【COIN】コインベースの株価と決算

米新興株特選,金融,フィンテック

コインベース(Coinbase)はサンフランシスコに本社を置く世界最大の仮想通貨(暗号通貨)の取引所です。

世界32ヶ国で、ビットコインやビットコインキャッシュ、イーサリアム等の取引所サービスを提供しています。

COINは4月14日にNASDAQにダイレクトリスティングで上場され、全世界の投資家の関心を集めています。

COINは、この市場で11%のシェアを持つ有力プレイヤーなので、その成長の可能性が期待されているわけです。

ただ、今の米国では、Fidilityが「ザ・ワイズオリジン・ビットコインETF」の申請書をSECに提出しているので、もし、こちらが通れば、COINの経営は脅かされるとみられています(COINは手数料で稼いでいるのに対して、fidikityは手数料無料のETFを拡大しているため)。

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得)。

1/4株価 381
10/22株価 300.8
株価上昇率 -21.04%
52週高値 429.5
52週安値 208
β値
EPS 7.98
PER
配当利回り
時価総額(億$) 635
株式数(億) 1.5

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう。

★1:各年の株価伸び率(※21年終値は10/22株価)
COIN 初値 終値 上昇率
2021 381 300.8 -21%
★2:各年初から21/10/22までの伸び率
21年~ 20年~ 19年~ 18年~
-21%


四半期決算(2021予想など)

5/13に公表された四半期決算を見てみます。

2021Q1(5/13発表)

★EPS:3.05$(予想3.09$)
★売上高($):1800M(予想1810M)
★純利益($):771M
★確認済みユーザー:5600万
★月次稼働ユーザー(MTU):610万
★トレーディングボリューム:3350億$
・リテール1200億$
・機関投資家2150億$
・比率:ビットコイン39%/イーサリアム21%
★顧客資産:3230億$
・リテール1010億$
・機関投資家1220億$
・比率:ビットコイン62%/イーサリアム14%

月次稼働ユーザー数(MTU)の年次見通し

4/6に公表された暫定決算(3/31締)によれば、コインベースは平均値で見たMTU(Monthly Transacting Users)の年次見通しについて、以下の3通りのシナリオを想定しています。
★High:平均700万
★Mid:平均550万
★Low:平均400万
つまり、2021年度のMTUは400万~700万口座の間で推移すると見ているわけです。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

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COIN 売上高 営業CF 同マージン 純利益
19/12 534 81 15% -30
20/12 1277 3004 235% 322

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

COIN SG(%) EPS DSO
19/12 -0.17 12
20/12 139% 1.57 25.8

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

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COIN 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
19/12 2392 1895 497 21%
20/12 5855 4329 1526 26%

ROAとROEなど

COIN ROA ROE 流動比率
19/12 -1% -6% 162%
20/12 5% 21% 121%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

graph

COIN 営業CF 投資CF 財務CF
19/12 81 -105 -17
20/12 3004 51 19