WMT(ウォルマート)今後の見通し
ウォルマート(Walmart Inc)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(WMT/COST:ウォルマートとコストコを比較)を参照
直近決算
ウォルマートは2024年11月19日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.53$→結果0.58$
・売上高:予想1676.7億$→結果1696億$(前年同期比+6%)
★ガイダンス
《通年》
・EPS:予想2.45$→結果2.42~2.47$
・売上高:+4.8%~5.1%
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
ウォルマート(Walmart Inc)は世界最大の小売チェーンです。
創業者サム・ウォルトンの名を冠し、米国を中心に「ウォルマート」をチェーン展開しています(会員制量販店の「サムズ・クラブ」は米国とプエルトリコで店舗を展開)。
(※WMT-US=ウォルマートUS、WMT-Inter=ウォルマートインターナショナル)
低価格戦略である「エブリデー・ロープライス」を掲げ、大型倉庫型ディスカウントストアの営業を続けてきました。
24カ国で約 10500の店舗を運営。
近年は、AMZNと対抗すべく、海外の小売企業との提携強化を続けてきました。
16年には中国Eコマース大手JD(京東集団)と提携し、新興E コマース企業のジェット・ドット・コム(Jet.com)を買収。
日本では西友と提携(後に株売却)し、楽天に出資。18年8月にはインドのネット通販「フリップカート」を買収。
中国・インドのEコマース企業との提携に力を入れています。
2020年に全米がロックアウトした際には、ウォルマートの食品販売が市民の生活を支え、堅調な業績でディフェンシブ企業の強みを発揮していました。
【事業構成】