、5Gの展開に積極的に取り組んでいます。

安定した収益基盤を持つ高配当企業として知られています。

主な事業領域は以下の通りです。

★ワイヤレス(移動通信)サービス:3G・4G通信サービスを提供し、特にポストペイド方式を中心に約8,900万人の顧客を有しています。

★有線通信とデータサービス:家庭向けの固定電話、有線インターネット、テレビ放送サービスを提供し、企業向けには高度なデータ通信インフラを整備。

★政府向け通信サービス:連邦政府や地方自治体向けに、専用ネットワークやセキュリティソリューションを提供し、高い信頼性と安全性を確保。

★デジタルコンテンツ&ストリーミング:AOLやYahooなどのメディア事業を統合したVerizon Mediaを運営し、オンライン広告やストリーミングサービスを展開。

近年ではM&Aによる事業拡大を行っています。

2009年にオールテルを買収し、2014年には英国ボーダフォンとの合弁を解消してVerizon Wirelessを完全子会社化。

2015年にAOL、2017年にYahooを買収し、デジタルコンテンツ事業を強化。

また、2019年4月から5Gの家庭向けサービスを展開し、米国内でのエリア拡大を進めています。

IoTやスマートシティ技術への投資を進め、次世代の通信基盤を構築し続けています。

【出典】

【事業構成】

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Posted by 南 一矢