【TMUS】TモバイルUSの株価と決算

2020年3月16日

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TモバイルUS(T-Mobile US, Inc.)は全米規模の携帯電話事業4社のうちナンバースリーです。

TモバイルUSAとメトロPCS両社が合併してできたワイヤレス通信プロバイダーで、ドイツ・テレコムの子会社でもあります。

2013年に同社は「アン・キャリア」(通信事業者ではないこと)戦略を掲げ、携帯2年縛りの廃止など、従来の事業者が打てなかった顧客第一のサービスを展開します。

  • 料金プランの一本化
  • 解約手数料廃止
  • 端末のリース契約で、年に3回最新の端末に乗り換え可能
  • 通話・データのローミング無料
  • 音楽とビデオストリーミング無料
  • Wi-Fiルーター無償配布
  • Wi-Fi経由での音声通話に対応
  • データ通信量の翌月繰り越し
  • ビジネス回線ユーザーに対する個人回線割引

こうした施策が功を奏し、Tモバイルの加入者は3300万人(2012年)から7200万人(2017年3月)に急増。S(スプリント)を追い越して業界第三位にのし上がります。

18年12月には、対米外国投資委員会(CFIUS)がTモバイルUSとS(スプリント)の合併を承認。

19年5月には、米連邦通信委員会(FCC)の承認が出ました。

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主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得。配当利回り〔税込み〕のみブルームバーグ)

1/2株価 78.9
3/13株価 85.4
株価上昇率 8.23%
52週高値 101.4
52週安値 68.2
EPS 4.02
PER 21.26
配当利回り
時価総額(億$) 732
株式数(億) 8.6

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう

★1:各年の株価伸び率(※19年終値は12/31)
TMUS 初値 終値 上昇率
2019 62.9 78.4 25%
2018 63.9 63.6 0%
2017 58.1 63.5 9%
2016 38.9 57.5 48%
2015 27.1 39.1 44%
2014 33 26.9 -18%
2013 20 33.6 68%
2012 17.8 19.9 12%
2011 25.5 17.4 -32%
2010 15.5 25.3 63%
2009 29.9 15.3 -49%
2008 39.2 29.7 -24%
★2:各年初から19/12/31までの伸び率
19年~ 18年~ 17年~ 16年~
25% 23% 35% 102%
15年~ 14年~ 13年~ 12年~
189% 137% 292% 340%
11年~ 10年~ 09年~ 08年~
207% 407% 163% 100%

四半期決算(2020予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。

(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス。ただ、2019年6月までのデータ出所はロイター)。

EPS:予想と結果

予想 3/14 1月前 2月前
Y:2021 5.46 5.45 5.63
Y:2020 4.52 4.55 4.77
Q:20/6 1.22 1.22 1.21
Q:20/3 1.02 1.03 1.14
EPS 予想 結果
19/12 0.83 0.87 0.04 4.8
19/9 0.96 1.01 0.05 5.2
19/6 0.97 1.09 0.12 12.4
19/3 0.91 1.06 0.15 16.5
18/12 0.69 0.75 0.06 8.7
18/9 0.85 0.93 0.08 9.4
18/6 0.87 0.92 0.05 5.7

売上高:予想と結果

予想 3/14 1月前 2月前
Y:2021 49700 49810
Y:2020 47310 47440 47310
Q:20/6 11530 11550
Q:20/3 11540 11550 11600
売上 予想 結果
19/12 11830 11878 48 0.4
19/9 11830 11061 -769 -6.5
19/6 11131 10979 -152 -1.4
19/3 11000 11080 81 0.7
18/12 11388 11445 57 0.5
18/9 10721 10839 118 1.1
18/6 10646 10571 -75 -0.7

決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

  売上高 営業CF 同マージン 純利益
08/12 2752 447 16.2% 149
09/12 3481 899 25.8% 177
10/12 4069 995 24.5% 193
11/12 20618 4980 24.2% -4718
12/12 19719 3862 19.6% -7336
13/12 24420 3545 14.5% 35
14/12 29564 4146 14.0% 247
15/12 32467 5414 16.7% 678
16/12 37490 2779 7.4% 1405
17/12 40604 3831 9.4% 4481
18/12 43310 3899 9.0% 2888

※同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

  営業利益率 EPS DSO
08/12 17.0 0.84 4.4
09/12 15.4 0.98 4.5
10/12 16.7 1.08 4.9
11/12 15.5 -17.62 5.1
12/12 16.3 -27.4 6.3
13/12 4.7 0.05 27.8
14/12 3.0 0.3 33.9
15/12 7.1 0.82 20.8
16/12 8.3 1.69 18.1
17/12 11.5 5.2 17.1
18/12 12.3 3.36 15.5

※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

  総資産 総負債 株主資本 自己資本率
08/12 6422 4388 2034 31.7%
09/12 7386 5098 2288 31.0%
10/12 7919 5377 2542 32.1%
11/12 9483 6555 2928 30.9%
12/12 33622 27507 6115 18.2%
13/12 49953 35708 14245 28.5%
14/12 56653 40990 15663 27.6%
15/12 62413 45856 16557 26.5%
16/12 65891 47655 18236 27.7%
17/12 70563 48004 22559 32.0%
18/12 72468 47750 24718 34.1%

ROAとROEなど

  ROA ROE 流動比率
単位 倍率
08/12 2.4 7.7 1.4
09/12 2.6 8.2 1.9
10/12 2.5 8.0 2.0
11/12 3.5 11.0 3.4
12/12 4.0 12.5 3.8
13/12 0.1 0.4 2.1
14/12 0.5 1.7 1.6
15/12 1.1 4.2 1.6
16/12 2.2 8.1 1.6
17/12 6.6 22.0 0.8
18/12 4.0 12.2 0.8

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合

★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合

★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る〔表では資本が負債の何倍かを表記〕

キャッシュフロー

  営業CF 投資CF 財務CF
08/12 447 -1294 75
09/12 899 -1117 449
10/12 995 -950 -177
11/12 4980 -4699 0
12/12 3862 -3915 57
13/12 3545 -2092 4044
14/12 4146 -7246 2524
15/12 5414 -9560 3413
16/12 2779 -2324 463
17/12 3831 -6745 -1367
18/12 3899 -579 -3336