【TWLO】トゥイリオの株価と決算

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トゥイリオ(Twilio Inc.)は音声通話やメッセージ(SMSやチャット)、ビデオといったコミュニケーションツールをアプリ等に容易に組み込めるクラウドAPIサービスです。

WebサービスのAPIを用いて、電話の発着信やテキストメッセージの送受信などの通信機能をソフトウェア開発者がプログラムによって利用することを可能にしています。

つまり、プログラマーがアプリにコードを書き込むだけでソフトウェアにコミュニケーションツールを追加できる(電話やSMS等をトゥイリオを通じて使えるようになる)ので、従来、コミュニケーションの環境を整えるために費やしていた手間が削減されるわけです。

Twilioのアカウントを作れば、既存の電話会社との契約なしに日本を含む世界100ヵ国以上の電話番号を取得でき、Twilio経由の電話の受発信が可能になります。さらに、この場合、通常の電話とは違うので、1つの電話番号で同時に電話をかけたり受けたりもできます。

Twilioで電話システムをクラウド上につくれば、他のクラウドサービスと連携しながら、PCやタブレットと連携したコールセンターを構築できるので、新興企業でも使い勝手がよいわけです(初期費用や月額基本料がなく、使った分しかお金がかからない、というメリットもある)。

こうしたメリットから、トゥイリオは約18万社、700万人を超えるユーザーを有するに至りました(日本ではKDDIウェブコミュニケーションズが代理店)。

この記事では、こうしたCPaaS(コミュニケーション・プラットフォーム・アズ・ア・サービス)を提供するTWLOのデータを整理していきます。

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主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得。配当利回り〔税込み〕のみブルームバーグ)

1/2株価 100
7/2株価 232.4
株価上昇率 132.33%
52週高値 236.5
52週安値 68.1
β値 1.66
EPS -2.69
PER #N/A
配当利回り
時価総額(億$) 325
株式数(億) 1.3

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう

★1:各年の株価伸び率(※20年終値は7/2株価)
TWLO 初値 終値 上昇率
2020 100 232.4 132%
2019 87.5 98.3 12%
2018 24.1 89.3 271%
2017 29.3 23.6 -19%
2016 24 28.9 20%
★2:各年初から20/7/2までの伸び率
20年~ 19年~ 18年~ 17年~
132% 166% 864% 693%

四半期決算(2020予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。

(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス。ただ、2019年6月までのデータ出所はロイター)。

EPS:予想と結果

予想 6/28 1月前 2月前
Y:2021 0.2 0.15 0.15
Y:2020 -0.08 -0.23 -0.23
Q:20/9 -0.06 -0.04 -0.04
Q:20/6 -0.09 -0.13 -0.13
EPS 予想 結果
20/3 0.01 0.03 0.02 200.0
19/12 0.01 0.04 0.03 300.0
19/9 0.01 0.03 0.02 200.0
19/6 0.03 0.03 0 0.0
19/3 0.01 0.05 0.04 400.0
18/12 0.04 0.04 0 0.0
18/9 0.02 0.07 0.05 250
18/6 -0.05 0.03 0.08 -160
18/3 -0.07 -0.04 0.03 -40

売上高:予想と結果

予想 6/28 1月前 2月前
Y:2021 1890 1830 1830
Y:2020 1520 1430 1430
Q:20/9 378
Q:20/6 368 338 338
売上 予想 結果
20/3 328 365 37 11.3
19/12 312 331 19 6.1
19/9 288 295 7 2.4
19/6 267 275 8 3.0
19/3 223 233 10 4.5
18/12 184 204 20 10.8
18/9 150 169 19 12.6
18/6 130 148 17 13
18/3 116 129 13 11.4

決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

TWLO 売上高 営業CF 同マージン 純利益
14/12 89 -17 -19% -27
15/12 167 -19 -11% -39
16/12 277 10 4% -41
17/12 399 -3 -1% -64
18/12 650 8 1% -122
19/12 1134 14 1% -307

*同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上高成長率など

TWLO SG(%) EPS
14/12 78% -1.58
15/12 88% -2.19
16/12 66% -0.78
17/12 44% -0.7
18/12 63% -1.26
19/12 74% -2.36

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)

バランスシート

TWLO 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
14/12 55 24 31 56%
15/12 158 41 117 74%
16/12 413 83 329 80%
17/12 450 90 360 80%
18/12 1029 590 438 43%
19/12 5151 871 4279 83%

ROAとROEなど

TWLO ROA ROE 流動比率
14/12 -49% -87% 200%
15/12 -25% -33% 340%
16/12 -10% -12% 477%
17/12 -14% -18% 447%
18/12 -12% -28% 633%
19/12 -6% -7% 833%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合

★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合

★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

TWLO 営業CF 投資CF 財務CF
14/12 -17 -5 1
15/12 -19 -12 107
16/12 10 -35 229
17/12 -3 -227 36
18/12 8 -139 516
19/12 14 -1286 1020