新興国ETFの株価と配当(EEM/GMF/IEMG/SPEM)
新興国ETFのデータを比較し、情報を整理してみます。
このページでは積立や資産運用の参考となるように、ETF(投資信託)の概要(連動するインデックス等)や株価チャート、配当利回り、ポートフォリオ等の詳細を紹介してみましょう
新興国ETFの概要
【EEM】iシェアーズMSCIエマージングマーケットETF
- MSCI TRエマージング・マーケッツ・インデックスのパフォーマンスに連動する
- 1000以上の新興国の大型・中型株を保有。
- 保有銘柄の構成比率を見ると、中国が3割、台湾、インド、韓国は1割以上。
- TSMとサムスンで1割を占める。
【GMF】SPDR S&Pアジアパシフィック新興国株式ETF
- S&Pアジア太平洋新興国市場BMIインデックスに連動する
- アジア太平洋新興地域の新興国市場の企業が含まれる。
- 国別に見た投資比率は中国が4割。台湾とインドが2割以上。
【IEMG】iシェアーズ・コアMSCIエマージングマーケットETF
- MSCIエマージングマーケッツ・インベスタブルマーケットインデックスに連動
- 構成銘柄は2300以上で、金融、テクノロジー、消費財、素材、通信などが多い。
- 国別比率は中国が3割、台湾とインド、韓国が1割以上。
【SPEM】SPDRポートフォリオS&P新興国市場ETF
- S&P新興国BMI指数に連動する
- 1500以上の新興 国銘柄に投資。
- 組み入れ比率は、金融が2割以上、消費財、情報技術も1割以上。
- 中国が3割以上、台湾やインドは2割近くの比率。
株価:過去~現在
※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
配当(分配金)と利回り
年間累計の分配金(ドル)を株価で割った利回りの推移を見てみます。
(*ここでは特別配当(分配金)を含めて計算するので、通常の定期的な配当だけで計算した時よりも利回りが高くなることがあります)
年 | EEM | GMF | IEMG | SPEM |
2023 | 3.53% | 3.18% | 4.8% | 7.12% |
2022 | 3.31% | 4.14% | 5.04% | 7.58% |
2021 | 2.01% | 2.18% | 3.61% | 4.42% |
2020 | 3.21% | 2.54% | 4.37% | 5.43% |
2019 | 2.67% | 2.67% | 4.01% | 4.48% |
2018 | 2.48% | 2.65% | 3.22% | 3.87% |
2017 | 2.27% | 3.56% | 3.04% | 3.51% |
2016 | 2.8% | 2.81% | 3.09% | 4.45% |
2015 | 2.88% | 2.68% | 3.2% | 5.26% |
2014 | 2.69% | 1.72% | 2.98% | 4.04% |
ポートフォリオの比較
次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率はチャールズシュワブのサイト内のページを参照。